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10月10日週【中途採用市場動向】
求職者動向
転職コンサルタント160 人に聞いた 「女性管理職採用の実態」調査
「女性管理職採用が増えている」と回答したコンサルタントは半数以上。背景には、能力を重視する企業の増加やダイバーシティ・マネジメントへの意識。
「転職時に管理職を希望する女性が増えている」と回答したコンサルタントは41%。希望理由のトップは「報酬を上げたい」「仕事の領域を広げたい」。
入社後に活躍している印象が7割を超える一方、人間関係で苦労するケースも。
女性管理職の採用を積極的に行なう企業は「外資系企業」。業種では「IT・インターネット」が多い傾向に。
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IT人材の離職理由、トップは「キャリアアップの機会の欠如」
全体の回答者82%が「求職中」または「機会があれば転職を検討」
直近(2021年6月から2022年5月)で仕事を退職した割合は全体平均で46%、日本は40%
積極的に仕事を探しているという回答はシンガポールが最も高く(50%)、次いで日本(41%)
全体で退職理由のトップは「キャリアアップやスキルアップ・研修の機会の欠如」
ITエンジニアが最も閲覧した求人は? 3位はセールスフォース、2位はアクセンチュア 1位は? OpenWork調べ
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難しい仕事への挑戦、全年次共通で約4割が「成長の機会と感じる」。しかし難しすぎは「不安」、大きなプレッシャーは「不満・離職意向」を引き出す
「仕事の判断を任されることがある」のは2年目が最も高く約5割が実感。年次が上がるにつれて低下傾向
全年次が難しい仕事と感じるのは「スキルアップへの挑戦」。2年目は「上層部とのやり取り」、3年目は「影響範囲の大きい業務」、4年目は「リーダーシップの発揮」においても難しさを実感
難しい仕事と感じる場面は「成長の機会」「期待に応えよう」と全年次がポジティブに捉える
仕事の判断を任される状況、どの年次でも成長の機会や期待に応えようといった気持ちに繋がるが、その次には不安の感情が存在
自分の能力を超えた難しすぎる仕事は、ポジティブな感情よりも不安が勝り始める
2年目の4割が精神的に追い詰められたことありと回答。各年次共通して、1位は「プレッシャーが大きいとき」
精神的に追い詰められた状況は不満や離職意向に繋がる
HRtech関連
【人材の悩みをもっと早くもっと簡単に】副業人材マッチングサービス「WorkAnyPRO(ワークエニープロ)」をリリース
「WorkAnyPRO」は、「人材の悩みをもっと早くもっと簡単に」するため人材で悩んでいる企業様と仕事を探している副業人材・フリーランスの方の双方にサポートを行い、採用までの所要時間の短縮、ミスマッチの軽減を実現することでご利用の皆様への満足度の高いサポートを提供するエージェント型マッチングサービスです。
企業様にはご自身のビジネスにマッチした料金スタイルを選んでいただき、弊社エージェントが求人票の作成代行からハイスキルパートナーとの面談までを設定、人材採用後もサポートやアンケートを実施し、企業様へのフィードバックを行います。
副業人材・フリーランスの皆様には登録時に弊社エージェントと面談をしていただき、スキル・経験等の諸条件をお伺いし求人掲載している企業様との高精度なマッチングを費用なしで行います。
「WorkAnyPRO」で取り扱う職種は、主要なIT系職種をはじめとしてコーポレート職やコンサルタント職など企業様のニーズに沿って幅広く網羅しています。今後も企業様のニーズと就労意欲の高い人材の出会いを促し、サービスの充実に努めてまいります。
企業様向け:https://pro-client.workany.jp/
副業人材・フリーランスの皆様向け:https://pro-partner.workany.jp/
【2022年9月リリース】12のHRTechサービス・プロダクト
HR University
人と組織について網羅的・体系的に学べるキャリア研修サービス
人事担当者だけでなく、全社員対象の網羅的学習コンテンツ
手軽に学習できる動画コンテンツと、チャプターごとに修了テストを実施
ダッシュボードで社員の学習状況を一元管理
https://hr-university.jp/lp
デザイナータイプ診断
デザイナーに特化した完全オリジナルの自動診断ツール
設問に答えることで、ReDesignerが定義する6つのデザイナータイプに分類
ReDesignerに登録する13,000名を超えるデザイナーと接触する機会が得られる可能性
