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キレイな空

お夕飯を作りに自分の部屋からリビングに移動したところで、息子が「外見てきんちゃい」と一言。キッチン横の扉から見えた西の空に広がってた淡い赤い帯。なんか切ないような赤だよねぇ。

以前にもキレイな空は数多く見てきたし思い出の中にくっきり残る景色もある。だけど時間が経つと思い出はその時の自分の気持ちや状況に応じて勝手に美化されたり劣化したりするようで、何となく「リアルなもの」として心に描き出すのは難しい。目の前に今広がる景色がやっぱり一番リアルにキレイなのかもしれない。今という瞬間に宿るリアリティの勝利。

相当に過去を振り返りがちな私ではあるけど、そんなことを思ったりしたお夕飯準備に取り掛かる午後7時前くらい、でした。

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