「人と向き合うこと」は新しい自分との出会い。
私は、自分と向き合うことは好きなのですが
人と向き合うことに、抵抗感を感じることがあります。
相手にどう思われるのか
気にしながら話すことに疲れているのかな?
自分の内面と向き合うように
人と接することができたら、もっと楽になるのかな?
そんなことを考えていたら
昔、参加したセミナーの記憶が蘇りました。
目の前に現れる人は、自分を映す鏡
潜在意識について興味を持っていた10年位前に
ある方のセミナーに参加して
その時に悩んでいたことを質問した時のこと。
当時は、会社の財務部に所属していたので
社長と同じ部屋で仕事をしていたのですが
社長の行動や考え方が
私自身の価値観とかけ離れすぎていて
いつも違和感を感じていました。
仕事自体は嫌ではないし
このまま続けるか迷っていると話しました。
そして、一緒に働いていた上司が
いつも辛そうで、見ているとしんどくなる。
とても能力があって、魅力的な方なのに
それに気がついておらず、勿体ない!と。
そんなに辛いなら
「辞めたらいいのに・・・」と思っていると
何気なく口にしたところで
講師の方に
「もう自分で答えを言ってますね!」
と言われて、ハッとした私。
そう、上司の様子に投影して
私が見ていたのは、私自身の姿。
自分で自分に「辞めたらいいのに」と
語りかけていたのです。
目の前に現れる人や映し出される現実は
自分を映す鏡なんだ・・・ということを
心の底から体感した瞬間でした。
人と向き合うことは、新しい自分との出会い
この体験を思い出した時
目の前の「人と向き合うこと」は
「自分と向き合うこと」と同じなんじゃないか?
という気づきが湧いてきました!
目の前の人は、自分の中の一部。
そう思うと、どんな人も大切に思えてくる。
自分では自覚できない、今感じている気持ちを
私に教えてくれている。
私はいつも、冷静に自分を見てしまうからこそ
目の前に、感情豊かな人が現れるんじゃないか。
それは全然、怖いことではなくて
まだ私自身が気がついていない
「新しい自分」との出会いなのかもしれない。
自分が相手にどう見られているか?を気にするのではなく
相手の中に自分を見つけてみよう!
そんな風に考えてみたら
人と話すハードルが少し下がった気がしました。
今、私と相手の間にどんな世界が広がっていて
その世界に、私は何を感じているのか。
そしてそれは
私に何を教えてくれているんだろう?
そう問いかけて、人と向き合ったら
自分でも気がついていない
新しい自分が見えてくるのかも!