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【導入事例Vol.9】隔たりのない、住みやすい街を作るために「想いで繋がる」まごころサポート
はじめに
今回お話を伺ったのは、和歌山県西牟婁郡を拠点に障がい児者相談支援事業所を運営する、花村篤司さんと奥さまのあゆみさん。まごころサポート田辺くるむ店のオーナーです。
花村さんは福祉業界25年の経験を活かし、和歌山県に2人しかいない相談支援体制整備事業のアドバイザーとして活躍されています。
今回は、花村さんがこれまで取り組まれてきた活動や、まごころサポート導入までの経緯などについてお話を伺いました。
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ただ、困っている人を助けたい。
――最近、まごころサポートでも福祉業界からのお問い合わせが増えています。普段はどのようなお仕事をなさっているのですか?
花村さん:「事業所を立ち上げたのは令和元年なのですが、この福祉の分野では25年ほど前から仕事をしています。現在は相談支援体制整備事業のアドバイザーとしても活動しています。各現場から吸い上げた課題や情報を共有し、そこから解決のための方法を探ったり、各圏域で行われる研修で講師をしたり、研修会自体を提案したり…という、包括的な活動をしているんです。」
――まごころサポート導入を決断をされた理由を教えてください。
花村さん:「私は県からの委託として障がい児者相談支援事業所を運営しつつ、自分の住んでいる地域を核とした地域づくりを目指しています。先を見据えた時に、まごころサポートに加盟することで、その拠点を作ることができるのではないかと考えたんです。これまでは障がい者支援の分野で突っ走ってきましたが、最近は『高齢者や障がい者だけではなく、誰もが安心して暮らせる地域を作っていかないかん!』と強く感じるようになったことも要因の一つです。」
想いで集まり、想いで広がっていく
――まごころサポートのどんなところに惹かれましたか?
花村さん:「他にも似たサービスはありますが、シニアとの会話専任スタッフである”コンシェルジュ”がいること。他にはない魅力だと思います。
『誰かの役に立ちたい』という想いを持って、様々な人が「コンシェルジュ」として集まり、そこからシニアや地域との繋がりが広がっていくというのがとても共感できるところでした。
まごころサポートはこれからの社会に必要な事業だと思います。これだけ少子高齢化が問題視されていながら、有効な手立てがないのが現状です。いつでも歩いていける距離にあって、どんな相談も気軽にできるような場所・人を目指しているので、まごころサポートでなら、その仕組を実現できるのではないかと思ったんですよね。」
コンシェルジュの魅力を十分に引き出し、チームで支援したい
――コンシェルジュの方々には、どんな方達がいらっしゃるのでしょうか?
あゆみさん:「現在は10名ほどの方がコンシェルジュとして活躍されています。実務責任者である私がそうだからか、内気で消極的な方も多いのですが…(笑)。リーダーシップを発揮して、率先して網戸や障子の張り替え、掃除などの練習をしましょう!と声をかけてくれるコンシェルジュの方もいらっしゃいます。2021年の4月に開業してから私たちも手探り状態だったので、本部の方やコンシェルジュさんに支えられながら二人三脚で、絆を深められているのではないかと感じています。」
花村さん:「コンシェルジュの方にもそれぞれ個性があって、その人の得意なもの、キラキラした表情で話されていることなど、その人自身が前向きになれる部分を見つけて伸ばしていくことができたらいいですよね。食事会を開いたりもしますが、無理に参加してもらわなくてもいいと思っていて。このコンシェルジュさんは個人的に面談をした方がいいなとか、この情報は発信するだけにしよう、この課題はLINEグループで共有して…と、場面によって関わり方を工夫するようになりました。
最初に比べると僕たちもうまくコミュニケーションが取れるようになり、今後のスケジュールや展望を皆さんに共有するようにしているので、コンシェルジュさんを巻き込んでいけるようになってきたかなと思います。困っている人がいる時、それを1人で支援することはできないんです。いろんな人の力や知恵を借りながら、まごころサポートの場合はシニアの方を支援していく。それぞれのいいところを拾い上げることで、より成長してもらえるように、そしていいチームとして成熟していけるように。コンシェルジュの方にとっても、『田辺くるむ店』が拠り所のような存在になれたら嬉しいですよね。」
――より良い地域作りのために、まずはコンシェルジュの方達とのチーム作りに力を入れられているのですね。お客さまへの周知は、どのような方法を取られているのですか?
花村さん:「主に口コミとポスティングですね。本部作成のカレンダーやメニュー表、チラシなどを、コンシェルジュさんと一緒にポスティングしています。田舎になればなるほど、『どこの誰がやっているのか』という、その地域で自分たちが築いてきた信頼関係が大切になります。安心してご利用いただくために、私たちの情報もしっかり掲載しています。」
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真剣に取り組むことで、新しい自分に出会えた
――まごころサポートを導入されてみて、なにか変化はありましたか?
あゆみさん:「実は、私自身が成長できたことなんです。もともとあまり積極的なタイプではないけれど、自分で目標を決めて動かなくちゃ!という熱い想いがあるだけで、私ってこんな風に喋れるんや、コミュニケーション取れるんや、と。それがまるで、新しい自分に出会ったみたいな感覚なんですね。コンシェルジュさんにも似たタイプの方がいらして、だからこそ、彼女・彼らの思いが強いことが伝わるんです。自分が率先して、ポジティブに、頑張らなあかん、プラスで行こう!と奮い立たせて毎日頑張っています。週次で開催されるオンラインの加盟店定例会に顔を出すのも前日からドキドキするくらい。でも、居心地がいいんです。できないことを、どうやったらできるかを考えてできるようにすることが楽しいし、研修も毎回勉強になって、本当にありがたいです。」
花村さん:「それぞれが『できないからダメ』じゃなく、『どうしたらできるか』を考えて取り組んでいくことで、自分自身の成長の場にもなるのが面白いですよね。自分が住んでいる地域をいかに安心して生活できる地域にしていくかが私たちの目指していくところ。障がい者とか高齢者とか関係なく、分け隔てなく住みやすい地域にしていく。それが回り回って、本業である福祉支援に還元されていくのではないかと思います。その核となるコミュニティ作りを、まごころサポートを軸足に進めていけるといいですね。」
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編集後記
インタビューを終え感想を伺うと、「自分たちの想いを振り返り再認識する機会になりました、ありがとうございました!」と感謝の言葉をかけてくださった花村ご夫婦。終始仲睦まじい様子に、きっと地域の方々もこのご家族が営む店舗であれば、安心して頼っていただけるのではないだろうかと感じたインタビューでした。
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