写真や映像で使いたい構図集
「カメラを買ったけどどうやって撮ったら良いかわからない」という場合はとりあえず構図を学んで、その構図に倣って撮影すると良い感じの写真ができる。
という事で今回は構図に関するメモを書いてみる。
三分割構図
3分の1の法則とも呼ぶが、水平垂直方向を三分割した時にその3分の1の箇所にメインとなる被写体を配置する構図だ。上の写真ではサグラダファミリア を右3分の1の場所に配置している。
これは古代ギリシア時代に発見された黄金比に由来している。
日の丸構図
日の丸の旗になぞらえて、被写体や伝えたいものをど真ん中に配置する構図を日の丸構図という。
できるだけ無駄は排除してストレートに被写体を伝え写真に静的な印象を与えるため、被写体が写真の良し悪しを大きく左右する。
シンメトリー構図
美男美女は顔が左右対称だというが、我々は左右対称のものを美しいと感じるようだ。左右対称で設計された建物などは正面から撮影することによってその安定感や神秘的な美を強調することになる。
水平線構図
水平線を意識して左右への広がりを表現する。自然風景や景色を撮影するときの基本で安定感や落ち着きを表現できる。躍動感には欠けるが空と陸などの対比関係を表すことができる。
対角線構図
被写体を対角線に置くことによって動きやスピードを表現することができる。見る人の視線を対角線上に誘導することができるため遠近感を表現する場合にも使えるのだ。
三角構図
モナリザが三角構図なのは有名だが、山のようなどっしりした三角形の構図は見る人に安心感や安定感を与える。特に建物の場合は建物の天辺を頂点として地面を底辺とすることで三角形を作りやすい。
放射構図
画面内の一点から複数の方向へと放射状に伸びていくような構図。広がりや開放感、奥行きを強調するために使ったり動きやスピード感を伝える上でも使える構図だ。
また一点に視線を集中させたりする効果もあったりする。
対比構図
建物と人、大きな鳥と小さな鳥など色や形、大きさや動きなどを対比させる構図。何かと比べることでそこにストーリー性やメッセージ性、ドラマ性などを加えることができる。
フレーム構図
額に入れた絵や窓枠の風景は印象深くなる「額縁効果」というものがある。門やちょっとした穴などを通して撮影する事で「額縁構図」とか「トンネル構図」と呼ばれる構図を作れる。
フレームが前景(近景)や前ボケとなってくれて自然と被写体に視線が移るようになるのだ。
順光か逆光か
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