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最近(発見したずいぶん昔)の一枚。

先日の3連休を利用して実家に帰省しました。

長いこと開かずの扉になっていた戸棚を開けて整理していたら
今は60、70代になっている親戚のおじさんらの婚礼写真(つまり古い+豪華な台紙付きの)に混じって
こんな古い写真の束が出てきました。


まんまネガフィルム


こういうのを『ベタ焼き』というんだそうです。
ネガフィルムは白黒が反転して写りが分かりにくいので
写真に引きのばす前にネガを印画紙に焼き付けて
インデックスとして使うのだとか。


カメラや8ミリが趣味だった亡き父の撮ったものです。
そうとう古い写真で
今の家に建て替える前の古い家の様子や
小学生の兄や姉、40歳ぐらいの父と母が写っています。
これ、大きく引きのばせないかなぁ……と思いました。


大阪に戻って、商店街のカメラ屋さんにこのベタ焼きを持って飛び込みました。
「整理してたら、こんなのが出てきたんですけど……」
「ああ、〇〇〇〇(たぶんベタ焼きと言った)ですね」
「これ、大きく引きのばせますか?」
「画質がちょっと粗くなりますけど、出来ますよ」
「粗くなってもいいです!お願いしますー!」


で。
まずは試しに一枚がこちら↓。

ベロを出してるクロと姉

やー。
ぜんぜん粗くないです。
クロの出したベロまで判ります。
アルミサッシじゃない木枠の引き戸が良いですね。


ということで、ほかにも何枚か引きのばしてもらいました。

父とお出かけ兄と姉(@どこかの神社)

父に連れられてどこかにお出かけした様子。
神社をお参りしています。
カメラ目線の姉が可愛いですな。


父と姉(撮影:兄)

上の写真の続き。
どこかの展望台?うしろに海が見えます。
どこにお出かけしたんだろう?


家族団欒(撮影:兄)

姉と私はカメラを向けられると手で目を覆ってふざけています。
父に逆さにされてキャッキャしてる私は、靴下片っぽ履いてません。
このおおらかさ。


今はデジカメやスマートフォンで撮って
その画像はデータとしてPCやスマートフォンの中に保存されるわけですが
それはそれでコンパクトに保存できるというメリットもあるけれど
フィルムで撮った写真は
その一枚一枚が大事大事の一枚だったような気がします。
なんだか時代に逆行しますが
写真として「ブツ」「現物」が手元にあるのは
何度も見返すたびに、しみじみ良いもんだなぁと思いました。



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