夏休みの宿題について振り返る
新学期が始まる、それとも延長? 最近そんな話題が多いですね。保護者の皆さまは 悩みのタネではないでしょうか? 夏休みが終わるといえば、私には夏休みの宿題の提出、という気の重いキーワードがついて回っています。そこで今回は『 夏休みの宿題 』について考えてみました。
『 夏休みの宿題 って なぜあるんだろう?』
と、私は毎夏 考えていました。無ければ良いのに〜。しかしそれは、生徒としての私の立場からの発言と、今ではわかっています。もし私が子供の教育を 指導する側だったら、もちろん違ってきます。『 せっかく1学期の間に勉強したのだから、長期休暇を利用して、継続的に勉強習慣を保って欲しい。』と、思う事でしょう。『 最低でもこれだけはやってよね。』『 これは簡単だから 追加してもいいかな?』などなど。なぜなら思うに、宿題をだす教員になった人は、大学生時代、教職(教員免許取得授業)をきっちり取った人ばかり。つまり、真面目。コツコツができる人達。もともと、のんびりやの私とは、出来が違います。
加えて、私の母は 小学校教員経験者( 結婚して退職 ) 。祖父は校長先生( その後園長先生 )。つまり コツコツできる人。なので 子供は放っておいても、普通はコツコツやるだろうと考えていたようです。母の子供の頃と違って、私は子供の頃から、家事手伝い、幼い弟妹の世話はしなくて良い、勉強机どころか、勉強部屋まである! 子供時代に勉強する環境に恵まれなかった祖父や母からみたら、羨ましがる環境。そんな2人からみたら 血をわけた子、孫が何故にコツコツ出来ないはずはないと思っていたのかもしれません。私だって なぜこんな風に産まれたのか、謎です。
私は、自分から何かを学ぶとか、調べたいという欲求が少ない子でした。学びたいという欲もなく、毎日がのんびり、平和に過ごせれば満足する派。父は自営業者。高度経済成長期で、忙しい。( 私は昭和36年生 ) 母も家業の手伝いと、弟2人の世話で忙しい。( 何故男の子は こんなによく、熱を出したり、怪我をするのか不思議 ) 結果、放っておいてもらえた(?)私。マイペース街道まっしぐら。つまり、やる気の起きない宿題は、9/1に開始。提出日までにできた分だけ提出。
そんな私ですが、クラスにはもっと酷いのが居たらしく、全然お咎め無し。成績は オール3レベル。
夏休みの宿題の提出具合では、成績評価はほとんど変わらないと思うのが 私の実感でした。私の小学生の頃の夏休みの宿題は、算数ドリル。漢字練習帳。読書感想文・もしくは自由研究。そして絵日記数枚。
2学期にすごい自由研究を提出する子がいて、すごいな〜と感心していましたが、あれは子供の関心をうまく引き出すご家庭の全面協力があってのことかと思ったりします。これこそが その後の子供の成長を引き伸ばすものではないでしょうか?
私は親になっても子供に、『 どこまでやった?』と確認するなんて 想像もできず、やりませんでした。結果『 長男は、クラスでラスト2人になるのは 避ける、なぜなら、校庭を走らされるから。』というタイプに、『 次男は そつなく さっさと( どんなに手を抜いても ) とりあえず締め切りまでには提出。』というタイプになりました。どちらも私とも少し違いますね。
幸いな事に、私は先生に『 親がどうにかして下さい。』と、言われたことは一度も無いです。きっと もっともっと手を焼くご家庭があったに違いない、と勝手に推察しています。
夏休みの宿題を効果的に使えるかどうかは 各個人にかかっているとは思いつつ、子供には必要なものだと思います。( 私なんてなければまったくやらない。)また、自分の子供が宿題を終わらせられないのは、私の育て方のせいではない、とも思います。でも 自分で取り組めない子には 補助が必要かな?とも感じます。
夏休みの宿題、やりたいことがある子は、きっとさっさと終わらせるんだろうなーと思うと同時に、私のように、まったく動かない子もいる。
蛇足ですが『 長男が(私に似て)だらしないのは、私の育て方が悪いのではない 』と、知ることができたのは、次男が居たからです。息子が2人いたからこそ知ることができました。これって本当に感謝しています。一人っ子だったら、『 私の育て方がいけないんだわ。でもどうしたらいいんだろう 』って悩むと思います。けれど同じ遺伝子、同じ境遇でも、違うってことを見せられると、安心します。( 逃げてる考え方?)因みに 夫はコツコツ終わらせるタイプです。終わる目処がたたないと、多分安心して眠れないかもしれません。これも結婚したことによって知った『 人って違うんだなぁ〜 』です。
取り留めない内容となってしまい失礼しました。最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
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