春夏秋生の生えてきたインタビュー第6話
【聞き手:春夏秋生×髭カトリーヌ】
秋生 :髭カトリーヌ+bushiのYouTube予告編「あっぱれ ばあちゃん」すごく素敵でした。
映像と言葉の響きがすごく美しくて引き込まれていくかんじ。
カトリーヌが語っている言葉はカトリーヌが考えた言葉?物語の中の台詞?
カトリーヌ:私がしているのは、辺口さんの「水の家」の詩集から好きなものを一つ選んで朗読しようとなって詠んだものです。
予告編の撮影時は何の気なしに選んだ詩だったけど、今考えると作品の世界観にすごく合ってるねとbushiさんと話してます。
秋生 :カトリーヌがみかのはら~とに出展してみようと思ったきっかけは?
カトリーヌ:以前にけいこさんの誕生会の時に初めて映像を作って、その時の周りの反応がわりと大きくて映像って面白いなという気持ちが芽生えました。
秋生 :みかのはラジオの金曜日企画でもそうだけど、カトリーヌのひらめきがとても面白いなって思います。
カトリーヌ:私が映像を通して何かを表現してみたいなと思っていた頃に、偶然やぎやでbushiさん達と出会いました。bushiさんとは木津川アートでお会いしたことがあり、その木津川アートで本格的に映像を撮られている方という事は知っていて、この人の映し出す世界って何て美しいんだろうと思っていました。そんな時映像作品を撮ってみたいという話から、とんとんとbushiさんが撮影してくれる事になりました。
秋生 :bushiさんの映像、本当に美しいですよね。そこでの出会いがみかのはら~との作品へとつながるのですね。作品作りは順調ですか?
カトリーヌ:私は素人でプロのbushiさんと組んで作品を作る。
基本的には、私が面白いと思ったものを撮影してそれをbushiさんが編集して作品として作り出していく、という流れで進みました。
その中でどうしても伝えたいことや、ここはこうしたいという思いの部分は遠慮せずにbushiさんに伝えていこうと思いました。
そして、いざ形にしようとすると「果たしてこれは一般の人が見て面白いものになっているのだろうか」と思ったり、この作品を作る事でより周りの人に認められたい、と自分が思っているんだという事に気付かされたり、「周りの人に面白いと思ってもらえるのだろうか」と不安になったりと本当に自分の中で葛藤がありました。
作るって苦しい事でもあるんだなって。
秋生 :そうですよね。私もnoteに時々投稿していいねをもらうと、素直に嬉しいです。共感してもらえる満足感みたいなものが励みになって、作る意欲に繋がっている気がします。
カトリーヌが最近はまっていることは何ですか?
カトリーヌ:「馬」です。これしかない!最近乗馬クラブに馬の世話やお客さん対応のお手伝いに通っています。
小さな乗馬クラブで、お客さんも少ないんだけど、すごく楽しい!馬は子どもの頃から大好きで、その好きなものを誰かと分かち合うことが最高に楽しい。
私は20代の時に約10年間乗馬クラブのインストラクターをしていて、当時は精神的にも肉体的にもめちゃくちゃハードで、喜びよりも苦しさの方がずっと大きかった。しょっちゅう泣きながら帰っていたし、歯を食いしばりながら仕事をしていました。
だから、二人目が生まれて仕事を辞めてもう二度と乗馬クラブには戻らないと思っていました。
でもご縁あって今また乗馬クラブにいて、馬に触れて、誰かとその魅力を分かち合っていると「私、これ天職なんだ!」と思えるくらい喜びが溢れています。
秋生 :将来やってみたいことは?
カトリーヌ:20代の頃からうっすら思っていたのだけど、世界中の馬と関わる人たちの所へ訪れて、馬とその人との生活に触れてみたい。
馬の世界に入ったら、私の知っていることって山ほどある馬との関わり方の極々一部なんだということがわかった。
もっともっと世界中にある馬と人との世界を知りたい。
髭カトリーヌが悩み苦しみながら描きたかった世界がbushiさんのレンズを通して映像になった世界はどんな色なのでしょうか?
インタビューをしていて、終わる頃に感じた事。
あー、いつの日か日本を飛び出してきっとモンゴルの草原で暮らす人々と楽しくお話しながら馬との生活を共に過ごしたりするのでしょうね。
カトリーヌのその行動力ならきっとそんな日も遠くはないわ、と。
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