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12月12日週【中途採用市場動向】

企業動向

doda転職求人倍率2022年11月は2.23倍(前月差+0.11ポイント)

・求人倍率
2022年11月の転職求人倍率は、前月から+0.11ポイントの2.23倍となりました。求人数は前月比102.3%、前年同月比144.6%となりました。転職希望者数は前月比97.4%、前年同月比114.0%でした。
・求人増加率
求人数は、業種別では12業種(「その他」は除外)のすべてで前月から増加しました。最も増加率が大きかったのは「コンサルティング」(前月比105.1%)、次いで「人材サービス」(前月比104.9%)でした。職種別でも11職種(「その他」は除外)のすべてで前月から増加し、増加率が最も大きかったのは「事務・アシスタント」(前月比104.8%)、次いで「エンジニア(機械・電気)」「専門職(コンサル・金融)」(前月比104.1%)となりました。

業種別平均年収ランキング 1229万円でトップなのは? 日経転職版 大卒年収調査2022(中)

求職者動向

No Company、SNSデータから見る「Z世代の注目企業2022」を発表

【概要】
新型コロナウイルス(以下、コロナ)の影響は続いているものの、2020年や2021年と比べるとオンラインでの就職活動や採用活動、リモートワークに関する制度や方針を語る企業が減りつつあるようです。採用活動や働き方をオフライン形式に戻す企業が増えている中で、コロナ以前に多かった「社員個人のキャリア」や「社員が日々取り組んでいる業務内容」などの情報が再びZ世代に注目されています。特にエンゲージメント量が高かった記事としては、新卒社員やインターン生が先輩社員や経営陣に自社の企業文化や魅力についてインタビューする形式のものが多く見られました。

また、マネーフォワード、メルカリ、サイバーエージェント、サイボウズ、アマゾン、グーグルの6社は、4年連続で上位200社以内に選出されました。
※連続選出年数を7年から4年に修正しました。(12月12日15時)

【解説】
①Z世代が共感しやすい“働く社員の個人の想い”
2021年12月頃にSNS上で話題になったのは、サイボウズの20代の若手社員が企業の経営層を相手に「協業」の交渉をするなど、裁量の大きな仕事に取り組む様子を紹介したインタビュー記事でした。また、2022年5月頃には、フォースタートアップスで活躍する若手社員の入社理由を紹介した記事が高いエンゲージメントを獲得しました。社員個人のストーリーやキャリアにフォーカスした記事は、従来からエンゲージメントを獲得しやすい傾向にあります。これは、Z世代の若手が具体的にその会社で働くイメージを持ちやすいためと考えられます。

②Web3・メタバースなどの新しい技術、新しいサービスへの注目
2022年3月には、メタバースジャパンの会社設立に関する記事が注目を集めました。また、2021年11月には、バーチャルプラットフォーム事業などを行うカバー社の事業戦略やミッションに関する記事が大きく話題となりました。Web 3.0やメタバースなど、Z世代が自身の生活のなかで身近に感じる最新技術やサービスに注目していることが分かります。新しい産業を牽引するような企業への就職に関心が高いことが考えられます。

③企業のカルチャーを反映した“ユニークな制度“への注目
2022年2月には、YouTubeなどでコンテンツを展開するドズルが発表した、3か月に1回5000円まで社員の食事代をサポートする制度(ドズル社イーツ)が話題となりました。エンターテインメント企業としての遊び心とコロナ禍で社員の家族にも喜ばれるサービスにしたいという思いに共感の声が寄せられました。また、法人向け支出管理SaaSなどを提供するLayerXでは、大学生正社員へのインタビュー記事に注目が集まりました。働き方が多様化していく中で、自分の価値観にあった選択ができる企業に就職したいと考える学生が増えていると考えられます。

No Companyでは、今後ともSNSから読み解く求職者のインサイトデータをもとに企業の採用広報、採用活動をご支援して参ります。

<即戦力人材にアンケート>8割が、日本経済の成長に「大学発ベンチャーの活性化が重要」と回答「大学発ベンチャーの仕事に興味がある」が7割

■日本の社会(経済)の成長に、「大学発ベンチャーの活性化が重要」と、83.4%が回答
日本の社会(経済)の成長に「大学発ベンチャーの活性化が重要」だと回答したビジネスパーソンは83.4%となり、多くのビジネスパーソンが大学発ベンチャーに期待を寄せていることがわかりました。

大学発ベンチャーの仕事に興味があるビジネスパーソンは約7割。その魅力は「民間企業では得られない経験やスキルが得られる(48.7%)」が最多
大学発ベンチャーの仕事に興味があると回答した人は69.3%にのぼりました。大学発ベンチャーに感じる魅力としては、「民間企業では得られない経験やスキルが得られる(48.7%)」が最多となり、「日本のスタートアップ創出における課題解決に関われる(39.8%)」「研究機関(大学)による研究成果を基にしている(38.3%)」が続く結果となりました。

希望する勤務形態は「副業・兼業」が最多。今後のキャリア選択の可能性を模索するニーズも
勤務形態については、「副業・兼業」を希望するビジネスパーソンが最も多く(45.8%)、その理由として「転職せずに、新しい挑戦ができるため(67.7%)」「今後のキャリアにおける、選択肢としての可能性を探るため(61.0%)」があがりました。

【調査レポート】キャリア満足度・将来のキャリアへの期待感に関する調査

【仕事価値観とキャリア満足度の関係】
仕事に対する価値観として、「生活のために働く」「自分のスキルアップのために働く」「人・社会の役に立ち、人として成長するために働く」の3つの価値観を定義し、キャリア満足度に影響しているかを各年代ごとに調べました。その結果、今回の調査ではすべての年代において「人・社会の役に立ち、人として成長するために働く」という価値観がキャリア満足度にプラスに影響していることがわかりました。

