感情を味わう

この前載せたnoteにもあるように

私の兄が結婚することになり、

私は

怒り

寂しさ

悲しみ

そのどれも混ぜ合わせたような

それでいてどれも当てはまらないような

複雑な感情を味わった。

おそらく人生において初めての感情だったと思う。

正直、その感情を感じている時間は

とてつもなく苦痛だった

ただただ苦しかった。

けれども兄と電話をして自分の気持ちも落ち着いてきた時、

久しぶりに出会ったことのない感情に出会ったものだなぁと感慨深くなった。

小学校で、面白い友達に出会った時のワクワクする感情。

中学校で、女の子特有の友達の作り方に戸惑った感情。

高校で、初めて付き合った時のあのなんとも言えない高揚感。

今まで色々な感情に出会い、

そしてその度に一生懸命考えてきたことを思い出した。

いつだって周りの人が、そんな自分にとって新しい感情をもたらしていたことにも気がついた。

その時は嫌だなぁ。

こんな感情知りたくもなかったなぁ

と思うが、

時間が経ってみると

あの時自分がその感情を味わえたから

今の自分の考え方や価値観があるんだと思うと、

その感情との出会い・その時考えを巡らせたことに意味があるのだと思えて嬉しかった。

今まで感情をもたらしてくれた人たちにも感謝だ。

社会人になって

年齢を重ねて

なかなかプラスな感情に出会うことは少ないかもしれないけれど、

それでも

新しい感情と出会い

それを十分に味わうこと

これはとても自分にとって

大切なことなのではないかと思った。

この先まだまだ自分の知らない

道の感情に出会うことだろう。

その一つひとつを

しっかりと味わって

過ごしていきたいと思う。