愛機・デジタルハリネズミ②
デジタルハリネズミは最終的に第4世代まで続いたデジタルのトイカメラだ.自分が購入したのは初代のものである.これは写真の撮影時にプレビューが見ることができないし,動画も音声が入らない.このような制限は性能不足なのではなく,味として捉えている.というか,そのように捉えられる人向けのカメラなのだと思う.
このカメラの良いところは
良い色味
素直な写り
試行錯誤が可能
偶然,良い写真が撮れる
の4つだ.
良い色味
これは特に各々の価値観に依存する要素だろう.私にとっては色味が写真に与える影響は計り知れない.じゃあ,スマホとかで撮った写真をエフェクトをかけるなどをすれば良いと思われる方もいるだろう.しかし,そうじゃないのだ.撮って出しで良いと思える色味で写るカメラが欲しかったのである.
素直な写り
デジタルハリネズミは良くも悪くも素直な写りをする.光が強すぎると有り得ないくらい白飛びしてしまうし,(白飛びを通り越して謎の黒点が発生することも.)光量が足りなくて真っ黒の写真が撮れることもあるあるだ.でも,それが良い.それがデジタルハリネズミをデジタルハリネズミたらしめている.
試行錯誤が可能
デジタルハリネズミは素直な写りとプレビューが見れないことで自分の中で思い描いた写真を簡単に撮れない.そのため,何度も撮り続ける必要がある.これが楽しい.心の中で「うわー,もうちょい右か」とか思いながら撮るのだ.
偶然,良い写真が撮れる
プレビューが見れないことや独特の色味の影響で撮れる写真の想像がしにくい.そのため,撮る前に思ったよりも良い写真と思ったよりも悪い写真が多く存在する.(悪い方が多いが)
撮る前に思ってたよりも良いと思える写真の中でもとんでもないくらい良い写真が撮れる瞬間が少ないが,存在する.この瞬間は感動するし,その写真も特別になる.
以上の4つがデジタルハリネズミの良いところだ.正直,これだけなのかと言われればもっとありそうな気がしてしまう.しかし,自分の言語化能力ではこの辺が限界だ.
自分にとって,デジタルハリネズミはこれからも大切に使い続けたいと思えるカメラである.
インスタグラム @dh.lo_01