防災について考える ~4人家族の備え~
9月1日は防災の日、今週は防災週間ですね。
Wikipediaによると、9月1日である理由は、関東大震災の発生日とのことです。
普段なかなか防災の備えをできていないので、防災の日を機に、自宅の防災用品の見直しを行い、今後の防災用品備蓄計画を立てたいと思います。
なお、防災の備えの検討にあたって、こちらのサイトを参考にしています。
なお、我が家の家族構成は、大人2人+5歳児+0歳児の4人家族です。水については4人家族として備蓄、食料については3人分+赤ちゃん用としています。
1. 非常時持ち出し防災グッズ
2人目妊娠を機に、昨年より大人2人分の防災リュックを作成。それ以前は最低限の持ち出し用リュック1つを準備していましたが、子ども2人となるとちゃんと準備をしておかなくてはいざという時に動けない・・・ということで、作成。
防災セットなども売られていますが、我が家の場合は、余っているリュックに必要なものを揃えていく感じで防災リュックを作成し、寝室のクローゼットに保管しています。防災リュックの位置ですが、もともとは何かあった時にすぐ持ち出せるようにクローゼットの外に出しておいたところ、夫に邪魔モノ扱いされるので、クローゼット内が定位置となりました。
また、防災リュックとは別に、外出時に持ち歩く用の防災ポーチを作成。こちらはリビングに置いています。
外出時用防災ポーチ
子どもが産まれると色々なところでもらえる余ったおむつポーチを活用し、防災ポーチを作成。
防災用というよりは、普段使い+αの内容です。防災グッズとして追加したのはライト、非常用トイレ、アルミシートくらい。それ以上に何か入れようと思ったら重くなりすぎて外出時の荷物に防災ポーチを入れなくなりそうです。
防災リュックの中身
防災リュックは大人2人分ですが、0歳児がいるので、一つは抱っこ前提で軽め、もう一つは多めに詰めています。
防災リュック1 は約5kg、防災リュック2は約8kg。
着替えについて、子どもの着替えは1つ大きめサイズを使用。マメに入れ替えるわけではないのと、防災用のみで使わないのはもったいないので、少し大きめのサイズを入れておき、次の見直しタイミング後、普段使い用に回します。
人数を考えると、水・飲料をもう少し持っておきたいところではありますが、子ども抱っこを考えると重量を増やせないので難しいところです。上の子がもう少し大きくなったら、子ども用の防災リュックを作成し、本人の荷物を持たせることで、もう少し入れられるようにはなるかと思いますので、来年以降の見直しの際に少しずつ充実させていきたいと思います。
その他として、防災リュックは寝室にありますので、リビングにいる場合に撮りに行ける状況ではないような緊急時を考え、普段使いリュック(普段から子どもの着替え+おむつ・おしりふき+上記の防災ポーチ)の他に、非常食ポーチ(アルファ米3食分+水)をリビングに置いておくことにしました。
2. 備蓄食料・水(飲料)・消耗品
被災した時に、避難しなければならないような場合には使えないとしても、自宅避難の場合に備え、1週間分の食料品と水(お茶)のストックを用意しておくことを考え、備蓄計画を立てています。小さい子供もいますし、コロナ禍ということもあり、避難所に行かなくて済む状況であれば備蓄を確保したうえで自宅避難、というのが現実的なのかなと思っています。災害が発生した場合、避難所に行くほどの被害はないけれども、交通事情や他の地域の被災状況により、スーパーが品薄になったり、ライフラインが止まったり、といったことの方が可能性としては高そうですしね。
自宅避難用の備蓄品については、一気に購入して、賞味期限が切れたタイミングで入れ替えていく、という方法もできますが、一度に購入する量が多いとお財布へのダメージが大きいのと、賞味期限切れのタイミングで一気に消費しないといけないのが大変なので、我が家の場合、毎年の購入量を決めて、防災の日のタイミングで入れ替えていくこととします。
水・飲料の備蓄計画
まず、水・飲料について。水の必要量については、1人当たり、1日3Lと言われているので、3L×4人家族×1週間 = 84Lを備えておく必要があります。
