鬼滅いちばん印象深いエピソードは
鬼滅の刃、全巻揃えて読んだけど、いちばん印象深いのは、霞柱・時透無一郎くんが自分を取り戻すお話かなぁ。
鬼に襲われて以来、記憶を無くしてしまい、それでも不屈の精神で鍛練し、持って生まれた才能もあるけれど柱に上り詰め、自分のことも周りにもそう関心はないけれど、お館さまへの忠誠心厚い無一郎くん。
合理的且つ人間的な感情の乏しい判断で任務を遂行していきますが、炭治郎たちと出会ったことで自分本来の心を取り戻していき、上弦との闘いでこれまでにない危機に見舞われ、極限まで追い込まれたのち、すべての記憶を取り戻し、さらなる極みにたどり着きます。
そのときに、守れなかったと思っていた命が、奇跡的な偶然で無事だったことを知り、記憶のなかに戻ってきた両親が
「ほら、全部うまくいった」
と言ってくれるのです。
これって、何事も自分次第でうまくいくんじゃないかなぁって思わせてくれるエピソードで。
奇跡も、自分自身を取り戻した無一郎くんだからこそ、引き寄せられたんじゃないかなぁって。
うん、大丈夫!きっと全部うまくいく!って、前向きな自分になれそうなエピソードで好きなのです。