【嫁が拒否する理由を紐解いてみた】私達がセックスレスを乗り越えた方法
新婚当時、私自身がセックスに乗り気ではなかった頃の体験談をセキララに公開しています。
どうしてセックスレスになったのか?その時の感情は?どうやって乗り越えた?などを恥を忍んで、詳細に記しています。今、セックスレスに悩むご夫婦やカップルがいたら、参考にしていただけると嬉しいです。
夜の時間をどうにかしたいと思った日
結婚してまだ間もない頃、夫婦二人の生活は新鮮で楽しいものでした。日常の小さなことに喜びを感じたり、一緒に新しいことを始めたりする時間が本当に幸せで、夫婦としての絆を少しずつ深めていく毎日でした。
でも、夜の関係については、当時から少しぎこちなさを感じていました。私は夫のことが好きでしたし、彼も私を大切にしてくれているのが伝わっていました。それでも、夜に誘われると、なんとなく「面倒だな」と思ってしまうことが増えていたのです。
理由は自分でもはっきりとはわかりませんでした。仕事の疲れやその日の気分の問題もあったかもしれませんが、一番大きかったのは「気持ちの準備ができていない」という感覚だったように思います。夫の誘いに応えるべきだと頭ではわかっているのに、心が追いつかない。そんな日が続いていました。
当時の私は、その状況をうまく言葉にすることができませんでした。それどころか、夜の時間を避けるために、夫が寝る時間を見計らって自分もベッドに入るタイミングをずらしたり、仕事や趣味を理由に遅くまで起きているようにしていました。それが夫にとってどれだけ寂しいことだったのか、きちんと考えられていなかったのです。
夫は、直接何かを言ってくることはありませんでした。ですが、日常の中で少しずつ感じる彼の様子――無言の時間が増えたり、どこか諦めたような表情を見せる瞬間――が、私の中に小さな罪悪感を積み上げていきました。
ある夜、私たちはテレビを見ながら他愛のない会話をしていました。その流れで、たまたま「夫婦関係」に話が及びました。その時、夫がぽつりと「俺たち、なんか距離できちゃったよね」とつぶやいたのです。
その一言に、私はドキッとしました。夫の声は穏やかで、責めるような口調ではありませんでした。それでも、その言葉には寂しさや不安がにじんでいるのが伝わってきて、私は胸が痛くなりました。
「うん、そうかもしれないね」と、私も素直に応じました。でも、どうしていいのかわからない。私がそう感じている間に、夫が続けました。「俺、もっと二人で一緒にいる時間を大事にしたいと思ってるんだよね。でも、無理はしたくないからさ、どうしたらいいかなって考えてる」
その言葉を聞いて、私は初めて「どうにかしないと」と本気で思いました。夫はただ私を責めるのではなく、一緒に解決していきたいと思っているのだとわかったからです。そして、私自身もこのままではいけないと心から思えたからです。
まず最初に私が取り組んだのは、自分が夜の関係を避けてしまう理由を見つめ直すことでした。「面倒くさい」と感じる気持ちの裏には、何があるのか? それを一つずつ考え、理由をつぶしていく作業を始めることにしました。その備忘録を、ここで少しずつ書いていきたいと思います。
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