購入計画として、防災用の5年保存水を毎年6本購入、プラス日常使いのペットボトルのお茶をストック入れ替えつつ購入、と考えてストックを進めています。水に関しては、最初は普通の水をストックしていましたが、ミネラルウォーターを普段使いしているわけではないため、長期保存用の水を備蓄した方がコストは抑えられると判断。5年より長期で保存できる水もありますが、長期保存水は保存期間が長いほどコストupになるので、5年保存品でストックを入れ替えていく形が今のところは良いのかなと考えています。
飲料については、水だけでなくお茶やそれ以外もあった方が良いと思いますので、すべて水で備蓄するのではなく、お茶やスポーツドリンクなども少量ですが備える計画としています。これらは、外出の際に持ち出したり、作り置きのお茶が足りなくなったりしたときに使用したりするので、年一回ストック入れ替えと考えつつ、実質はローリングストックになるかと思います。
上記の考えをもとに、現時点での計画として、下のように考えています。
水について、飲用ではなく生活用水の分は、湯船に張って貯めておく、あるいは水道水を毎日汲み置きしておく、といった方法もありますが、小さい子どもがいるので湯船を張っておくのは危ないし、汲み置きについては取り換え忘れそう、ということで全量ペットボトル備蓄です。
食料品の備蓄計画
食料については、日常のローリングストック&防災食の組み合わせです。冷蔵庫のストック 2日分 + ローリングストック 3日分 + 非常用の長期保存食3日分+α、と考えて備蓄計画を立てています。
その他、上の表には書いていないのですが、下の子の離乳食をある程度ストック。現時点ではレトルト離乳食に慣れさせている段階で、子どもの口に合うものを少しずつ買い置きしています。また、1週間分すべてレトルトでそろえるのではなく、大人用のレトルトおかゆ、乾麺(素麺・パスタ)を柔らかめにゆでるなどして、離乳食を確保していく方針です。
【食料使用イメージ】
・災害直後は栄養補助食品(カロリーメイトや一本満足バーなど)
・災害1日目~2日目は冷蔵庫の中身を消費
・災害3日目以降は、朝昼で米・乾麺を調理、夜は暗いので調理が難しいと考えアルファ米&レトルトおかず
食料の場合は、どのように消費するかも含めて備蓄計画を考えておかないと、被災した時に使いすぎたり、逆に足りるか心配になって節約しすぎたりしそうだなと思いました。
現在の備蓄状況
ここまで計画を立ててきましたが、昨年から防災用の備蓄に取り組んでいるので、現状はざっくり6~7割程度の備蓄です。3年くらいかけて、購入時期をずらしながらそろえていく予定です。
長期保存食については備蓄量6~7割程度。不足分はローリングストックを少し増やしてカバーします。ローリングストックは、スーパー等で売られている通常の消費期限のもの(1~2年程度)を備える形としています。ローリングストックで備えている常温保存の食料は、乾麺やスープのほか、パックのおでん(冬期のみ)、かにパン、パックご飯、レトルトカレー・シチュー類です。
水についても、長期保存用の購入の他、毎年購入する防災ストックがそろうまでは、スーパー等で売られている通常の消費期限のもの(1~2年程度)を備える形としています。水の場合、消費期限後は飲料・調理用ではなく、生活用水として保管しておくことになるかと思います。
その他、防災備蓄用に活用しているのが、大塚ホールディングスの株主優待品。ポカリスエット、カロリーメイト、ボンカレーなどが入っているので、防災食の一部にしています。株主優待は株を所有しておけば、年1回定期的に送ってもらえるので、他の銘柄で、食品や水がもらえる株主優待を活用することも、今後検討してみたいと思います。(少し調べてみたところ、杉田エースが良さそうかと思いました)
消耗品等の備蓄
消耗品の備蓄については、基本的には日常使いのものを多めにストックすることを心掛けています。
防災用品として揃えるのは、カセットコンロ、非常用トイレ、アルコール消毒液。それ以外はローリングストックです。
1点、注意しなければならないのは、カセットコンロについてです。使われている部品の影響で、コンロは使用期限10年、ガスボンベは7年とのことです。以前TVの防災特集で知りました。10年となるとうっかり買い替えを忘れそうですね。
3. 防災訓練(防災ごっこ)
防災の日に、地震が発生した想定で子どもと防災ごっこを実施してみました。
