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1月16日週【中途採用市場動向】
企業動向
2022年の職種別「平均残業時間」を調査 ひと月の平均残業時間は22.2時間で、前回より1.4時間増
■2022年の平均残業時間は1カ月22.2時間で、前回より1.4時間増
・2022年は緊急事態宣言の発出がなく、リモートワークを縮小させる企業もあったことが要因の1つ
■残業時間が少ない職種ランキングでは事務/アシスタント系が最多で、TOP10内に6職種がランクイン
・事務/アシスタント系はこれまで同様、全体的に残業が少ない傾向に
・TOP20には、業務のオンライン化が進んだ「広報/PR/IR」(-8時間・20位)と「学術/メディカルサイエンスリエゾン」(-7.3時間・7位)が新たにランクイン
■残業時間が最も多いのは「プロデューサー/ディレクター/プランナー」と「ビジネスコンサルタント」
・コロナ禍で、業務のデジタル化を進める企業が急増し、「プロデューサー/ディレクター/プランナー」と「ビジネスコンサルタント」の平均残業時間は37.1時間に
・前回調査より最も増えたのは、コロナ禍でWebサービスが乱立する中、新たな価値創出が求められるようになった「商品企画/サービス企画」で+12時間
■最も残業時間が多い年代×職種は「30代×クリエイティブ」
・さまざまなサービスのWeb化が進んでいること、実店舗からEC店舗へ移行する企業が増加していることなどによるWebサイト制作の需要の高まりを受け、平均残業時間は32.5時間に
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3社に1社が「テレワークにより入社1年目の社員の活躍に影響がある」と回答。「どのように指導すれば伝わりやすいかを上司も把握しにくくなっている」の声/人事担当者アンケート
(1)3社に1社が「テレワークにより、入社1年目の社員の活躍に影響がある」と回答
(2)テレワークで、入社1年目の社員の活躍に生じた影響は「上司や先輩との人間関係が築けていない」が最多
(3)若手社員がテレワークをする際に課題になる点は「モチベーションの状態をつかみにくい」が最多
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人材不足の深刻化で企業は従業員の離職・定着を懸念 昇給:企業と会社員の期待値にギャップ 人材紹介会社ロバート・ウォルターズ、首都圏・関西圏の給与・採用動向を発表
66%の会社員が、1年以内に転職を検討していると回答しました。また、そのうちの約半数はすでに新しい転職先を見据え転職活動を始めていることが分かりました。一方、回答企業の76%が、従業員の離職・定着率が懸念事項であると認識しています。
では実際に企業は従業員の定着へ向け、どのような取り組みをしているのでしょうか?企業が従業員の定着率向上対策として行っている施策内容は、1位「ハイブリッド・ワーク制導入」(63%)、2位「トレーニングやスキルアップ支援向上」(62%)、3位「ダイバーシティ&インクルージョンへの取り組み」(44%)でした。
企業は高齢化社会による人材不足の中、離職者数が増えることは企業の存続問題にも関わることから、従業員の定着へ向けた取り組みをさらに強化していく必要があると言えそうです。
【昇給】企業回答と会社員の期待値にギャップ
昇給に対して、企業回答と会社員の期待値に乖離があることが分かりました。調査対象企業のうち、74%が今年中に従業員に対して昇給を行うと回答したのに対し、昇給が期待できると回答した会社員は44%にとどまりました。これは、ポスト・パンデミックの時代に突入しても、従業員が「COVID-19の企業への影響を考慮する」(従業員に「昇給交渉をしない理由」を尋ねたところ19%でトップ)のに対し、現実には、企業が経済状況の改善とともに昇給できる状態にあると考えていることの表れと思われます。また、「昇給よりも雇用の安定性をより重要視しているため」(16%)、「昇給交渉のやり方がわからない」(15%)など、昇給への期待が低い理由も挙げられており、企業と従業員間で、給与に関する期待値に齟齬を生まないようコミュニケーションの改善が必要であることが明らかになりました。
【インフレ】物価上昇に対する昇給・ボーナスアップ
2022年12月に総務省が1981年以降で最も高い消費者物価指数の上昇率を示すデータを発表したことから、会社員は、物価上昇が給与に及ぼす影響を懸念しています。しかし、74%の会社員は、企業側が物価上昇を昇給やボーナスに反映させるとは考えていないようです。これとは対照的に、企業に逆の質問をしたところ、企業の85%が、給与交渉の際に物価の上昇は影響してくると考えています。
【LinkedIn独自調査】2023年版 人気急上昇中の仕事トップ10を発表
「Jobs On the Rise」ランキング トップ10
1位 法人営業担当
