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12月19日週【中途採用市場動向】

企業動向

転職サービス「doda」、「平均年収ランキング2022」を発表 正社員の平均年収は前年と変わらず403万円、回復の兆しはまだ見えず

「プログラミング言語に関する調査(2022年版)」の結果を発表。平均年収が高い言語、転職で企業ニーズが高い言語など

【HR総研】「ウェルビーイングと健康経営」に関する調査結果を公開

●ウェルビーイングの認知度、大企業で8割近く、中小企業では4割
重視度はパーパス浸透企業で7割、パーパス浸透との関係性に注目
●ウェルビーイングの実施、大企業で8割
●ウェルビーイングの経営戦略等での位置付け、3割未満にとどまる
推進の目的は「社員のモチベーション・エンゲージメント向上」が7割近く
●取組み施策に「多様な働き方の推進」「健康経営の推進」が半数
ウェルビーイング推進の社員浸透度は4分の1、「(あまり)浸透していない」は4割
●ウェルビーイング推進に関する課題に「効果の可視化」が圧倒的
●ウェルビーイング推進の効果に「社員のエンゲージメント・モチベーション向上」が過半数
●ウェルビーイングの推進情報、「効果の状況」の情報公開に消極的か
●定量評価が進まない現状、効果の可視化を困難に
ウェルビーイングの推進意向は大企業で過半数、中堅・中小企業では「取り組む予定はない」が3割

人事のデジタル化に関する実態調査を実施(デジタルHRサーベイ2022)

デジタルHRの取り組み状況として、「人事業務の自動化」、「人事のデータ活用」、「タレントマネジメントシステムの活用」の3テーマすべてを実施している企業が約2割ある。前回調査に比べて約3倍に増加していることから、日本企業のデジタルHRは大きく進展していることが見受けられる。一方で、デジタルHRのいずれのテーマも実施していない企業が約3割ある。

「人事業務の自動化」について、前回調査では自動化している企業が半数に満たなかったものの、今回調査では回答企業の半数以上で自動化されている。また、直近3年間の業績が5%以上成長している企業では、「人事業務の自動化を実施しておらず、自動化に関する検討の予定もない企業」はほとんどない。

「人事業務におけるデータ活用」について、前回調査では「検討の予定もない」と約1割の企業が回答していたものの、今回の調査では「検討の予定もない」と回答している企業はなくなった。また、直近3年間の業績が10%以上成長している企業では、人事業務においてデータ活用を実施していない企業はほとんどない。

「タレントマネジメントシステムの導入」について、「導入済み」と回答している企業が約4割あり、前回の調査よりも約2倍に増加している。また、直近3年間の業績が10%以上成長している企業では、ほとんどの企業がタレントマネジメントシステムを導入している。

人事課題について、前回調査と比べて「計画的な人材育成」に顕著な増加が認められる。また、今回調査で新設した人事課題の選択肢の中では、「人事戦略の策定」および「人的資本情報の測定・開示」が既存項目と比しても多く回答されており、これらは企業が抱える新たな人事課題のテーマとなっていることが見受けられる。

【企業の中途採用実態を調査!】半数以上が採用人数目標を達成できず、「人事部の人手不足」を実感

外部へ支払う中途採用費用、一人当たり「500万円以上」が21.0%で最多
「Q1.あなたのお勤め先の1人あたりの外部に支払う中途採用費用はどのくらいですか。」(n=100)と質問したところ、「80万円未満」が17.1%、「500万円以上」が21.0%という回答となりました。

人事部署内の中途採用担当の人数、「10名以上」が39.0%で最多
「Q2.あなたのお勤め先の人事部署内の中途採用担当の人数を教えてください。」(n=100)と質問したところ、「10名以上」が39.0%、「7~9名以下」が13.0%という回答となりました。

約7割が「転職の求人サイト」「自社ホームページ」を利用
「Q3.お勤め先で中途採用に利用している手法を教えてください。(複数回答)」(n=100)と質問したところ、「転職の求人サイト」が66.0%、「自社ホームページ」が65.0%、「人材紹介」が57.0%という回答となりました。

