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目標は楽しい実験の始まり

新年の抱負は半年もすれば大半の人は忘れてるそうです。

筆者もすぐに目標などは忘れるタイプなので「新たに目標を立てる」よりも「すでに決まった事をどうやるか」を考える方が難易度が低いと思っています。

例えば「5Kg痩せる」は新たに目標を立てる行為なので続け辛いですが、仕事へ行く事が決まっているのであれば「健康のために職場まで歩いて行く」と考えます。

そうした場合は「歩く」という事がハードルが高いため、「万歩計ゲーム」や「位置情報ゲーム」を使うことで歩くことを楽しいことに変える方法を考えます。(ちなみに筆者は「aruku&」というゲームをやってますが。)

すると楽しんでたらいつの間にか5Kgくらい痩せているかもしれません。

そんな考え方をしていると目標に向かうまでのプロセス自体が楽しいのかなと思っていたりします。

ということで目標や辿り着く先をAfterとし、それまでのプロセスをBeforeとしたときに今年やっていくことを書いてみたいと思います。

●2022年にやりたい事

ありがたい事に映画関連の仕事をいただきました。

という事で筆者としての目標・やりたい事というのは「映画表現をする事」であり、日本の文化の一つでもあるアニメが好きな筆者としては「もっと実写映像でアニメの手法を取り入れられないかな」と思っていたのでワクワクしています。

しかし今現在その能力はまだまだ足りない状態です。

ではその能力を楽しく身につけるには何をすればいいのかを考えてみます。

・VLOGを定期投稿してみる

シーンで流れを伝えることを学びたいためコンテや構成を決めた短編作品を作ることが良い練習になると考えています。ネタ切れにならずに楽しそうにできるのといえばVLOGを思いつきました。

ひとまず映画に関する本でも買って色んな要素を盛り込んでいこうと考えてます。

・生活費を稼ぐ

映画の仕事でもらえる以上の金額を先行投資として機材やソフトに使ってしまいました。つまりこれから1年以上はタダ働きみたいなものなので小銭を稼ぐべくYouTubeやUdemyなどで動画配信をしようと思ってます。

そこでまずは配信予定のロードマップを作ってみました。

ロードマップ

ちなみに家賃3万円の筆者の生活費は月5万円あれば楽しく暮らせるため、この配信ペースであればきっと大丈夫でしょう。撮り溜めします。

・制作の実験を行う

映画制作は実際の撮影よりも絵コンテやプレビズを作る事が何よりも重要です。

そこであらゆる撮影や編集に関する実験を行なって「やりたい表現」と「できる表現」をある程度明らかにしていきます。

正直、試してみたい事がいっぱいありすぎて「やりたい事リスト」みたいなのが増えまくってしまうのですが、時間は有限なので「できる表現」も明らかにする必要がありそうです。

その実験の内容なども記録として残しておければ後に筆者のように小規模で映画を作る人間の役に立つかもしれません。

●今の状態

筆者は映画とかアニメが好きだという軽い気持ちで海外の動画を見ながら映像に関する学習をしていました。

学習した内容を他の人に教えれば定着するということで動画投稿もしてたらチャンネル登録は8万人を超え、本も2冊出版できたり、ハリウッドのRed GiantのVFXの企画でも最優秀賞を取ったり、Adobeのコミュニティファンドからお仕事を頂いたりしました。

21、2歳に動画を作り始めてから現在までずっと寝そべって作業してるだけなんですけどね。

変わりない楽しき毎日を送っていた矢先に2022年はそれなりに変化が来るということでちょっとワクワクしていたりします。

●なぜやりたいのだろう?

コロナ禍からずっとゴロゴロしながらNetflixとかゲームとかを楽しんでいた人間なのですが、なぜ機材に数百万円かけてまで1年以上拘束される仕事をやりたいのでしょうか。

自己的な理由利他的な理由変な理由があります。

自己的な理由は目標へ向かうことで自分の能力が底上げされ、結果としてもっと面白い視点を持てたりお仕事をいただけるのではないかというものです。

これは投資的な考えかもしれませんね。

利他的な理由は目標へ向かうまでを記録としてシェアすることで同じ失敗をしなくて済む人が出たり、一つの参考例として役立つのではないかという考えです。

加えてチュートリアルなどでテクニックを共有しようと考えているため自分だけでなく視聴者も成長できるのではと考えてたりします。

最後に変な理由ですが、「少しでも山を大きくする」というのがあります。

筆者は「日本はなぜ実写映画の人気がないのか?」と考えた時に「山とアンテナが小さいから」だと考えてます。

これまでの時代では「紙とペンがあればイラストが描ける」という理由で漫画やアニメに関わるクリエイターの母数が大きかったと思います。その結果、その業界で人気になって世界に発信できるクリエイターも育っていく....と。

業界のクリエイターの数を山、トップに立って発信する人たちをアンテナと捉えた時、漫画やアニメなどのイラスト関連は山が大きいからアンテナの数も増えます。

一方で今の時代はスマホが普及したことで「映像」の山が大きくなりつつあるのではないかと思っており、もっと気軽に映画を作る人が増えればもしかすると日本から世界に通用する実写映画作品を生み出すクリエイターが出てくるのでは....と10%くらいは思っています。

そしたらちょっと見てみたいですよね。

アンテナになるクリエイターは希少ですが、せめて山を大きくする事には誰もが貢献できるのではないか...と思っていたりします。

●さいごに

マーティン・スコセッシ監督は「映画とは、フレーム内に何を映し、何を映さないかである」とどこかで言ったそうです。

... なんとなく最後は名言的なもので終わらせるといい感じになる気がしたので書いてみましたが特に意味はありません。

正直、目標が達成しようが達成しまいがどうでも良いんですよね。

目標に盲目になりすぎて幸福度が下がる方が損だと思っているので、今回は「目標」に辿り着くまでに「どう楽しむか」というテーマで書いてみました。

どうせ先の目標なんて忘れてしまうので、「どう”今”を楽しみ先に繋げるか」を考えてみるのはいかがでしょうか?


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