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初めて本を執筆してみて感じたこと

4月某日、とある一通のメールが届きました。

その内容は「書籍の執筆をしてみませんか。」との旨でした。

正直最初は「めんどくせ〜」と思ったのですが、「どうやって本てできるんだろう?」と興味を持ったのでチャレンジしてみることにしたわけです。

結論、超めんどくさかった。

ということで今回は本を執筆した流れと収入やら色々と書いてみたいと思います。

流れがわかればもしかするとこれを読んでる人も電子書籍とかで個人で出版できるかもしれませんよ。

アイデアリストがやって来る

まず本はAfter Effectsという映像編集ソフトの使い方というかアイデア集です。

編集さんから「こんな内容を作ってください」とリストが送られてきて、基本的には言われるがまま作っていきます。

とはいえ段々、「自分の作りたいものも入れたいぜ」とワガママヒーロー"わがまマン"が登場して自分の作りたいものを入れるようになりました。

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↑ワガママヒーロー”わがまマン”の勝手なイメージ

せっかく編集さんが送ってくれたリストがほぼ無駄です。

編集さん、すみません。

制作ペースを伝える

実は当初2、3人で1冊の本を仕上げるという予定でしたが途中で一人ですることになりました。

「記事だったら1日に2、3本は書けますよ〜」と言ったりと「俺、仕上げるの速いんですアピール」をしたからかもしれませんね。

半分ハッタリです。

そしたら「今回は1人で出版するのはどうでしょう?」みたいに言われてしまいます。

「2ヶ月もあれば100本くらい書いて修正もやりまっせー」

と言ってしまいます。

やった事もない執筆なのに何故か強気です。

文章でまとめるの苦手と気づく

編集の方から見本を送ってもらい「こんな感じで文章と画像でまとめてね」とのことだったので早速、pagesに文章とスクショした画像を貼り付けながらまとめていきます。

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↑こんな感じで編集画面のスクショと文章、それから番号と写真に赤い文字と番号で説明をしていきます。

編集さんからは「1項目あたり2ページにまとめてください」と指定がありましたが、これが超絶ストレスフルだったので途中からページ数とか一切考えずに書き出しました。

シンプルな内容だと2ページにもならないので色々と追加したり、3ページとかになるとどこを削るか考えたりと面倒です。

その結果、編集さんの方で8ページ増やしてくださりました。

本当、わがままやってしまい申し訳ないです。

ゲーム要素を加えてモチベーション維持

100本もアイデアを考えると今何本作っているのかわからなくなりますし、正直1人で黙々とやっていると気が滅入ってきます。

そこでTwitterで「100本チャレンジ」ということで作例だけを投稿し始めました。

分数が目標の100で、分子が今の制作本数を示しているためゲーム性があって面白いものです。

ちなみに途中からTwitterに投稿するの忘れてて結果的に103本も記事を書いてしまったので何のために投稿してたんでしょうね。。。

とはいえなんとか記事を書き終わります。

しかしお分かりの通り、映像の本を書くということは同時に映像も作るということなので単に記事を書くよりも面倒です。

編集と修正作業

ということで2ヶ月くらいかけてなんとか記事を書き終わるわけですが、ここから修正地獄が始まります。

編集さんから「ここの言い回しが分かりにくいです。」などの指摘が来るのはもちろんのこと、自分でも記事を読み返しながら「ここ間違ってた。」と言う内容を一つ一つ確認していきます。

「あれ?こっちの方が良くないか?」と思ってかなり大きく修正をしてしまうと編集さんから「すでに原稿として仕上げてるので大きな修正はやめてください!」と言われてしまいました。

本を購入してくださった方に言うのは申し訳ないですが、、、

「もっと上手くできた!もっといいものが作れた!」

と言う気持ちが大きいですね。

その辺はYouTubeとか解説動画でもっと伝えていこうかなーと思っていたりしますが。

チュートリアル動画を作る

さて、これで記事を一通り書いて終了!

ってことでもいいのですが個人的には本を買ってくれた人に得をして欲しいわけです。

と言うことで本の内容をチュートリアル動画として100本作っていきます。

やり方は原稿を読み上げてその音声に合わせて画面収録したものを合わせていくだけです。

個人的には「書面と別バージョンもあればお得なのでは?」と思い作ってたのですが、編集さんから「書面と違うと読者が混乱する」と言うことで再びやり直しが発生するんですけどね。

ちなみにこの時点で既に執筆の依頼が来てから4ヶ月が経過しており、この記事を書いている9月6日の時点でまだ特典を作り終えていません。

著作権関連が超面倒臭い

もう一つ修正が必要なものとして著作権関連があります。

例えば作中では「オーディオスペクトラム」と言う音楽や音に反応して映像を動かす手法を記載したのですが、音楽関連は念の為と言うことで作例として載せることができません。

音声が含まれているものや権利を所有していない画像などは読者に準備してもらう前提で修正が入るのですがこれが厄介です。

と言うことで音楽が関係する内容の場合は一気にそこで修正していきました。

プロジェクトファイルを準備する

もう一つ特典としてAfter Effectsプロジェクトファイル(AEP)を準備したのですが、せっかくなので別バージョンと2種類のファイルをテンプレートとして使えるように準備しました。

特典を増やせば修正も増えるため、5ヶ月が経とうとしている今の段階でもこのプロジェクトファイルの修正に時間を要しています。

では、5ヶ月もかかって作った書籍ですが収入の方はどのくらいになるのかみていきたいと思います。

執筆でどのくらい儲かるの?

まず本を出すことの良いところは損をしないところです。

初期投資も必要ないですし、出して売れれば収入が入ります。

本を書くことで名刺とかその分野の専門家として認知されるかも知れません。

しかしどれくらい儲かるのでしょうか?

本の収益は発行した冊数に値段と印税を掛け合わせた金額になります。

今回は3000部初版だったのと3000円という値段、印税が6%なので54万円です。

5ヶ月かかったので月収に換算すると10万円+α って感じです。

...どうなんでしょう??

技術本なのでそこまで売れる気もしませんが、とりあえず振り込まれる予定の54万円は来年予定している撮影の費用に回そうと思います。増刷されれば多少は増えるかもしれません。

また教育関係や児童養護施設など「子供達に映像を学んでもらうきっかけを与えたい!」と言う人たちがいれば寄贈しますのでお声がけくださればと思います。

9月20日 追記

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なんとAmazonのデジタルエンターテインメント部門で1位になってました。購入してくださった方には感謝してます!

いつも応援ありがとうございます! すごく嬉しいのでお気軽にリアクションしていただければと思いますm(_ _)m