![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31448256/rectangle_large_type_2_130a90fb311155d4e03821d312b40ffb.jpg?width=1200)
カラフルな木を描きたい。〜透明水彩〜
今日は透明水彩でカラフルな木を描きます。
完成作品はこちら。
一見複雑そうに見えるこの絵は「シンプルな柄」を集めて描いています。
葉を分解して、それぞれを小さな木の形にすると、こんな感じです。とても可愛らしい!
今回は透明水彩で必ず覚えておきたい技法「ウェット・イン・ウェット」の練習がてらシンプルな柄を描いて、カラフルな木を描いていきましょう。
作画道具
準備物はこちら
・水彩絵の具:チューブタイプでももちろんOK。今回は固形タイプを使用しています。
・水筆(細字):絵が小さいのと、尖った表現があるので細字が良いです。
・ミリペン:[水性]耐水性タイプ、0.5mmのものです。今回はPIGMA GRAPHICを使用しています。
・水彩専用紙:画用紙でも問題ありません。今回はポストカードサイズのホワイトワトソンを使用しています。
・雑巾:キッチンペーパーやティッシュでもOK。
「シンプルな柄」の練習
まずは作画の手順です。
絵柄は2cm四方程度のサイズが丁度良いでしょう。
(1)好きな色で葉を描く
好きな色を選んで下さい。
水筆にはほどほどに水を含ませ、絵の具を溶きます。
※水筆のタンクには水を入れません。
全体の色が均一になるように、葉の形を描きます。
(2)濃い目の色を落とす
今度は先ほど選んだ色よりも濃いめの色を選びます。
オレンジなら赤。赤なら紫。水色なら青。黄緑なら深緑。
水加減は少なめで絵の具自体も濃い目にします。
先ほど描いた葉の下の方に色を落とします。
これがウェット・イン・ウェットという技法です。
水筆を一旦洗い、水を拭って地の色と濃いめの色を馴染ませ、グラデーションを作ります。
(3)乾かす←重要
自然乾燥でも良いですが、ドライヤーを使うと手早く乾かせます。
しっかりと乾燥させてください。
(4)好きな形の幹を描く
乾いたらミリペンで幹を描き加えます。
ポイントは、幹を「シンプル」に描くこと。複雑にし過ぎないように注意しましょう。
(5)完成
これで完成です。色んな色や形で試してみましょう。
※
さて、これでカラフルな木を描く準備ができました。
後半では、シンプルな柄をホワイトやボールペン、メタリックな絵の具を使ったアレンジをしします。それらを組み合わせて「カラフルな木」を描きましょう。
解説動画:カラフルな木を描きたい。[24分50秒]
0:18 カラフルな木の構成
1:33 プラスαの道具
2:47 シンプルな柄を描く
6:41 作画工程をレイヤーで考える
9:44 アレンジは一番上のレイヤーに
16:21 カラフルな木
それではどうぞ、ご覧ください!
解説動画:カラフルな木を描きたい。[24分50秒]
ここから先は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/1892528/profile_75585d1609d7b32aee77107ac12c2b17.jpeg?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
絵本作家の楽画教室[ベーシック編]
絵本作家サトウヒロシがお送りする、動画とわかりやすい解説で学ぶ、note型絵画教室です。月額800円(初月は無料です)。楽しく描きたい。色…
よろしければサポートをお願いします!記事充実のため、画材の購入費や取材費にあてさせていただきます。