【中編】プロ野球ファンとして割とやり尽くした疑惑
前回の続きです。前編はこちら。
ここからはどれくらい「割とやり尽くした」のかについて書いていきます。
つまりただの自慢です。
今回は優勝などの節目の試合系です。
これまでに経験してきたこと(節目の試合系)
贔屓球団の日本一を現地で見る
何と言ってもこれが圧ッッッ倒的にナンバーワン。人生が変わった。
あの日現地にいた100人に聞けば間違いなく100人が「寒かった」と言うであろうくらい、本当に寒かったほっともっとフィールド神戸。
終わりの見えない試合、最終回の延長12回表2死からあまりにも芸術的な、奇跡のようなかみ合わせで入った勝ち越し点。
白い息を吐きながらベンチを飛び出す選手たち。
そして12回裏を0点に抑えて、長い長い試合、長い長い2021年シーズンが終わったこと。
大袈裟ではなく、もうこの世に未練はないし、この日が人生最高の日になったという確信を得た。
自分が生きているうちに東京ヤクルトスワローズが日本一になるだなんて、
ましてや現地で見ることができるだなんて。
一言では言い表せないくらいの思い出を得たと同時に、この日を経験してしまったからこそ、
プロ野球観戦という趣味にこれ以上のものを求めることができなくなったのだろうと思っている。
2021年を語ろうとすると何本の記事になるか分からないので、今回はこの辺でとどめておく。
(最近では好きな球団のことを「推しチーム」とか言ったりするが、古風な?「贔屓球団」という言葉が好き。)
贔屓球団のリーグ優勝を現地で見る
2021年から2022年にかけてスワローズは球団史上2度目のリーグ連覇を果たし、本当に幸運なことに私は2年連続でその瞬間に立ち会うことができた。
2021年は試合に勝ってM1とし、マジック対象チームである阪神の試合をみんなでビジョンで見た。
(ビジョンで見せてくれたDeNA球団と横浜スタジアム、何より阪神に勝った中日には感謝してもしきれない。)
そして阪神が敗れたその瞬間、選手たちが無人のグランドへ飛び出していき、ビジョンには優勝の文字が躍り、そのまま胴上げ…
6年ぶりに贔屓の優勝を経験して、ああ優勝ってこんなものだったな…とどこかフワフワしながら帰路に就いた。
2022年は0-0のまま迎えた9回裏、いつその瞬間が訪れるかわからない中、あれよあれよとサヨナラ勝ち。
右袖には昨年の優勝を称えるキラキラワッペンが輝くユニフォームを着て、今年のペナントを囲んで記念撮影。
これが連覇か…と思うと同時に、まさかスワローズの連覇を見ることができるなんて、と夢見心地だった。
贔屓球団のCS優勝を現地で見る
ファンになって初めて優勝を経験できた2015年、CS優勝を神宮球場で見ることができた。
この年のリーグ優勝を現地で見ることは叶わなかったため、これが初めて現地で見る「優勝」となった。
ちなみに2021年と2022年も第4戦のチケットだけは買っていたのだが、
いずれも最短の3試合であっさりCSを突破してしまったので1試合も現地観戦せずに終わってしまった(笑)
贔屓球団の交流戦優勝を現地で見る
2022年に福岡で交流戦優勝を見た。
ピンクに染まる華やかなPayPayドームで圧倒的な強さを見せつけたことは、とてもいい思い出になった。
当時のスワローズは信じられないくらい強くて、あの頃の数ヶ月間が今まで見てきた中で一番勝ちまくっていたと思う。
日本シリーズを全通する
2022年の日本シリーズでは第1戦から第7戦まで、すべての試合を現地観戦した。
結果としてスワローズは日本一を逃すこととなり、当時を思い返すと今でも苦い思いがこみ上げてくるが、
日本シリーズ全通というなかなかできない体験をできたことは、「プロ野球ファンとして割とやり尽くした」ことに大きく影響していると思っている。
オールスターを現地で見る
2013年の神宮球場、2019年の東京ドーム、2024年の神宮球場の計3度、現地観戦(というより現地応援)を果たしている。
初めて行った2013年、初めて経験したスクワットコールは驚くほど楽しく、2019年に山田哲人タオルでヤスアキジャンプをしたのも大変楽しかった。
そのため今年2024年も非常にワクワクして臨んだのだが、
「まあ楽しかったけど過去2回のように信じられないくらい楽しかった訳ではなかったな…」
という結果に終わり、ここでも「割とやり尽くした疑惑」を深めることとなった。
次回予告
ここまで書いてきたように、これまで贔屓球団のおかげで沢山の節目の試合に立ち会い、いい思いを沢山させてもらってきた。
それらの一つ一つがかけがえのない思い出となっている。
今回も1回では収まらなかったので、次回(最終回)はそれ以外の現地での体験について書いていきます。