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働きすぎて何にも興味がわかなくなったあなたへ。

先週、YouTubeでたまたま見つけた動画。
「つかれているのか よくわからないひとへ」

ヨシタケシンスケさんの絵本の発売を記念して
上白石萌歌さんが歌った、えほんM V。

何気なくクリックしたのですが
優しい言葉と歌声、可愛いイラストに癒されて
動画が終わる頃には、涙が滲んでいました。

ここ1年位は、仕事もわりと落ち着いて
常に心の声を聴けるようになりましたが

動画を見ていたら
残業ばかりで無気力になっていた
過去の私を思い出しました。

「つかれているのかよくわからないひとへ」
というタイトルにも、優しさを感じます。

必死に働いている時って
疲れているかどうかも、わからなくなるんですよね。


周りの期待に応えようとしていた私

当時の私は
昇格してチーフになったばかり。

正直、自信はなかったけれど
期待してもらえていることが嬉しくもあり
とにかく頑張らなければ・・・!と思っていました。

元々持っていた仕事の引継先も決まらない中
新しいチームのチーフとして
やったことのない仕事を覚えながら
日々の業務が滞りなく進むように
ずっと気を張っていて

通勤時間も休憩時間も、休日でさえも
ずっと仕事のことで頭がいっぱいの状態でした。

好きなものにワクワクできなくなった

毎日遅くまで残業する日が続き
家に帰ったら、何か食べて寝るだけ。

そんな日々が1年くらい続いた頃
めまいで朝起きれなくなったり
仕事中も手足の痺れを感じるように。

休日はずっと寝ているような状態で
気分転換に好きな雑貨屋やカフェに行っても
全く何も感じなくなっていました。

私は一体、何をしているのだろう…
このままではダメだ…!!

帰りの電車の中で
そう思ったことを鮮明に覚えています。

とにかく現状を変えたくて行動

役職なんていらない!
私がどう生きたいか、どう働きたいか、考えよう!

そう思って、ひたすら自分と向き合い
得意なこと・苦手なこと、
働き方の希望と手放したいことを整理。

それを上司に文書にして提出して
何度も面談をお願いしました。

幸い上司は親身になって聞いてくださり
一部のプロジェクトから外してもらったり
勤務時間の調整もして、少しずつ楽になり

時間はかかりましたが、最終的に希望どおり
私は、チーフから一般社員に戻りました。

自分で生き方を選択するために

せっかく昇格したのに、自分から降りるなんて
お給料も減るし、周りはどう思うだろう…

私の頑張りが足りないだけじゃないか…

正直、そんな思考の声は何度も聞こえてきました。

それでも、私は自分を大切にしたかった。
会社が決めたことに流されるのではなく
自分で生き方を選びたかったんです。

それが出来たのは
これまでの社会人経験の中で、自分と向き合い
ある程度、自分の得意・不得意や価値観が
わかっていたことが大きいかもしれません。

あつかったら ぬげばいい
さむかったら きればいい

おとなでいるのにつかれたら
あしのうらをじめんから はなせばいい

つかれているのか よくわからないひとへ

動画のメッセージのように
寒かったら服を着るくらい、当たり前に

疲れたら休めばいいし
子供のように公園で寝転がったり
ブランコに乗ってみてもいい。

そうして気持ちが落ち着いたら
心の声を聞いて、自分と向き合い

これからも、自分が望む生き方を
選択していきたいなと思います。

ヨシタケシンスケさんの絵本、買いました!

そんな過去の自分を振り返る機会をくれた
ヨシタケシンスケさんの絵本。

インタビュー動画もたくさん拝見したのですが
ネガティブな自分をそのまま受け入れて
独自の考えで行動されているヨシタケさんに
増々興味が湧きました!

さっそく本屋さんへ行って、色々な絵本を見てみた結果
私が購入したのは、こちら↓

最新作の「おしごとそうだんセンター」です。

今、売っているのは
クリスマス限定カバーバージョンになっていて
季節感と可愛さに惹かれたところも^^;

この絵本は
地球に不時着した宇宙人が
職業相談所にやってきたところから始まります。

相談所のスタッフと一緒に
働くことの意味を考えていくのですが

色んな架空のお仕事を紹介しながら
仕事の本質をしっかり教えてくれます!

「どんな仕事をしていくか」は、
「どうやって生きていくか」と
だいたい同じです。

「自分が何を大事にしたいか」
「自分にとってしあわせってなんなのか」を
かんがえるためにしごとがあるって
言いかたもできるかもしれません。

おしごとそうだんセンター

なんて素敵な職業相談所!!!
大人も子供も、みんなに読んでほしいな。

本屋さんに立ち寄ったら
ぜひぜひ手に取ってみてください!

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