「地震が来たよ~」というと、保育所での避難訓練で慣れている上の子は、すぐにテーブルの下へ。保育園児、初期対応は大人より慣れています。その後、避難経路を確保し、外へ避難。
その後、電気を消して(停電を想定)、小型のライトをつけて、米+レトルト&缶詰のおかずで昼食。お皿にラップをして汚れないようにして食べさせます。子どもは缶詰のフルーツをあけたくてうずうずしています。
下の子にもレトルト離乳食。ですが、レトルトのものは家で作るおかゆよりとろみがあり、こぼれやすい・・・。被災時には着替えもウエットティッシュも無駄遣いできないので、使い捨てエプロンなどの対策が必要ですね。
この日は天気が悪かったので、ライトの明かりだけでは明るさが不十分。吊るすところがなかったので、机の上に置いていたせいもあるかと思います。どこか高いところに置くか、吊るすようにするか、色々試してみる必要がありそうです。また、この日は昼間だけの防災訓練だったのですが、ライトだけだと夜は暗すぎるのでご飯の支度が難しいように感じました。ヘッドライトを使うと手元を照らすのに便利なようなので、今後の備蓄に入れておきたいと思います。
昼間だけの防災訓練でしたが、課題もいくつかありましたので、対策をして、備えを強化していきたいと思います。
4. 防災の備えについてのプチ情報
その他、防災の備えを色々調べていく中で、自分にとって役に立つなと思った情報を紹介します。
ベビー用品は子どもが使わなくなった後防災グッズとして活用できる
・ベビーカーをキャリー代わりにして水を運ぶことができる
被災時の水の運搬について、手持ちだとそれほど重量を持つことができないので、持ち運びできるサイズの小さ目のウォーターバッグを備蓄していますが、ベビーカーをキャリー代わりにするのであれば、少し大きいものを備えておいてもよさそう、と思いました。
・沐浴材を身体拭きに使用する
沐浴材は1人目の時にほとんど使わなかったので、2人目の時には買いませんでしたが・・・わざわざ買う必要はないかもしれませんが、あると防災用に使うこともできるのですね。
非常時のトイレの方法として、三分別トイレという方法がある
大と小を分別することで、臭いも抑えられるようです(大と小が混ざった時に臭いが強くなるらしいです)。
5. おわりに
子どもが産まれると、子どもを守らないといけない分、大人だけの暮らしよりも、より防災への備えを手厚くしておかないといけないと感じます。
防災の日に、防災の備えをチェックしたり、防災訓練を実施したことで、若干ですが被災への不安も軽減できたかなと思います。
最後に、今後対策しないといけないことについてまとめます。
防災備蓄品の見直し、購入
備蓄品、特に食料と水については、現時点でまだ十分な準備ができているとは言えないので、引き続き、備蓄を充実させていきたいと思います。
食品については賞味期限があるので定期的に入れ替えていく必要があり、毎年の見直しが大切ですので、防災の日に確認することを習慣にしたいと思います。また、入れ替えた備蓄品を使用する防災訓練も、子どもと一緒に、毎年実施していきたいと思います。
災害時の服の備え
今回の防災の備えでは衣類については確認しなかったのですが、衣類についても防災の備えが必要との情報がありました。
ライフラインが止まるということは洗濯もできないわけで、衣類についても必要数量の見直しをしなければいけないなと思います。子どもが産まれてからは自分の衣類は最低限、となりがちでしたが、減らしすぎると非常時に困りますね。今後、備えていく形にしていきたいと思います。
会社用の防災用品
育休からの復帰後にはなりますが、会社にも個人用備蓄が必要かなと思いました。備えておきたいものとしては、非常用トイレ・水・防災食・着替え・防寒用アルミシート(会社泊の場合用)・ライトあたりかなと思います。復帰後に改めて考える形となるかとは思いますが、会社で準備してくれるだろう、ではなく、個人の備えも重要だと思いました。
最後に
自分は幸運にもこれまで災害にあったことはなく、防災の備えがしっかりしていなくても問題なかったのですが、家族が増え、子どもを守らなければならない立場になった今は、年に一回はきちんと防災について見直し、防災の準備を怠らないようにしなければと感じます。防災の備えは、完璧にはならないかと思いますが、少しでも備えるための行動に移すことが大切だと思います。