やめられないミレービスケット。
いったん手にしたが最後。
なかなかやめることができないお菓子というものがありますが
私にとってそれはミレーのビスケットです。
ただいま絶賛doハマり中。
ミレーのビスケットは
ビスケットの甘さと油で揚げた香ばしさ、そして塩加減が絶妙で
1枚が2枚、2枚が3枚、3枚が4枚……と
永遠に食べ続けてしまいそうになります。
スーパーでお菓子を買おうとして
久しぶりにミレービスケットでも買おうかなーなんて思って棚から取るとき
「ああ、これでしばらく買い続けることになるな」
という覚悟とともにカゴの中に放り込みます。
ミレービスケットをポリポリ食べてると
いつも思い出すひとコマがあります。
父が亡くなって、四十九日も終わり
一人暮らしになった母の元へ帰省した時のこと。
近県に住む姪が遊びに来て
母と姪、私の三人でお茶を飲みながらおしゃべりして過ごしました。
そのときにお徳用の赤い蓋のボトルに入ったミレービスケットを
「これ、美味しいなぁ」
「うん。とまらんな(笑)」
などと笑い合って食べました。
女三人、他愛のないことを喋りながら流れるゆったりとした時間。
なんかこう、政治のことや世界情勢のことや
けんけんがくがく話すことも大事だけど
こんなビスケットをつまみながらおしゃべりするような
なんてことない穏やかな時間がやっぱり幸せだなぁと思います。
東京の施設に入ってしまって
母とはこんな時間が持てなくなったので、余計にそう感じます。
日常の、あまりにも当たり前すぎることほど
失うと淋しいものです。