今週の空模様～2024/07/07のホロスコープ
1.はじめに
最近は星を見る機会が減りました。梅雨の影響で曇り模様の日が多く、仕事帰りに空を見ても星を見ることができません。陽が長い時期でもあるので、仕事が終わってもまだ空が明るい場合も多いです。
久しぶりに天文の話をすると、星座や流れ星が好きな人にとって、満月は天敵で新月が大好物です。満月は非常に明るいので、暗い星の輝きは満月にかき消されてしまいます。新月はその逆なので、星空観測には向いているんですね。
ちなみに、夏休みの旅行を計画していて、8/12～8/13を絡める方は、空気が澄んで星がよく見える場所をおすすめします。ペルセウス座流星群という大きな流星群がよく見えるタイミングです。12日から13日にかけての日付が変わるタイミングくらいが見頃で、月も沈んでいるので、"天気さえよければ"、十分に流れ星を見ることができると思います。もちろん天の川や夏の大三角もしっかりと見られることでしょう。
さてさて、完全に天文の空模様の話をしてしまいましたが、占星術的でも新月の週となります。こちらの話もしていきましょう。
2.2024/06/30からの星の動き
今週は水星が蟹座から獅子座に移ります。水星は足の速い星で、後を追いかける太陽と金星に先行する動きに見えました。水星はコミュニケーションを司るので、この後主役となる獅子座で根回しをしているような雰囲気を感じます。獅子座の水星なので、もっとさっぱりとした雰囲気ですけどね。
また非常に地味な動きですが、海王星が魚座で逆行になります。魚座では土星も逆行していて、過去に向き合うことが強調されているタイミングにも見えますし、魚座の過去と逆行のかけ算で前を向くことを促されているようにも見えます。
さらに蟹座で新月も起こりますので、改めて過去と折り合いをつけるタイミングのような雰囲気を感じます。
3.2024/07/07のホロスコープ
蟹座に太陽と金星、魚座に土星があり、水のエレメンツが強い状態ですが、一時期ほどではありません。地の牡牛座に火星(オウンサイン)、風の双子座に木星、火の獅子座に水星が散らばり、いろいろな要素が絡んできます。
また、どんどん客観性が出てくるタイミングでもあります。今回水星が移動する獅子座は、牡羊座と同じ火のエレメンツを持つ星座で、直感を重視し、自分を肯定します。2つの星座の違いは、牡羊座の自己肯定は自分の世界での肯定であり、獅子座の自己肯定は相手もいる中での自己肯定となります。ちなみに、もう一つの火の星座である射手座は社会の中での自己肯定です。
今までは、蟹座までの自分の世界に星々が集まる非常に特徴的なタイミングでした。ここから先は、いろいろな星座に星々が散っていくので、自分だけでは完結できなくなっていきます。
しかし、だからこそ7/6に起こる新月の前に、自分を再確認しておくことが大切に思えます。よく、初心に返るという表現がありますが、その初心を作るのがこのタイミングではないかと思います。
4.2024/07/07のアスペクト
今回のアスペクトは2種類のセクスタイル(60度のアスペクト)が特徴的です。
まずは牡牛座火星と魚座土星のセクスタイルです。火星と土星の組み合わせは、厳しい印象が強いのですが、牡牛座と魚座の組み合わせとソフトアスペクトにより、厳しさの中にも優しさを感じます。特に牡牛座の火星はオウンサインなので、普段は厳しい人が、静かに頷いてくれるような優しさがありそうです。
もう一つは獅子座水星と双子座木星のアスペクトで、こちらもセクスタイルとなっています。木星は双子座で今一つの状態ですが、獅子座水星とのソフトアスペクトは上手な交渉というイメージで、先述した根回しという要素もあるかもしれません。
どちらもソフトアスペクトで、悪い方向に出ると優柔不断という具合にもなりますが、良く取れば多少思い切った動きをしても致命傷にはなりにくいタイミングとも言えそうです。
5.おわりに
今週末は七夕となります。もし短冊に願い事を書くなら、どのような願い事を書くでしょうか。
よく、願い事を叶えるにはどうしたらよいか？ という話がありますが、そもそも願い事がないといけません。神社で願い事をするのは良くないかもしれませんが、だからといって、願い事が無いのも問題のような気がします。
今回の七夕は新月と近いタイミングで起こっています。
ぜひ、今の自分の願い事を考えてみてください。それも、「ありふれた日々が続きますように」というお利口さんな願いごとではなく、もっとわがままな願い事が良いと思います。
今の空模様は、多少のワガママは肯定してくれますし、その願い事が救いとなって、自分自身の未来を支えることになるからです。