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【導入事例Vo.6】葛藤の中で出会った、新たなビジネスチャンス

はじめに

今回お話を伺ったのは、大阪・高槻市を拠点に新聞販売業を営む、丹生年栄(たんじょう・としひで)さん。まごころサポート高槻・たんじょう店オーナーでもあります。

丹生さんは、「地元の新聞販売店だからこそできるサービスをしたい」という思いから、まごころサポートの他にも生前整理のアドバイザーとしてなど、多方面で活躍されてきました。

今回は、まごころサポート導入の経緯や活動内容、手応えについてお話を伺っています。

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地域の生前整理セミナーで登壇する丹生さん

「人に感謝される仕事がしたい」だけなら、他にもやり方はある

――2017年にまごころサポートを始めたとお聞きしました。なぜまごころサポートに取り組もうと思ったのか、そのきっかけをお聞かせいただけますか?

丹生さん:
「私にはずっと考えていたことがありました。それは、『本業の新聞販売以外で人に感謝される仕事がしたい』ということです。もちろん、新聞販売の仕事が感謝されないというわけではありません。毎朝毎晩、地元の人に新聞を届けるという仕事に誇りを持って対応していますし、地域のお客様からもたくさん感謝の声をいただいています。ただ、この仕事は営業色の強い業務が必要不可欠です。時には強気で勧誘する必要もあり、そういった部分が性に合わなかったんですよね。それも仕事のうちだと言い聞かせながら、葛藤を抱える中で出会ったのが、まごころサポートでした。」

――まごころサポートが、そうしたくすぶりを解決できるのではないかと感じられたのですね。

丹生さん:
「そうですね。ただ、『人に感謝される仕事がしたい』という思いだけであれば、わざわざまごころサポートに加盟しなくても良いと思います。同じように『20分500円』というサポートサービスを独自に提供してもいいでしょうし。でも、それだけでは”その先”には進めないなと思ったんです。
自分たちで試行錯誤しながら事業を成長させるには、限界があると感じました。まごころサポートに加盟することで、経営者として自分自身のステップアップにもつながると思いましたし、本部や他加盟店オーナーを始めとする、コミュニティーの知恵を借りながら進んでいくために加盟を決意したんです。」

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サポート終了後の丹生さんとお客様

私の手をとり喜んでくれた思い出のエピソード

――実際にまごころサポート事業を始めて、どのような実感がありますか?

丹生さん:
「まごころサポートを開始して4年が経ちましたが、地域の全ての方に認知されているわけではないため、まだまだ伸び代があると感じています。
一方でリピーターも増えており、ご利用くださる方にはとても喜んでもらっているんです。当初は本業である新聞の購読者が中心でしたが、ここ最近は購読者以外にも依頼してくださる方の割合が増えています。
こうした“新しい出会い”もあり、自分が思い描いていた『感謝される仕事』の姿に近づいていると実感しています。」

――まごころサポートでたくさんの出会いが生まれているんですね。ちなみに、丹生さんが特に思い出に残っているお客様とのエピソードがあればお聞きしたいです。

丹生さん:
「本当に小さな事なんですけど、日曜日の朝に直接電話をいただいた方がいて、『お風呂の排水溝にたわしを落としてしまって、このままだとお風呂に入れないので来てもらえませんか。』と相談されたんです。休みなのでスタッフもおらず、自分が駆けつけて対応したんですが、その時、お客様が私の手を取って喜んでくれて。『こんな事で、日曜日なのに駆けつけてくれて本当にありがとう!』と言われました。あんなに感謝をされるなんて…。小さなことですが、忘れられない大切な思い出です。
それから過去に2回ほどあったんですが、家の前に鳥が死んでいて助けてほしいというご相談もありました。『こんなこともお願いできるの?』と恐る恐るのご相談でしたが、丁寧に対応しました。『私から地域貢献大賞に推薦するからね!』と言っていただけたりもしましたね(笑)」

※地域貢献大賞・・・全国の新聞販売店の取り組みの中から、地域貢献度が高い販売店に贈られる名誉ある賞

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新たに挑戦した「生前整理」は、まごころサポートと相性抜群だった

――まごころサポートを始めてから、新しいチャレンジにも挑戦したとお聞きしました。

丹生さん:
「そうなんです。実はまごころサポートに加盟する1年前くらい前から、生前整理アドバイザーの勉強を始めて、資格も取得していたんです。両親や今後の自分ためにと思って取り組んだことだったので、仕事になるなんて思ってもいませんでした。でも、まごころサポートを始めたことを機に、さらに上位の『生前整理診断士』の資格を取得して、本格的にサービス提供を開始したんです。生前整理というのは家の片付けだけでなく、終活全般の様々なお困りごとに繋がります。まごころサポートとの相性もバッチリで、まさに利用者層から求められる資格だと気付いたんです。」

――素晴らしいですね!生前整理の相談はどのような形で依頼が来るのでしょうか?

丹生さん:
「コロナ禍以前は、生前整理セミナーを数十人規模で開催していました。現在は感染対策をしっかりと行い、なるべく少人数で開催しています。実際、少人数の方が一人ひとりと密にコミュニケーションがとれるので、生前整理の依頼につながっている実感がありますね。まごころサポートをきっかけに、会話をする中でご依頼いただくことも多いです。」

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――順調に見える丹生さんですが、今感じている課題などはありますか?

丹生さん:
「新聞販売、生前整理、まごころサポートの3つの事業を運営していく中で、全てに共通しているのが、メインとなるお客様がシニアだということです。お客さまが入院したり、施設に入られたりすると途端に疎遠になってしまうんです。施設に入った後も、亡くなってしまった後も、変わらず何かしらのお手伝いができる体制を作りたいなと思っています。
シニアだけではなく、そのご家族とももっと繋がりながらサポートしていけると嬉しいですね。」

まずあの人に相談だ!と頼っていただける存在を目指して

――まごころサポートを通して、地域でどのような存在になりたいとお考えですか?

丹生さん:
「まごころサポートのおかげで、誰かのお役に立つだけでなく、経営者としてのステップアップにもつながりました。今はどの仕事においても、地域に感謝されながら仕事ができているのを実感しており、自分の価値も改めて感じることができています。できるかできないかは関係なく、最初に頼ってもらえる、まずあの人に聞いてみようと思ってもらえる、そんな存在になっていきたいです。」

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協力:株式会社すまいるりーど(大阪府)
事業内容:新聞販売業


編集後記

現状に満足することなく、心の中に感じていた「感謝される仕事がしたい」という自分の想いを行動に移された丹生さん。まごころサポートをきっかけに、サポートから派生した新たな事業に挑戦される姿も印象的です。
これからどのような世の中になったとしても、きっと地域で大きな役割を担っていかれるのだろうと想像できました。


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