冷たい空気を吸い込んで、自分に拍手を

2022年10月28日　7時4分。
朝の空気が日毎にぴーんと張っていくのを
感じる10月の終わり。
吸い込む空気が冷たいと、気持ちがほっとします。
あのくそ暑い夏がちゃんと終わってくれたことが
理由の一つなのは間違いないのだけど、
「そろそろオフモードに向かいましょう」
という気持ちが冷たい空気と一緒に胸に満たされていく感覚があるのもこの季節。
環境の変化に追われた春
無我夢中で汗をかいた夏
自分の至らなさに泣いた秋
ざわざわしたり、ふわふわしたり
萎んだり、ふくらんだり
忙しなく動き続けた心が
ようやく落ち着く感覚がこの季節には
あります。
「まあ、いろいろあったけど、
今年も一年よく生き延びてきたな。」
わたしに拍手。ついでにビール。
みんなも送ろう。
自分に拍手を。美味しい飲み物を。

わたしたちはいつも
自信がないふりをして
自分にたくさん期待している。

期待してるから
できなかったときの
ガッカリ感もそりゃ大きくなる。

落ち込んだり
自己肯定感が低くなるのは
自分に期待しているから。

できない自分を
そのまんま受け入れるのって
結構ハード。

でもそれでも。
今年一年、
よく生き延びてきました。
泣きたい時に笑って
怒りたい時に笑って
世の中をどうにかやってきた。
まずはそのことを
ほめたたえようぞ。

縄文時代なら30過ぎたらとっくに死んでても
おかしくないんだよ。
平均寿命30歳くらい。
こんなに長く生きて仕事して家事して育児して
すごすぎるよ。みんな
偉すぎるよ、みんな。

そんくらいのメンタルで
朝の空気吸って自分をほめたたえて
来年も生きていこう。