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2日連続で告白して、結果が変わったっぽい話

今日は7月11日、いったいどんな1日になるのだろう?「おはよう」
いつものように学校へ到着すると、後ろから声をかけられた。
振り返るとそこには、いつもと同じ笑みを浮かべた、美幸の姿があった。
「……お、おはよう」
僕はぎこちない笑顔を浮かべながら挨拶を返す。
昨日あんなことがあったというのに、彼女の態度はいつも通りだ。
「今日からまた授業だね」
彼女は僕の隣を歩きながら言う。……その笑顔が、逆に怖いんだけど。
「う、うん……」
僕は若干気圧されながらも答える。
昨日の今日でいきなりそんな接し方をされると、さすがに僕も戸惑うしかない。
というか、彼女の中で何か心境の変化でもあったのだろうか……?
「あ、あの……美幸?」
「ん?何?」
「……えっと……」
僕は少し言い淀む。
昨日は、僕が告白してフラれたんだよな……? それなのにこの変わりようは一体どういうことだ……?
「どうしたの?私の顔に何かついてる?」
そう言って彼女は自分の顔を指差す。
「……いや、そういうわけじゃないけど……」
「じゃあ、なに?」
「……な、なんでもないよ」
僕はそう答えると、視線を逸らす。
とてもじゃないが、昨日の出来事を聞ける雰囲気ではない。
もし仮に聞いたとしても、彼女が正直に話してくれるかも分からないし……。
結局その日、僕は彼女に何も聞くことができなかった。
そしてそのまま放課後になり、僕たちは帰路についた。
その間、僕たちの間に会話らしい会話はなかった。
やはり気まずさが残っているのか、お互いにどこかよそよそしい感じだった。
このまま家に帰れば、彼女と2人きりになってしまう。
そこで一体何が起こるのか、考えただけで恐ろしい。でもだからといって、いつまでもこんな気まずい状態を続けるわけにもいかないよな……。
それに、ずっとこのままではいけない気がする。
そう思った僕は意を決して口を開く。
「ね、ねえ美幸」
「なに?」
彼女は前を向いたまま返事をする。
その表情からは、何を考えているのか読み取れない。
「きょ、今日の夕飯は何にするの?」
とりあえず当たり障りのない話題から入ってみる。
「うーん、そうだねー。どうしよっかなー」
彼女は顎に手を当てて考える素振りを見せる。
「カレーとかどう?」
「そ、そうだね!カレーいいかもね!」
まさか本当にカレーが出てくるとは思わなかったので、思わず声が上ずってしまう。
だがこれで少しは話しやすくなったはずだ。
あとはどうやって本題に持っていくかだな……。
「そういえば最近、あんまり食べてなかったよね?」
「え……?」
突然のことに頭が真っ白になる。
確かに最近はあまり食欲がなかったけれど、どうしてそのことを彼女が知っているんだ……?
「もしかして体調悪いのかなって思って心配してたんだけど、どうやら違うみたいだね」
そう言うと彼女はクスッと笑う。
「ま、まあね……」
僕は苦笑いを浮かべながら答える。
まずいな……。なんとか話をそらさないと……。
しかし焦る気持ちとは裏腹に、なかなか良い案が浮かんでこない。
そんな時、ふとある考えが頭をよぎった。
もしかしたら今がチャンスかもしれない……! そう思い立った僕は覚悟を決めると、口を開いた。
「み、美幸……!」
「ん?どうしたの?」
彼女はキョトンとした表情で僕を見る。
その仕草はとても可愛らしく見えたが、今はそんなことを気にしている場合ではない。
「あ、あのさ……」
僕は緊張で声を震わせながら言葉を続ける。
「わ、私と一緒に……私と付き合ってください!!」
言った……!!ついに言ってしまった!! 心臓がバクバクと音を立てているのが分かる。
おそらく顔は真っ赤になっているだろう。
今までの人生で一番緊張した瞬間だと言っても過言ではない。
「……いいよ」
「……へ?」
予想外の返答。

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