ヒトメタニューモとK
やぁ、ぼくはヒトメタニューモ!
13.35 キロベースの一本鎖(-)RNAウイルスなんだ。
大きさは150〜600ナノメートル!
形は多形性か球形でエンベロープがあって、13〜17ナノメートルの突起構造があるんだよ!
え! ぼくのことを知らないのかい?
小さい子どもの気管支炎の原因で有名なんだよ!
38℃を超える熱や咳、鼻水があったらぼくかもね。
(๑><๑)♡テヘペロリンチョ
というわけで、前回の続きです。(どういうわけだ?)
前回はこちら。
Kが熱性けいれんになった次の日。
かかりつけの小児科さんへ行きました。
ここ2ヶ月ほぼ毎週通ってます。
それぐらい風邪をひいているK。
入園あるあるがまさか夏休み入るまで続くとは。。。
今年は本当にいろんな流行の波が多いようです。
Kの行く小児科さんは受診予約がネットでできます!
とても便利な時代になりましたねぇ。
なんて呑気なことは言ってられません!
最近は小児科予約戦争なんて言葉が生まれるぐらい体調不良の子たちがたくさんいるのです!
つまり、予約が取れなかったらそこの病院で診てもらえないのです!
かかりつけの小児科さんは朝7時に予約の火蓋が切られます!
枠は午前40、午後40です。
朝7時ジャストにネットで受け付けすると37番目が取れてホッとする。
ということは、7時1分にはもう予約は取れない。。。
人気アイドルのライブチケットかな?
予約が取れるまでは戦いですが、予約ができれば後は安泰です。
なんとネットで今何番目の人が診察中で、あとどれくらいで順番が来るかがだいたいわかるようになっているんです!
まるで21世紀みたいですね!(そだよ今が未来だよ!)
順番が近づいて来たら用意をして自転車でチリンチリーンすればいいわけです!
待ち時間の短縮プラス他の患者さんとの接触が減りメリットしかないシステム!
最高な小児科様です!
近所にあってくれてありがとう!
病院に着き、受付で38℃以上出たと伝えると待合室ではなく隔離部屋で少しだけ診察を待つことになります。
ちなみに隔離部屋が埋まってると外で待たされます。(これは感染予防のためしょうがないですね)
診察室に呼ばれ、診察スタートです!
慣れたもので椅子に座った私の膝に座るK。
聴診器を当ててもらい、鼻の中、耳の中、口の中を診てもらいます。
「中耳炎にはなってない。喉が赤い。鼻吸います」
鼻吸引してもらいます。
「幼稚園ではRSとか流行ってますか?」と先生。
「えっと、、、、」
幼稚園の掲示板に貼ってあった病気の名前を思い出そうとして出て来た私の言葉は。
「えっと、ヘンプ?」
「あぁ、ヘルパンギーナですね」
やってしまった!
クールポコが一緒にいたら「なぁ〜に〜! やっちまったなぁ!」って言う絶対!
ヘンプってあれですよね。大麻。
あっ、やってませんよ! 絶対!
髪が長い男ですがやってないですよ! 絶対!
先生ヘンプは完全にスルーで、
「検査もしておきましょう」
Kの鼻の中に細くて長い綿棒みたいなのでグリグリとして診察は終わり。
あとは吸入をして検査の結果を待つだけです。
吸入が終わり、また診察室へ。
検査の結果はそう。
ヒトメタニューモでした!
どことなくキャラクターの名前ぽいのに、お年寄りとお子さんには厳しいやつです。
重篤化する可能性があるので気をつけてください!
と言っても、身近な人がなっていたらどんなに気をつけていてももらう可能性が高いのです。
私も妻もAちゃんもヒトメタニューモ絶対もらいました。
重篤化はなかったですが、咳が一週間は続くしつこいやつなので、ならないに越したことなさそうです。
そうそう。
一番大事な熱性けいれんについて触れてませんでしたね。
小児科の先生に熱性けいれんがあったことを伝えると
「熱でなっちゃいましたか。時間はどれぐらいで様子はどうでしたか?
血縁者で熱性けいれんある方いますか?
おじいちゃんおばあちゃんに聞いてみてください。
遺伝の関係でなりやすい場合がありますから」
ということでした。
熱性けいれん出たら身近な人がなっていないか聞いてみましょう!
そして、妻にも昨夜熱性けいれんがあったことを伝えたわけです。
「はぁ〜? なんでそん時教えんじゃいわれー! Kになにかあったらどうすんねんやねんボケがー! 早よ言わんかいバカヤロコノヤロオメェ!」
と言われ修羅場にはならなかったことをご報告いたします。
リアルバージョンは、
「え、なんで言わなかったの?」
「言ったら心配して寝れなくなるじゃん」
「そっか」
完
それから妻とお互いの親に確認したところ、身近な人で熱性けいれんなった人はいないようでした。
熱性けいれんは1回だけで終わる子がほとんどらしいです。
くせにならないように気をつけたいと思います。