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春夏秋生の生えてきたインタビュー第16話

【春夏秋生✖️冬耳   絵画インスタレーション】

秋生:みかのはら〜とに出展しようと思ったきっかけは?
冬耳さん:もともとは当尾(加茂町にある旧当尾小ではアートイベントが時々開催されます)にアトリエがあり実家から通っていたのですが、田舎に住みたくて住むところを探していて、たまたま見つかり2年前に瓶原に引っ越してきました。そこでマスターだったり伸子さんからこのイベントがあると声を掛けてもらいました。「とおのおと」は僕が企画したのですが、今回のみかのはら〜との試みがとても良いイベントだなと思ったので是非参加をと思いました。
秋生: 無事にイベントが終わってホッとしています。
冬耳さん:スタッフの方はそれこそ皆さん素人さんで、右も左もわからないところから、よくあそこまで作り上げられたなと、僕は本当に感動しました。良い芸術祭になったと思います。
秋生:そう言ってもらえる事が何より嬉しいです。
冬耳さん:木津川アートが10年近く続いてきて、それが地域に根ざされて、その地域の人がまた自分たちでアートを解釈して何かをやろうって、なかなかそこまでいく人っていないんですよね。だから全国的にみても珍しい動きだと思います。みんなのパワーが凄いです。
秋生:そうですね、みんな熱いですね。
冬耳さん:やぎやさんに行って何回か相談などを聞かれて話していた時に、皆さんの情熱を垣間見れたので絶対大丈夫だろうって思ってたんです。アートだけに限らず何かをやる時って『思い』が強くないと実現できないと思います。思いがないと色んな所に神経が行かなくなったりすると思うので。実行委員みんなが同じテンションだったと思います。
秋生:良いものを作りたいという気持ちがみんな同じやったからうまく進められたのかなと思います。冬耳さんの作品の茶箱の扉から覗くと、キラキラしていたのですがあれはどうなっていたのですか?
冬耳さん:あれはブラックライトが蓋に付いていて外に電源コードが延びていたんです。蛍光色の絵の具がライトを当てると発光するんです。
秋生:そうだったのですね!冬耳さんは、やはり芸術系の出身なのですか?
冬耳さん:はい、芸術系の学校に行きました。卒業してからずっと作家活動して個展をしたりしてきました。
秋生:最近ハマっている事はありますか?
冬耳さん:音楽はjazz、pops、パンクなど幅広く聞いているのですが、新しいアーティストを見つけるとテンションが上がります。みかのはら〜とのガムランの演奏、素晴らしかったです。そしてウーラン君の鳥の作品にも感動しました。何かに没入してやるって強いですよね。子供の頃に没頭してやったものが何かの経験になるだろうし絶対影響があると思うんですよね。
秋生:そうですよね。将来やってみたいなと思っている事はありますか?
冬耳さん:去年長野県に2ケ月位滞在して壁画を描いたんです。民宿の壁にその地域の自然をベースに描いて欲しいという依頼を受けて描きました。地元の方や、普段先生をしているのでその教え子にも手伝ってもらい色々な人を巻き込んで作り上げるという事が新鮮で楽しかったです。いつもの作品づくりとは違った形で超ハードでしたが、またそういう事もやっていけたら面白いかなと思っています。

ちなみに冬耳さんの茶箱の作品は、寺子屋やぎやでいつでも会えます。気になった方は、たーくさんある茶箱の中から、さあどこに冬耳さんの作品があるのでしょうか?茶箱の扉を開けて覗きに来てくださいね。

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