2位 総務管理担当
3位 インサイドセールス
4位 ソリューションエンジニア
5位 調達スペシャリスト
6位 パートナーシップマネージャー
7位 カスタマーサクセス
8位 顧客サポートスペシャリスト
9位 投資スペシャリスト
10位 テクニカルアカウントマネージャー
● ランキングに見受けられる傾向
各業界のトップクラスの企業が採用活動を展開するLinkedIn上の求人データからは、事業環境や産業構造の変化を垣間見ることができます。
今回の調査でランク入りした10の職種は、いずれもこの5年間で急速に需要が伸長しました。それらの結果から2023年の日本におけるトレンドは(1)SaaS関連の職種にニーズが集中(2)顧客コミュニケーションに関わる仕事の重要性が高まる(3)企業の要となるバックオフィス部門のニーズの高まり、の3点が挙げられます。
(1)SaaS関連の職種にニーズが集中
ソフトウエアをクラウド経由で提供するSaaSが引き続き日本で拡大を続けています。3位のインサイドセールス、7位のカスタマーサクセス、5位のテクニカルアカウントマネージャーなど、SaaS関連の職種にニーズが集まっています。
(2)顧客コミュニケーションに関わる仕事の重要性が高まる
新型コロナウイルス禍が落ち着きを見せ、対面での顧客ミーティングなどが再開されつつある今、高いコミュニケーションスキルを持つ職種が重要になりつつあります。1位の法人営業担当、8位の顧客サポートスペシャリストなどが代表例です。
(3)企業の要となるバックオフィス部門のニーズの高まり
2位の総務管理担当、5位の調達スペシャリスト、6位のパートナーシップマネージャー、9位の投資スペシャリストなど、経営の黒子的な職種への需要が根強くあります。
コロナ禍は収束しつつある一方で景気の不透明感が漂い、多くの企業が守りを固め始めています。米国では昨年、大手ネット企業の人員整理が注目を集めましたが、その一方で貪欲に人材採用に動く企業も増えており、人材の流動性は引き続き高水準を維持しそうです。
【HR総研】「若手人材の離職防止」に関する調査結果を公開
●若手人材の離職の課題、「採用・育成コスト」「次世代リーダーの育成」
●離職率5%を越えると課題感を意識する傾向
●離職リスクはカジュアルな会話の内容をヒントに
●社内コミュニケーションの活性化が離職防止のカギか
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doda転職求人倍率2022年12月は2.54倍(前月差+0.31ポイント)
・転職求人倍率
2022年12月の転職求人倍率は、前月から+0.31ポイントの2.54倍となりました。求人数は前月比103.0%、前年同月比141.8%となりました。転職希望者数は前月比90.3%、前年同月比115.9%でした。
・求人増加率
求人数は、業種別では12業種(「その他」は除外)のすべてで前月から増加しました。最も増加率が大きかったのは「コンサルティング」(前月比112.0%)、次いで「レジャー・外食」(前月比106.4%)でした。職種別でも11職種(「その他」は除外)のすべてで前月から増加し、増加率が最も大きかったのは「クリエイター」(前月比105.8%)、次いで「販売・サービス」(前月比105.5%)となりました。
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求職者動向
Job総研による『2023年 働く環境の実態調査』を実施 ブラックな労働環境からの脱出 経験者の7割は転職で改善
・全体の52.8%が「ブラック企業に務めた経験あり」を回答 内容は「長時間勤務」が68.9%で最多
・「ブラックな環境が原因で転職した経験あり」47.8%に対して「転職で環境が改善された」が69.8%
・「ゆるすぎる企業に務めた経験あり」34.2%中、「ゆるすぎる環境が原因で転職をした」は48.9%
・ブラックな環境を連装させる職種は「営業職」が最多回答で43.7%
・ホワイトな環境を連装させる職種は「事務・アススタント」が最多回答で31.7%
これまでのキャリアでブラック企業と感じる企業に務めた経験有無を聞くと、52.8%が「経験あり」と回答し、「経験なし」は47.2%でした。経験ありと回答した360人にブラックだと感じた内容を聞くと、「長時間労働」が68.9%で最多回答になり、次いで「ハラスメントがある」が48.3%、「根性論が飛び交っている」が43.3%で上位3つの回答結果になりました。最も少ない回答だったのは16.9%の「飲み会への参加強要」でした。
OpenWork「Z世代&ミレニアル世代の転職活動に関する意識調査」
・2022年の転職者数は2021年と比べ、増加傾向となった。
・転職活動をしている人は、転職活動をしていない人と比べ、「希望条件実現」か「年収アップ」のどちらかを選んでいる傾向が強い。
「転職活動をしている・した」人と、「転職検討中だが、何もしていない」人では、転職における年収の考え方の傾向が分かれました。
