仲間意識を強める
人は自分と似た人に対しては好感を持つ傾向がある。
ここでは、ある共通項で人の集団をひとくくりにする例をご紹介する。
年代や趣味などでくくるフレーズがポピュラーだ。
当然、そのくくり方はみな同じというわけではない。
同じものを見ていても、人にはそれぞれ違うイメージがある。
心理学ではこのことを「ラベリング」と呼び、「ラベルをはる=レッテルをはる」と考えるとわかりやすい。
そのレッテルの領域は人によって違うのだ。
そういう意味で、「AといえばB」という表現は、とても奥が深いことがわかる。
例えば、ハンバーガーといえば、どの店を思い浮かべるだろうか?
牛丼といえば?
マクドナルドや吉野家を答える人が多いだろう。
中には、モスバーガーやすき家と答える人もいるかもしれない。
それはそれでOKなのだが、大事なことは答えがパッと頭に浮かんでくるかどうかだ。
検索エンジンをイメージするとわかりやすい。
キーワードでヒットした結果ページは、上から順にクリックすることが多い。
逆に候補に挙がってこなければ、クリックされることはない。
つまり、頭の中に浮かぶ順番が、すなわち市場の中での位置づけということなのだ。
浮かんでこないのは、認知されていないということを意味するため、セールスでは苦戦を強いられることになる。
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