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『成瀬は天下を取りにいく』に続く、宮島未奈さん最新作『婚活マエストロ』が発売です😳
こんにちは!
三笠書房の5年生編集者です!📚
以前、宮島未奈(みやじま・みな)さんの『成瀬は天下を取りにいく』にどっぷりハマって、ついにはイラストレーターのざしきわらしさんの個展まで足を運んでしまった私ですが、新たに朗報です!
その宮島さんの新作、『婚活マエストロ』が文藝春秋さんから登場しました😳
発売されたばかりで、私もまだ読めていないのですが、カバーを見るだけでもユニークなキャラクターに期待が膨らみます✨
新たな魅力を発見できる予感にワクワクです!
◆『婚活マエストロ』の誕生秘話
さらに、宮島さんが『婚活マエストロ』の制作秘話を語っている記事も発見😳 なんと、今回の婚活テーマも編集者のアイデアから生まれたのだとか!
最初に婚活というテーマを提案された時、編集者さんが周囲の婚活事情を話してくれました。“アプリで相手を見つけた”とか“内縁関係がどう”とか聞いて、住んでいる世界が違うと感じました(笑)。私はずっと滋賀に住んでいて、周りにそんな話がなかったので、地方の婚活パーティーというアイデアが浮かびました。
この話から、小説家だけでなく編集者にも、ストーリーの発想やアイデアを引き出す力が求められるのだと実感しました。
編集者は著者に寄り添い、時には新しい視点を提供するパートナーのような存在なんですね☺️
◆編集者も創作の一部? 見城徹氏の名言
宮島さんの話を読んで、ふと私が敬愛する編集者・見城徹(けんじょう・とおる)氏の言葉を思い出しました。
見城氏の著書『編集者という病』(太田出版さん)には、編集者が原稿にどれだけの情熱を注ぐかが描かれています。
原稿をもらうと、居ずまいを正して朱を入れていくんですよ。「こういうセリフを言う人は、こういうセックスはしません」「赤く染めたカーリーヘアの女が一服するときに吸うタバコは、セブンスターじゃなくてハイライトじゃないでしょうか」「ウエイトレスのTシャツがまくれて見えたのが『臍』だけでは、彼女の人生が見えてこないので、『縦長の臍』としてください」とか、そんなふうに。原稿用紙が真っ赤になるぐらい、やっていく。
居ずまいを正して朱を入れていく──この姿勢には、本当にリスペクトが感じられますよね。
見城氏のような編集者のこだわりは、作品に命を吹き込む力になるのだと感じます。
◆おわりに
でもね、ハイライトかセブンスターか? どっちが正解なんてないですよ。その場の判断というのは、やっぱり自分の生きてきた過程、プロセスでしかなくて、自分の全人生をかけて、セブンスターではなくハイライトなんだと、指摘しなければいけない。独善的なものではあるけど、そこからしか火花は散らないし、作品も良くなってはいかないんだよね。
私もビジネス書の編集者として、著者にとっての良き伴走者でありたいと改めて思います。
アイデアを提供し、方向性を共に探ることで、著者の創造力を引き出すことができれば、もっと素晴らしい作品を世に出せると感じました💪✨
↑『婚活マエストロ』の誕生秘話、関心ありましたら是非読んでみてください〜🙌
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(編集部 中西航大)