【仕事価値観とキャリア期待値の関係】
キャリア満足度同様、キャリアへの期待(キャリア期待値)についても、「生活のために働く」「自分のスキルアップのために働く」「人・社会の役に立ち、人として成長するために働く」の3つの仕事価値観の影響を各年代ごとに調べました。その結果、キャリア期待値においてはどの年代においても「自分のスキルアップのために働く」「人・社会の役に立ち、人として成長するために働く」ことがプラスに影響することがわかりました。40代、50代以上の世代では「生活のために働く」価値観が将来へのキャリア期待値にはマイナスに影響する結果となりました。

【キャリア満足度と仕事への注力度の関係】
「仕事に一生懸命取り組みたい」ことが「自分の現時点でのキャリアに満足している」ことに影響するかを調べた結果、仕事に一生懸命取り組むことを肯定的にとらえた人ほどキャリア満足度が高いことが明らかになりました。

【キャリア期待値と仕事への注力度の関係】
「仕事に一生懸命取り組みたい」ことが「これからのキャリアに期待が持てる」ことに影響するかを調べたところ、キャリア満足度同様に仕事に注力することがキャリア期待値にプラスに影響することがわかりました。

【会社の風土とキャリア満足度の関係】
≪現在の会社の風土と現在のキャリア満足度≫
現在の風土が、「きついが働きがいがある」風土、いわゆる「若手ホワイト企業」だと答えた人のうち、キャリアに満足している割合が40.6%だったのに対し、いわゆる「ゆるブラック企業」である「働きやすいが、働きがいがない」風土では17.5%と半分以下となりました。また、働きがい高群(若手ホワイト企業、ホワイト企業)と働きがい低群(ゆるブラック企業、ブラック企業)でキャリア満足度を比べると働きがいが高い方がキャリア満足度が優位に高い結果となりました。働きやすさで比較すると、高群(ホワイト企業、ゆるブラック企業)の方が低群(若手ホワイト企業、ブラック企業)よりもキャリア満足度が高い結果になりましたが、働きがいに比べると小さな差となりました。

≪社会人1年目の会社の風土とキャリア満足度≫
社会人1年目の会社の風土も、現在のキャリア満足度と関係することも明らかになりました。社会人1年目の会社の風土が「働きやすいが、はたらきがいがない」ゆるブラックな風土だった人の現在のキャリア満足度は、社会人1年目の会社の風土がいわゆる「ブラック」な「きつくて、働きがいもない」風土だと答えた人よりも若干低い結果となりました。社会人1年目の会社風土においての働きがい高群(若手ホワイト企業、ホワイト企業)と働きがい低群(ゆるブラック企業、ブラック企業)で現在のキャリア満足度を比べると、働きがい高群のキャリア満足度が優位に高い結果となりました。一方、社会人1年目の会社の働きやすさでの比較では有意差なしという結果になりました。

【会社の風土とキャリア期待値の関係】
≪現在の会社の風土と将来へのキャリア期待値≫
現在の会社の風土と将来へのキャリア期待値との関係性では、働きやすく働きがいもある「ホワイト企業」の風土、きついが働きがいがある「若手ホワイト」の風土、働きやすいが働きがいがない「ゆるブラック企業」の風土、きつくて働きがいもない「ブラック企業」の風土の順に期待感が高い結果となりました。働きがい高群(若手ホワイト企業、ホワイト企業)と働きがい低群(ゆるブラック企業、ブラック企業)でキャリア満足度を比べると働きがいが高い方がキャリア期待値が優位に高い結果となり、働きがいの高低差がキャリアへの期待感に影響していることがわかりました。一方、現在の会社の風土の働きやすさの高低で比べたところ、将来へのキャリア期待値には有意な差は見られませんでした。

≪社会人1年目の会社の風土と将来へのキャリア期待値≫
社会人1年目の会社の風土は、将来のキャリアへの期待値に関係することが明らかになりました。キャリアへの期待が最も低かったのは、社会人1年目の会社が、働きやすいが働きがいがない「ゆるブラック企業」の風土の12.6%で、社会人1年目の会社が「ブラック企業」の風土の14.8%よりも、低い結果となりました。社会人1年目の風土の働きがいと働きやすさの観点から将来へのキャリア期待値の差をそれぞれ比較したところ、社会人1年目の会社の風土の働きがい高群(若手ホワイト企業、ホワイト企業)は、働きがい低群(ゆるブラック企業、ブラック企業)に比べて優位に期待感が高いことがわかりました。一方、社会人1年目の会社の働きやすさでの比較では、キャリア期待値に有意差はありませんでした。

転職サイト等の診断ツール利用者1,000人を調査  転職活動の自己分析に特化したメディア「自己分析まにあ」が 最新の調査結果を公開(2022年11月15日~11月29日)

1. 7割以上の人が転職活動で診断ツールを使った方が良いと思っている
2. 診断ツールの利用用途は向いてる仕事と強みを知りたい方が5割以上
3. リクナビNEXTやdodaなど有名サイトの診断が人気
4. 今後受けてみたいと思う診断はポケモン自己分析に加えて年収や適職がわかる診断

新卒で入社した企業で働きたい年数は「定年まで」が最多。次いで「3年以上5年未満」。「長く働いて貢献したい」の声とともに、「キャリアアップのためには転職も1つの手段」の声が上がる/新社会人アンケート

(1)新卒で入社した企業で働きたい年数は「定年まで」が最多。次いで「3年以上5年未満」が続く
(2)社会人として働くなかで「管理職になりたい」と回答した学生が半数を超える
(3)新卒で入社した企業で目指したい役職は「主任・係長」が33.3%で最多。次いで「部長」25.6%が続く


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