「中途採用」に関して、約半数が採用人数目標「未達」
「Q4.「中途採用」に関して、採用人数目標は達成できていますか。」(n=100)と質問したところ、「目標に対して未達成」が33.0%、「目標に対して大幅に未達成」が13.0%という回答となりました。

89%が「今後、中途採用により注力する」意向あり
「Q5.今後、中途採用により注力していく意向はありますか。」(n=100)と質問したところ、「非常に注力していく」が63.0%、「やや注力していく」が26.0%という回答となりました。

67.1%が中途採用担当者の人数不足を実感
「Q6.あなたのお勤め先の中途採用担当者の人数は不足していると思いますか。」(n=100)と質問したところ、「非常にそう思う」が35.1%、「ややそう思う」が32.0%という回答となりました。

中途採用業務における課題、「採用した人が定着しない」が46.0%で最多
「Q7.現状の中途採用業務における課題について、当てはまること全てを教えてください。(複数回答)」(n=100)と質問したところ、「採用した人が定着しない」が46.0%、「母集団形成がうまくいっていない」が44.0%、「面接時の見極めがうまくできない」が42.0%という回答となりました。

採用業務課題に対する解決策、「社外の力を活用(アウトソーシング)」が56.3%で最多
「Q9.現状の採用業務における課題に対する解決策について、当てはまること全てを教えてください。(複数回答)」(n=87)と質問したところ、「社外の力を活用(アウトソーシング)」が56.3%、「採用業務の人数を増やす(正社員)」が47.1%、「自社の魅力を定期的に発信する」が44.8%という回答となりました。

求職者動向

「成長実感を得ることは重要」と約8割は考えているものの、うち半数は得られていない 成長実感を得られているかは、キャリアやスキル獲得に向けた“行動”との関係が深い

成長実感についての考え
「成長実感を得ることは重要だと思う」と考えている人は、約8割。
成長実感を得られている人と得ていない人は、両極化している。

成長実感と「勤務先」との関係について
「勤務先の満足度が高い」人は、成長実感を得ている割合が高い
成長実感を得ることは重要と思っている人のうち、成長実感を得ている人は、勤務先の各項目の中で、特に、「成長機会」「将来のキャリアの見通し」「上司」「学習機会」の4項目で成長実感を得ていない人よりも満足度が高い。

成長実感と「キャリアに対する考え」との関係について
成長実感を得ている人は、「自分なりのキャリアビジョンを持っている」「自分の専門性について定期的に棚卸しをしている」「自分の市場価値を知っている」と回答している割合が、成長実感を得ていない人よりもが高い

成長実感と「スキル・知識」との関係について
成長実感を得ている人は、「勤務先以外でも通用するスキルや知識習得を身に付けている」と回答している割合が、成長実感を得ていない人よりも高い。

成長実感と「社会人基礎力・学び」との関係について
成長実感を得ている人は、社会人基礎力の12項目のうち、「主体性」や「実行力」があると回答している割合が高い。
成長実感を得ている人は、何かしらの「学び」を実践している割合が高い。

Eightユーザーの「キャリアトレンド2022」を発表

  • 異業種、異職種への転職の割合が半数以上となり、越境転職がトレンドに

  • 年代を問わず新しい領域にチャレンジするユーザーが多い傾向に

  • 転職先として多かった業種は「IT」で、職種では「営業」

  • 越境転職の割合が多い業種は「金融」で、「コンサルティング」からの流入が最も多い

  • 越境転職の割合が多い職種は「営業」で、「営業企画」からの流入が最も多い

ミドル・シニア(50歳以上)の転職動向

越境転職が増加傾向
ミドル・シニアの業種×職種の転職決定数の推移をみると、業種、職種のいずれかを変えた越境転職が増加傾向にあることが分かります。特に、「異業種×同職種」の転職決定数の増加が顕著であり、2017年度の決定数を1とすると、2021年度では約8倍となっています。企業側の背景には、戦略が多角化する中、「異業種人材を採用したい」というニーズがあり、転職者側の背景としては、「自身の専門性を活かして興味のある分野や業種にチャレンジしたい」という傾向があると考えられます。


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