「転職活動をしている・した」人は、「希望条件が叶えば現年収から下がっても良い」「希望条件が叶わなくても年収が上がる事が優先」が比較的高く、「転職検討中だが、何もしていない」人は「すべての条件が叶わなければ転職はしたくない」という回答が比較的高い結果となりました。
実際に転職活動をしていく中で、自分自身が大切にしたい価値観が顕在化されやすいと言えそうです。
・転職活動をしている人は、年収ダウンよりも転職後の会社の社風や人間関係について不安を持っている。
・転職活動している人が転職サービスに求める機能は、「ブラック企業が載っていない」や「社員クチコミなど企業の実態が分かる情報」など、求人票からは読み取りづらい情報提供。
「実際に転職活動している・した」人が、転職サービスを選ぶ時に重視する項目は、「自分の条件にあった提案をしてくれるかどうか」に属する項目がトップ5の多くを占める結果となりました。
「サービスの知名度」よりも、「クチコミなど第三者からの情報が得られる」という項目が上位に来ていることも、転職後の不安解消やリスクヘッジという観点から重視されていることも分かります。
多くの求人票を掲載するだけではなく、転職サイトとしての「介在価値」の提供を求められていることが明らかに
転職活動をしている人に転職サービスに特に求める機能を聞いたところ、「ブラック企業など良くない求人が載っていないこと」が1位となりました。求職者は求人票に書かれている内容よりも、入社前には分かりづらい企業の実態に関する不安を解消してくれるような機能やサービスを求めていることがうかがえます。
多くの求人が掲載されていることは求職者にとって選択肢が広がるというメリットがある一方、求人票だけでは判断しづらく、実際は求職者にとって「避けたい求人」に出会うリスクも高まるため、転職サービス側で選別をするといった「介在価値」を求めているようです。
「マイナビ 2022年卒入社半年後調査~コロナ禍2年目での就活を乗り越えた新入社員たちの現在地とは~」を発表
22年卒入社の新入社員の生活を漢字一文字で表すと「忙」
入社半年後の勤務先の満足度について、最も高い「満足度5」を選択した割合は30.8%。就活時の入社予定先満足度より20.3pt減少
勤務先満足度の減少に強く影響したのは「将来のキャリア展望」と「経営者の印象」
満足度が高い新入社員の職場は、「将来のキャリアプラン実現のための環境」が整っている
勤務先満足度が高い人は、勤務先の社長に対して好印象をもつ項目が多い
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【WHI調査レポート】「研修や学びが仕事やキャリアに活かされている」と感じているのは約4割 企業への愛着や誇りが高いほど、社内の研修・学びへの満足度が高い結果に
1. お勤めの企業の学びの支援に満足していると回答したのは45.8%。
2. 企業の研修や学びが仕事やキャリアに活かされていると回答したのは38.6%。
3. 「会社の一員であることを誇りに思いますか」で「強く思う」「思う」と回答し、企業への愛着や誇りを持っている(=エンゲージメントが高い)従業員は、社内の研修や学びを仕事やキャリアに活かしているという実感が強く、企業の学びへの支援に対して満足度も高かった。
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『エン転職』1万人アンケート(2023年1月)「デジタル給与」実態調査
★ 半数以上がデジタル給与について「知らない」と回答。
★ デジタル給与を利用したい方は約2割。利便性を評価する声がある一方、デジタル決済対応店舗数の地域差や通信障害時の懸念も。
【Wantedlyでインターンを決めた学生・入社を決めた会社員に調査】約5割がWantedly上で「発信している情報量」が多い企業に入社
Wantedlyの活用理由として、学生の半数以上が「企業の雰囲気がわかりやすいから」と回答し最多となった一方で、会社員は「気軽に企業とコンタクトが取れるから」が最多に
「Q1.あなたが、Wantedlyを活用した理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、学生(n=106)は「企業の雰囲気がわかりやすいから」が50.9%、「スタートアップやベンチャー企業の求人掲載が多いから」が34.0%、「友達に勧められたから」が28.3%、会社員(n=107)は「気軽に企業とコンタクトが取れるから」が53.3%、「企業の雰囲気がわかりやすいから」が42.1%、「仕事内容ややりがいがわかりやすいから」が38.3%という回答となりました。
学生・会社員の4割以上が「就職・転職活動初期」からWantedlyに登録