職種軸・スキル軸・企業軸・働き方軸などと組み合わせ、マッチ度の高い求職者と面談
https://redesigner.jp/business/
凸版印刷、OJTをDXで支援する人財育成ソリューション「SODACHi&(R)」を開発
[凸版印刷株式会社]
育成に関わる人の立場に適した機能とコミュニケーションツールで現場の実務における人財育成活動を支援
凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、OJTにおける人財(※1)育成をDXで支援するソリューション「SODACHi&(R)(ソダチト)」(以下、本ソリューション)を開発しました。来年2月からの本格的な販売に向け、2022年11月よりβ版の無償提供を開始します。
本ソリューションはPCやスマートフォンなどの端末を通して、メンバー、コーチ、HR(人財育成の管理者)のユーザーが関わり合いながら、現場の実務における人財育成の活動を支援し、人財の成長促進に寄与するアプリケーションです。
企業でのテレワーク拡大やリスキリングの必要性が高まる昨今、メンバー・コーチ・HRの育成に関わる人々をDXで繋ぎ、社員一人ひとりに寄り添った実務・実践の場における人財の成長に貢献します。
なお、「SODACHi&(R)」は、「HRカンファレンス2022-秋-」(オンライン開催)にて2022年11月11日(金)に北海道大学大学院の松尾睦教授との講演にて紹介を予定しています。
経済動向
岸田首相「学び直しから就職まで」 一貫支援の制度新設へ
岸田首相は、成長分野で働く人を増やすため、「学び直し」から転職までを一貫して支援する制度を新設する方針を明らかにしました。
岸田首相「リスキリング(学び直し)から転職へ、一気通貫で支援をしていくような支援制度、これを新設したい」
岸田首相は、このように述べた上で、取り組みを進める人材派遣会社などへの支援金の補助率を引き上げる考えを示しました。
また、非正規雇用を正規雇用に転換する企業や、転職や副業を受け入れる企業への支援を拡充する制度を新設する考えを示し、今月中にとりまとめる、総合経済対策の中に盛り込むことを表明しました。
岸田首相はこれまでに、「学び直し(=リスキリング)」への支援に5年間で1兆円を投じる方針を表明していて、成長産業で働く人を増やし、構造的な賃上げを目指す方針を打ち出しています。
人材マネジメント関連
SHIFT社 人材マネジメント
採用
SHIFTでは、年間約2,400人規模の人材を採用することができるようになってきました(2022年4月時点)。しかし、さらに高まるサービス需要に対する供給力の強化・拡充に向け、重要な注力分野の一つとして位置づけているのが、優秀な人材の獲得です。その実現に向け、既存の人材採用手法にとどまらず、独創的なアイデアの創出とチャレンジにより、さまざまな施策を展開しています。
1.採用ポリシー
SHIFTでは、個人がもつバックグラウンド(学歴、職歴)や特性(性別、人種、国籍、年齢、宗教、思想、ジェンダー、身体上のハンディキャップ、その他個人的な特性)に関わらず、SHIFTの事業領域に適性をもち、ビジョンや企業理念に共感いただける人材を積極的に採用しています。
2.非IT人材の積極採用
SHIFTでは、「知識」や「経験」がある人材を採用するだけではなく、「素養」がある人材を、広く非IT業界からも積極的に採用しています。それを可能にしているのが、ソフトウェアテストの素養の有無を判断する、「CAT検定(キャットけんてい)」と呼ばれるSHIFT独自の入社試験です。
品質保証サービスの根幹を担う「ソフトウェアテスト」は、従来ソフトウェア開発者や開発知見をもった人材のみが実施可能と考えられていました。しかし、SHIFTはその常識を変革。プログラミングやIT業界での知識・経験の有無に関わらず、ソフトウェアテストに関して真に必要な素養をもった人材をこのCAT検定で選定し、入社後活躍する仕組みを構築しました。
CAT検定の合格率は6%と狭き門ではありますが、IT業界で働く約100万人だけではなく、日本の労働人口約7,600万人を採用のターゲットにしています(2019年4月集計時点)。これにより、現在では、サービス業、飲食、アパレル、公務員など、さまざまな業界から転職した優秀な人材が、第一線で活躍しており、その事実がSHIFTの大きな強みの1つです。
(2019年度における非IT人材の採用実績:第二新卒200名、アルバイト51名、ゲームテスター689名)
なお、CAT検定の受験者数は2022年7月時点で約8万人であり、国内大手のソフトウェアテスト認証資格の受験者数を上回る勢いです。「ソフトウェアテスト/品質保証のスキルを獲得したいならCAT検定」を目指し、採用活動の推進を目指してまいります。
