2024(9/14)【愛チャンピオンステークス予想】

~予想する前に抑えておきたいポイント~
①レパーズタウン競馬場のコース形態
②愛チャンピオンSについて

まず①のコース形態について確認していこう。
コースは左回りで1周2800m。
最終コーナーまでは平坦であるものの
その最終コーナー途中から上り坂が始まり、
直線残り200mでもう一段登る形になります。

アップダウンの激しいエプソムやアスコット、
ロンシャンやシャンティイといった競馬場とは
異なり、基本的に平坦で直線に坂といった
サンダウン競馬場と似たコース。

最後の上り坂への適性は必要だと思うが、
上記のエプソム、アスコット、ロンシャン、
シャンティイなどの道中勾配が激しいコースで
負けてきた馬にとっては逆転の余地があっても
いいのではないかと思う。

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では続いて②の愛チャンピオンSについて。
①でも話したようにレパーズタウン競馬場にて
行われ、距離は2000m。

このレースは凱旋門賞や英国チャンピオンSの
前哨戦の役割を担っていることから、毎年
骨のあるメンバーが揃う印象です。

昨年はAuguste Rodin、Luxembourg
一昨年はLuxembourg、Onesto
2年前はSt Mark's Basilica、Tarnawa
3年前はMagical、Ghaiyyath
といったように上位にはG1常連組が名を連ねる

こうなっている要因としてはそもそも登録馬が
少ないという問題もありますが、それ以上に
レパーズタウン競馬場は全馬が力の出しやすい
コース形態であるという点が大きいですね。
前述しましたが『道中の勾配がほとんどない
ですので、道中でロスを抑えた馬と
ロスが生じた馬の差がほとんど無いと見ていい
でしょう。
となれば後は直線勝負になり、地力の高い
人気馬(実績馬)が順当に来るということです。

これらを踏まえた上で予想に参りましょう!


【愛チャンピオンステークス予想】

本命
◎ ロスアンゼルス(想定3番人気)
騎手:D.マクモナグル

この馬を評価したポイントとしては
① 舞台適性
② 展開面での恩恵
③ 3歳馬
この3つの点が他馬より印を上げた要因

まず①舞台適性についてですが、この馬の
成績を見てみるとよく分かると思います。
3歳になって勝ったレースはヨーク、カラ、
レパーズタウンと全て平坦コース。
逆に唯一負けた英ダービーは勾配の激しい
エプソム競馬場でのもの。(3着)
実際、英ダービーで先着を許した
Ambiente Friendlyには次走の愛ダービーで
逆転し、勝利を収めているように引き続き
レパーズタウンとベストな舞台で戦えるのは
好材料と捉えて良いでしょう。

②展開面での恩恵については今回有力な
逃げ候補としてハンスアンデルセン、
ロイヤルライム、ルクセンブルクと明確に前へ
付ける馬が3頭も出走してきます。
人気のオーギュストロダンも勝ちに行く為
この3頭の後ろくらいには付けて来るでしょう。
となれば必然的にそこそこペースは上がり、
最後の坂で前の馬は失速する可能性が高い。
後ろからでも問題ない当馬は前過ぎず、
後ろ過ぎない位置が取れると見て評価しました。

最後に③ 3歳馬であるという点です。
斤量面で有利なのは言うまでもないですが
古馬と未対決という点が非常に大きい。
つまり明確な物差しが無いということです。
現状、古馬中距離戦線ではオーギュストロダンが
上位に君臨しているのは周知の事実ですが
あっさり覆ってもおかしくないのが
3歳馬である魅力だと私は思います。

対抗
○ エコノミクス(想定4番人気)
騎手:T.マーカンド

この馬を対抗にした要因は
① 舞台適性
② 展開利
2つだけですが、この馬は可能性の塊で
一気に古馬中距離路線のトップに君臨しても
おかしくない逸材だと思ってます。

まず①舞台適性に関してですが、
先程お話したロスアンゼルスと同じく
勝っているレースの舞台がドーヴィル、ヨークと
いずれも平坦コース。
特にドーヴィル競馬場はタイキシャトルや
シーキングザパールがG1を制した舞台でもあり
日本馬にとっても走りやすいコースなほど
本当に平坦な珍しい競馬場です。
今回は初のレパーズタウン競馬場ですが、
近2走の平坦コースで圧勝している点からも
明らかな好材料と捉えていいでしょう。
未勝利戦ではありますが勾配の激しい
ニューマーケットで負けてるのも推せる点。

続いて②展開利についてはロスアンゼルスで
話した内容がそのままこっちにも当てはまる
という形です。
この馬は近2走、後方から強烈な末脚を伸ばし
2着を突き放しての圧勝が続いています。
今回もそこそこペースは締まりそうですし、
この馬の末脚が活きると判断しました。

ただ1つ懸念がありまして、その強烈な末脚が
直線の坂で鈍らないかどうかという点です。
前走のドーヴィル競馬場やヨーク競馬場は
本当に坂が無いコースなので、当然直線も
坂はほとんどありません。
今回のレパーズタウン競馬場は道中こそ
坂は無いので同じですが、直線は前述した
コースよりも坂があります。
よって近2走は評価し過ぎず、少し印を下げ
ロスアンゼルスに次ぐ対抗としました。

単穴
▲ オーギュストロダン(想定1番人気)
騎手:R.ムーア

この馬に関して大事な点は
① 舞台適性
② 距離
③ 展開
この3つを考えた上での評価です。

まず①舞台適性ですが、今回は何度も言ってる
平坦のレパーズタウン競馬場です。
道中に勾配のあるアスコットやニューマーケット
とは違い、消耗が少ない舞台はこの馬の十八番。
昨年の覇者であるように今年も侮れません。

②距離は2000mで行われ、
2400m前後で3度大敗していることを
考えても、この距離では軽視出来ないですね。
愛ダービーやBCターフで勝利しているように
平坦であれば2400mも問題無さそうです。
今回直線に坂はありますが、道中での消耗は
少ない上に距離も2000mと守備範囲内。
狙うならここかなという感じもします。

最後の③展開で少し割り引いた分、
単穴に評価を落とさせて頂きました。
ロスアンゼルスの考察にも書きましたが、
今回はハンスアンデルセン、ロイヤルライム
ルクセンブルクと明確に前へ行く馬がいます。
これらに続くのがオーギュストロダンだと
現時点では考えており、ドスローになるとは
予想し難いです。
となれば直線の坂で思ったより伸びきれず
3着となってもおかしくないなという読みで
単穴止まりとなりました。

抑え
△ ルクセンブルク(想定6番人気)
騎手:J.マクドナルド

この馬のポイントは1つ
①圧倒的な舞台適性

この馬は①の舞台適性を買って抑えに。
当レースには2022年に出走し1着、
翌年2023年にも出走し2着とレパーズタウン
競馬場への適性がかなり高いです。
また、カラ競馬場でもよく走っているように
こういった平坦の舞台でも走れるタイプ
なのでしょう。
今年はドバイターフ以外は安定した成績で
3年連続好走も見えてきそうです。

ただ抑えになった理由としては、
前に行きたい馬が揃ってしまったからです。
前走のKG6世&QESにて、今回出走する
ハンスアンデルセンに邪魔をされてしまい、
自分のペースで行けず沈みました。
今回も同様の展開になりそうな上に、
ロイヤルライムまで出走してきます。
幾ら巧者と言えど、かなりキツイ展開に
なりそうで万が一の抑えといった印象です。

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🍊甘夏みかん🍊
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