「Q2.Wantedlyの登録時期を教えてください。」と質問したところ、学生(n=106)は「就職・転職活動初期(就職・転職をやや意識し始め、情報取集の時期)」が40.7%、「就職・転職活動中期(エントリーを出し始めた時期)」が29.2%、会社員(n=107)は「就職・転職活動初期(就職・転職をやや意識し始め、情報取集の時期)」が41.2%、「就職・転職活動中期(エントリーを出し始めた時期)」が43.0%という回答となりました。
Wantedlyの「話を聞きに行きたい」を押した企業は学生、社会人ともに「発信している情報量が多い」が最多
「Q3.あなたがWantedlyを活用する中で「話を聞きに行きたい」を押した企業の特徴について、当てはまるものを全て教えてください。(複数回答)」と質問したところ、学生(n=106)は「発信している情報量が多い」が41.5%、「社員の特徴や企業文化を詳細に発信している」が37.7%、「企業からの連絡・接触回数が多い」が35.8%、会社員(n=107)は「発信している情報量が多い」が58.9%、「企業からの連絡・接触回数が多い」が41.1%、「社員の特徴や企業文化を詳細に発信している」が40.2%という回答となりました。
学生の約4割が「発信量」が多い企業の他に、「社内や働き方の様子がわかる企業」に入社。一方で、会社員の約半数は「情報量」のみならず「社員の特徴や企業文化の詳細な発信」を行う企業に入社
「Q4.あなたが、Wantedlyを活用してインターン・入社を決めた企業の特徴について、当てはまるものを全て教えてください。(複数回答)」と質問したところ、学生(n=106)は「発信している情報量が多い」が43.4%、「「ストーリー」で社内の様子や働き方がわかる」が32.1%、「発信しているビジョンや想いが共感できる」が30.2%、会社員(n=107)は「発信している情報量が多い」が47.7%、「社員の特徴や企業文化を詳細に発信している」が47.7%、「発信しているビジョンや想いが共感できる」が42.1%という回答となりました。
Wantedlyの活用理由として、学生の半数以上が「企業の雰囲気がわかりやすいから」と回答し最多となった一方で、会社員は「気軽に企業とコンタクトが取れるから」が最多に
「Q1.あなたが、Wantedlyを活用した理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、学生(n=106)は「企業の雰囲気がわかりやすいから」が50.9%、「スタートアップやベンチャー企業の求人掲載が多いから」が34.0%、「友達に勧められたから」が28.3%、会社員(n=107)は「気軽に企業とコンタクトが取れるから」が53.3%、「企業の雰囲気がわかりやすいから」が42.1%、「仕事内容ややりがいがわかりやすいから」が38.3%という回答となりました。
学生・会社員の4割以上が「就職・転職活動初期」からWantedlyに登録
「Q2.Wantedlyの登録時期を教えてください。」と質問したところ、学生(n=106)は「就職・転職活動初期(就職・転職をやや意識し始め、情報取集の時期)」が40.7%、「就職・転職活動中期(エントリーを出し始めた時期)」が29.2%、会社員(n=107)は「就職・転職活動初期(就職・転職をやや意識し始め、情報取集の時期)」が41.2%、「就職・転職活動中期(エントリーを出し始めた時期)」が43.0%という回答となりました。
Wantedlyの「話を聞きに行きたい」を押した企業は学生、社会人ともに「発信している情報量が多い」が最多
「Q3.あなたがWantedlyを活用する中で「話を聞きに行きたい」を押した企業の特徴について、当てはまるものを全て教えてください。(複数回答)」と質問したところ、学生(n=106)は「発信している情報量が多い」が41.5%、「社員の特徴や企業文化を詳細に発信している」が37.7%、「企業からの連絡・接触回数が多い」が35.8%、会社員(n=107)は「発信している情報量が多い」が58.9%、「企業からの連絡・接触回数が多い」が41.1%、「社員の特徴や企業文化を詳細に発信している」が40.2%という回答となりました。
学生の約4割が「発信量」が多い企業の他に、「社内や働き方の様子がわかる企業」に入社。一方で、会社員の約半数は「情報量」のみならず「社員の特徴や企業文化の詳細な発信」を行う企業に入社
「Q4.あなたが、Wantedlyを活用してインターン・入社を決めた企業の特徴について、当てはまるものを全て教えてください。(複数回答)」と質問したところ、学生(n=106)は「発信している情報量が多い」が43.4%、「「ストーリー」で社内の様子や働き方がわかる」が32.1%、「発信しているビジョンや想いが共感できる」が30.2%、会社員(n=107)は「発信している情報量が多い」が47.7%、「社員の特徴や企業文化を詳細に発信している」が47.7%、「発信しているビジョンや想いが共感できる」が42.1%という回答となりました。
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