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海外に滞在する際の判断基準を考えよう

筆者は色々と海外に行ったことがありますが、そのうちスペインに10ヶ月滞在したときはワーホリビザを使いました。
31歳になるまではワーホリビザが取得できると言うことで、どこへ行くかの判断基準を考えてみます。

今回の記事を読むことで、「海外行ってみたいけどどこにしようか悩む」「自分も20代だからワーホリの参考にしたい」「海外で働くにはどうすれば?」などを考えている人の参考になればと思います。

目的は何か

まずそこへ行く目的ややりたいことを考えることで、そこを軸にして行動をすることができるようになったり、行く前の準備自体も変わってきます。

「海外で仕事をしたい」「語学を身につけたい」「お金を稼ぎたい」「結婚相手を見つけたい」「文化や経験を積みたい」など様々な理由があるでしょう。

目的が「海外で仕事をしたい」と言う人は行く前から職場でコミュニケーションスキルを上げる必要があるかもしれませんし、「語学を身につけたい」であれば勉強に集中できるように今のうちからお金を貯めることや日本人が少ない場所を選ぶなどできるかもしれません。

個人的にやりたいこととしては、創作活動をしていると言うことからできれば「海外で創作活動に役立つ仕事をしたい」というのと「文化や経験を積みたい」と言う目的になります。
そうするととりあえずはビジネス英語などを身につけたり、あとは映画やコンテンツを色々と英語で語れるようになろうかと考えていたりします。

自分探しとか言いますが、「自分は探すものではない、作るものだ」的なことをバーナードショーか誰かが言ってましたので、何かしら目的を持つことをお勧めしますよ。

滞在場所を考える

目的が決まったところで続いては滞在先などを決めていくのですが、その判断材料として大きい要素の一つが金銭面でしょう。
もちろん何も考えず現地に行って出たとこ勝負も筆者もやったことはあるのですが、目的に必要のない行動や不測の事態の起きる可能性も増えていきます。

例えばですが、筆者の場合は映画を作ったり脚本を書くのですが、「フランスは映画が有名だからフランスに行く」とは言ってもフランス語もできないのでそこで仕事が手に入るとは思えないでしょう。
仮に行くとしたら通訳を雇う必要もりフランスの物価から考えて月に20〜30万円の資金が必要になります。

一方、映画が盛んな地はフランス以外にもニュージーランドやカナダなど多数ありますし、映像会社のある場所で言えば英語圏にもかなり候補地は広がります。

そうした際に続いては収支のバランスを考えてみます。
収支とはつまり、収入 − 支出です。

まず支出から考えます。

海外では円安の影響から日本円を使うとどうしても物価が高くなる場合が多いです。
例えばフランスの友人に聞いたところ「郊外でルームシェアをすれば安くて家賃は700-800ユーロ」と言ってましたが、日本円にすると12万円ほどです。(1ユーロ = 158円 / 2023年7月)
仕事の多い都心で一人暮らしとなればその倍はかかるでしょう。

そうした際にその金額を賄える分の貯金があるか、もしくはその分稼ぐことができるかを考えていきましょう。
物価が高いところだと収入も必然的に高くなってきます。

そのため収入の見込める仕事を探せるかや、仕事を続けられる要因(語学力、専門知識、コネなど)があるかを考えてみましょう。

単に一度海外に住む経験をしたいと言うのであれば、筆者がスペインを選んだように、滞在費の安さと治安の良さから探すのも良いかもしれませんね。

語学力を高める

目的に応じて必要になる語学力が違ってきます。
現地で基本的な語学勉強をしながら生活をするとはいえ、日常会話や現地でのビザの滞在申請で役所に行く時などは基本的な語学力が必要です。

一方で、これは筆者の個人的な意見ですが、語学ができない時の方がいろんな人が教えてくれるために声をかけてくれるので、そこはメリットとデメリットを考えた上で勉強を進めていきましょう。

ちなみに高野秀行さん曰く、自分の興味のある分野から語学を学ぶ方が手っ取り早いそうなので、例えば映像関係で仕事をしたいと考えているのであればそう言う業界の人のYouTubeなどを見ながら学んでみると良いですね。

ちなみに筆者も映像業界で働きたい人のための英会話の例文を作ったので参考にしてみてください。

心の豊かさで考える

海外で滞在する際にはその場所が自分に合っているかどうかで幸せ度合いや心の豊かさも変わってきます。
自然が好きなのに都会で暮らしたり、インドア派なのにアウトドア派のルームメイトやホストマザーがいたり、ごはん派なのにパンかパスタしかなかったりする生活が積み重なるとどこかで心がしんどくなります。

もちろん海外なので日本の常識とは違う点は多くあるのですが、その中でも自分にとって何がストレスになり、何が幸せになる要素かの目星をある程度決めておくと後々辛い思いをしなくても良いかもしれませんね。

個人的にはそこまで人と積極的に関わることが好きではないので、程よい距離感で暇な時は散歩とかもできそうな治安の良い自然のあるところが良さそうかなと考えています。

まとめ

正直、ワーホリや海外旅行は誰と会うかやイベントのタイミングなどの運の要素がかなり多いので実際は予定通りにいかないことも多いでしょう。
とはいえ、「ここは押さえておきたいよね」と言う部分を決めておくと大失敗をすることも少ないのではないかと思います。

時間は有限なので何かがなければそれを補うように人は動きます。
語学を現地で勉強する必要がなければ語学学校に行く時間を人と会う時間にしたり、嫌な人間と会う時間を減らせば生涯の友人と過ごす時間を増やせたり、何が必要で何が不必要かを考えるのも一つの手でしょう。

是非とも参考になれば幸いです。





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Yoshiyuki_Murakami
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