3.「動画面接」「オンライン面接」の徹底活用
応募から採用までのリードタイムを削減するために、SHIFTでは「動画面接」を実施しています。動画面接とは、応募者に許可を得たうえで、面接の様子を動画で撮影させていただくSHIFT独自の面接手法です。これにより、面接当日、もしくは翌日のうちに関係部署の担当者、責任者が面接動画をチェックし、合否の判断ができます。
一般的な採用フローは、数回の来社面接の後、合否を決めますが、動画面接を導入することにより、ほぼ1回の来社面接で合否の決定が可能となりました。そのため、採用までに必要な面接数の削減、それによる応募~内定までのリードタイムの大幅な短縮を実現しています。またSHIFTに協力いただく人材系ビジネスパートナーの観点でも、すぐに内定判断が出ることは魅力的であり、候補者、人材系ビジネスパートナー企業、SHIFTの三者に有意義な施策です。
4.採用チャネル数の拡充
各求人媒体へ情報掲載のみならず、自社従業員による紹介制度「リファラル採用」の実施やSNSを駆使した採用手法の開発、さらにはマス広告の効果的な活用など、採用チャネル数とそれに伴う採用母集団の増強に注力しています。
こうした活動を経て、いまでは月間応募者数が4,000人以上にまで増加。応募者数が拡大することにより、優秀な人材の採用がしやすくなり、事業成長に大きく貢献しています。
今後も、常識にとらわれず新たな採用チャネルの拡大に努めてまいります。
5.リモート採用
高いセキュリティと生産性が担保された環境を前提した場合、お客様から受注する案件のなかには在宅で仕事ができるものが一定数あります。こうした案件は、場所を問わず業務に取り組むことが可能です。そのため、環境面で一定の条件を満たす日本全国の方を対象に、在宅前提での採用を開始しました。これにより、地方に住む従業員も、「東京の仕事」を「東京の給与水準」で受けることができます。
加えて、SHIFTグループでは、FY2022から宮城や広島、群馬など新たに地方拠点を次々に開設しています。これにより、地元に住みながらリモートと出社を組み合わせたハイブリッドな働き方も可能となり、より多くの人にとって働きやすい環境を提供することが可能となりました。
この施策を進めることで、SHIFTの拠点がある地域だけでなく、各地方での雇用創出にも貢献できると考えています。
6.海外拠点
SHIFT ASIAは、ベトナムのホーチミン、ハノイに拠点をもつSHIFTのグループ会社です。SHIFTの品質に対する方法論や考え方を、ベトナムでも教育、浸透させ、世界に展開していくことが目的です。SHIFT ASIAには、非常に能力の高い優秀なエンジニアが数多く入社しています。そのほかSHIFTグループとして、ミャンマーにも拠点を置いています。
オフショア開発では、エンジニアを低賃金で雇い、コストを抑えることが一般的です。しかし、SHIFTでは能力に見合った高い報酬を支払い、優秀なエンジニアを獲得する環境を構築しています。優秀な従業員には高い報酬を提供するというポリシーは日本・海外問わず変わりません。
7.トレイニーシップ(学生のインターン制度)、教育機関との提携
SHIFTでは、SHIFTの認知度を向上する、優秀な人材を獲得する、SHIFTでの業務活動を通じて市場価値を成長してほしいといった人事観点と、ソフトウェアテストの重要性に関する潜在的な顧客教育といった営業面の観点からインターンシップの採用や、教育機関との提携を進めています。
(FY2021では、8人のインターン生(大学生・大学院生)の受入を実績。3機関との教育機関と提携。)
また、東洋大学経営学部 野中誠教授のゼミと交流・連携も定期的に実施しています。野中氏を中心に進めている研究分野への協力・情報提供は、社内の経営層とも共有をし、SHIFT自身の人事分野の向上にもつながりました。
8.タレントパイプラインの構築
SHIFTでは、これまでの採用活動や人材マッチング事業を通じて得た「ヒト」に関する情報を集めた「人材データベース」を構築しています。人材データベースに、事業活動を通じて把握する案件ごとの需要環境の情報を合わせることで、人材と案件のマッチング事業を展開することができます。また、マッチング事業の副次的な効果として、一般的なエンジニアのスキルと年収に関する市場感や各々のスキルに関する需要・供給状況を把握することができ、自社の採用パイプラインの質を高めています。
また、採用活動を通じて優秀な人材だと判断した者には、一定期間永続的に有効な内定承諾書、優秀な人材がやむを得ず離職してしまった場合には、一定期間永続的に有効な再雇用内定承諾書を出し、優秀な人材を常に確保できるよう採用パイプラインの構築に努めています。