弱視判明から眼鏡ができるまで1
3歳児検診で弱視が判明したK。
そのお話はこちら。
あれは4月の中頃。
妻が臨月。Aちゃんが生まれる前。
もうだいぶ昔のように思えます。
3歳児検診後
3歳児検診から帰るとKはすぐにお昼寝。
疲れていたので、すぐに眠ってくれました。
そして、妻に検診の報告。
視力で引っかかったことにショックを受け涙が。。。
重い病気ではないですが、自分の子どもに何かあると心に来ますよねぇ。
弱視の原因の一つは、十分な光が目に入らないことで網膜への刺激が足りず、網膜が十分に発達しないことらしいです。
イメージとしては、洞窟や深海など暗いところにいる魚の目が未発達なのと同じ感じですかね?
私の家の照明は間接照明的だったため普通の家庭より暗めでした。
もしかしたら、そのせいでKの目が十分に育たなかった可能性もあります!
なので、その日からすぐに照明を明るくしました!(時すでに遅しかもしれないけれど)
お子さんがいるご家庭はおしゃれなレストラン風な暗い雰囲気はNG!
健全で明るい一家団欒な照明がよさそうです!
それと、テレビ!
Kはテレビの目の前に行って観てしまうタイプでした。
テレビの前にテーブルを置いたり、離れて観るように促したり、移動させたりしていましたが1日2時間以上は観てたので、それもよくなかったかもしれません。
テレビのおかげでダンスに磨きがかかってくれたのですが、観せすぎは視力的にはやはりNGでしょうね。
その後、検診で紹介された眼科に電話をしました。
なんとすんなり次の日の予約が取れました!
K初めての眼科へ行く
翌日。
幼稚園に行ってお昼寝して午後に眼科です。
「検診で目が悪かったから目医者さん行こうね」と伝えておいたので行く気満々のK。
自転車に乗って駅の向こうの眼科までチリンチリーンです。
陸橋の上を走るKの好きな電車も見れました。
眼科に着くと待合室はほぼ満席。
受付を済ませ眼科の外のベンチで待ちます。
野菜のカードを見て時間を潰しました。
目の検査
呼ばれて中に入るとまず目の検査です。
怖がって私にしがみつくK。
何とか私の膝に座らせて落ち着いたところでイラストを使った視力検査です。
白地に乗り物や花などの黒のシルエットのものでした。
Kは「ひこうき」「くるま」と大きいもののはわかりますが、小さくなるにつれわからない。
次は視力検査の定番「ランドルト環」で検査です。
ちなみに、ランドルト環ってこれです!
あれ?
なにか違う?
これ中田ヤスタカさんのCAPSULEのロゴだ!
おっちょこちょいなことをしてしまいました。
ランドルト環はこっちですね!
って、ほぼ同じじゃん!
話を戻しましょう。
先生がKにリアルランドルト環を持たせてくれて、
「ドーナッツ食べられちゃった。どっちだ?」と、画面に表示されているランドルト環と持っているランドルト環を同じ向きにするように伝えてくれました。
こんな感じに検査です↓
なろほど!
これならわかりやすい!
しかし、3歳1ヶ月の坊やには少々難しかったのか全く同じにできないK!
しょうがないよね。3歳の理解力は人それぞれ、4歳になったらできるかな?
検査おしまい。
次はあの赤い気球が見える機械。
「オートレフ」こと「オートケラトレフラクトメータ」です!(名前新手の早口音葉?)
真ん中の穴を覗き込むと、機械が自動でおおよその視力を測ってくれる代物です!
仕組みとしては網膜に投影した光(赤外線)の反射をとらえることで自動的に眼球と角膜の屈折力(視力)を測定するらしいですよ。
そして、実はグッドデザイン賞を受賞してたんだとか↓
「上手だね」と褒められながら真ん中の赤い気球を見つめて検査終了しました。
待合室に移動し、次は診察を待ちます。
Kは遠視だった
名前を呼ばれ診察室へ。
先生が丁寧にKの目が今どのような状態なのかを詳しく説明してくれました。
結論から言うと『遠視』
眼球から入った光が網膜にうまく当たっていない状態です。
ピントが網膜の奥で結ばれる感じになっているため、どんなに「毛様体筋」を使って光を絞っても網膜に正しい像が結ばれることがない状態だそうです。
眼鏡で矯正しない限り網膜にしっかりとした映像を映すことができない、つまり網膜が発達せず、視力がずっと低いままになってしまう。
網膜に鮮明な映像を映し網膜を育てるためには『必ず眼鏡をかけて矯正しなければならない!』ということでした。
「そんなことありえます? 眼鏡なしでも目を使ってたら視力は上がるはずでしょ?」
と、思っていてもそれは間違いです。本当によくなりません!
実は実験してみました!
それについてはまた順を追って書いていきますね!
あと2個ぐらい先の記事になるかな?
小さい子が眼鏡で矯正せずに年を重ねると視力はそのまま悪いままです。
大きくなってから眼鏡をしても網膜の発達する時期が過ぎてしまったため、視力がなかなか上がらないことがわかっています。
弱視の視力矯正は早期発見と早期対応が大事なのです!
つまり、3歳児検診で目が悪いことがわかったことはとてもラッキーなことで、目の悪い子が3歳児検診で引っかからずに大きくなることの方がヤバいんだそうです!
弱視の見逃しについていい記事があったのでシェアします↓
現在のKの視力を教えてもらい、今度は目のピント調整機能を抑える目薬をして再び視力検査をすることになりました。
子どもはピント調節の筋肉の力が強いので、検査を正確な数値を調べる時にそれが邪魔をしてしまうそうです。
筋肉はすべてを解決してくれるけど、休んでもらいたい時もあるんですね!(なんのはなし?)
次回
『弱視判明から眼鏡ができるまで2』
「目薬をして視力検査編」
ご期待ください!