秋期の成績が確定した
秋期はまるっと休むと言ってたわりに、テキストレポート授業である文芸演習のエッセイ、ウェブスクーリングの芸術史講義(ヨーロッパ)1、実際に学校に登校して丸二日かけて行うトラベルライティングなどを受講し、32単位を取得した。
卒業に必要な単位が62なので、半分に到達したということになる。
我ながら勤勉だが、それもこれも、あのとてつもなくうんざりさせられた、卒業制作に向けた、論文研究の合評の授業を二度と受けたくないというのがひとつ、学費を何年も払い続けたくないというケチケチ心の合わせ技だというだけだったりする。
クリスマスにかちあった週末、合評スタイルで行われる論文研究の二回目があった。
前回、同級生たちの作品を拝読し、どいつもこいつも自分探ししてやがるな、と感じ、授業だから渋々読むけど、絶対金を払っては読まないだろうなぁと思っていたが、二回目の作品を読んでみて、まあ金を払っては読まないけど目が滑って読み通すことが苦痛ってほどではなくなっており、合評を経てみなさん成長されたんだなぁとたいへん感銘をうけた次第である。
そんなこんなで合評で顔を合わせた同級生たちがやる気に満ちてキラキラ前向き女子たちでツライ。
学ぼうとする向上心と自分の文章に対する愛、自負。
ひぇ、まぶしぃー。
私は今回自分の発表が二番手だったので、早めに出番が終わって、疲れ切ってもう意識も朦朧といったところで、その後の生徒さんたちの作品にご意見を言うのも学習のうちとはいえ、脳みそを絞って絞ってようやく吐き出すみたいなもんで、とにかくいいところを見つけて褒めようと思っても、肝心の作品が読み込むにはちょっとツラい。思わず現実逃避して同時進行でソシャゲの脳死周回しようとしたらネットワーク回線がzoomとゲームの負荷に耐えられず落ちるんである。
このあとは先生とサシで勝負をすることになり、他の生徒さんたちの作品を見ることは無くなるのだけれど、営業マンとして絶対にひとつはいいところを見つけてみせるぜ! と、ポリアンナみたいにいいところを探して探してやっとみつけた生徒さんの作品が先生にも生徒さんたちにも絶賛されていて本当に腑に落ちなかったので、あの作品の行き着いた先が見てみたいぜって思っていたりするんである。