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自分の状態の高め方
仕事で思うように行かないことや他人との比較、家族とのやりとりで起きるストレスなどで、自分の状態が落ちているなって思うこと、ありますよね。まさにここ数日はそんな感じで、今朝はだいぶ落ちていました。
そんなときにふと思い出す詩が、茨城のり子さんの「自分の感受性くらい」。以前、金融機関のトップ営業マンと数カ月にわたって仕事をする機会があり、その方から教えてもらいました。それから15年近く、時折触れるようにしている詩がこちら。
「自分の感受性くらい」
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
詳細は以前のクローズアップ現代の記事で紹介されていますが、この詩の言葉は戦時中に書き溜めていたものが元になっているとのこと。その背景を知るとより、背筋が伸びる思いです。
それでも上がらない時がある
だからといってこの詩をみても、メンタルの状態が上がらない時があります。そんな時は、「寝てみる」ことで時間を置くことや、「酒を飲む」ことでごまかすこともしたりします。
それでも今回はなかなか落ちていて、人と比較して自分を卑下してしまう気持ちをもったりしました。
今回自分の力になったもの
そんなメンタリティでいましたが、ふと過去に自分がとてつもなく良い状態のときに書いたことを読み直しました。自分が乗り越えてきたことや、自分を誇れること、自分が素直にどう生きたいかという想い・・・・。そんなメッセージを読んでいると、何かうずめいていたものが解消されていく気持ちになりました。
ちゃんと記録に残すって大切ですね。この文章も将来の自分や、誰かの力になれたらうれしいです。ちゃんちゃん。