グレタ・トゥーンベリは10年後の「ロッタちゃん」だ。

地球温暖化問題を訴え、ぼっちで学校ストライキを敢行。世界各地で学生ストや環境保護運動に火をつけた、16歳のスウェーデン女子グレタさん。先ごろ国連演説のため渡米したが、その旅は二酸化炭素を出さないヨットで。演説もガチンコで、たまに「どうせ私は子供だって言いたいんでしょうけどね」と聴衆を睨みつける。このグレタさんのグレート仏頂面に、気に入らないことに容赦なくキレまくる衝撃の幼女映画「ロッタちゃん はじめてのおつかい」(2000年 スウェーデン映画)のロッタちゃんの面影を感じた。
「ロッタちゃん」で何よりショックだったのは、子供を子供扱いしないお母さんの教育。カウチサーフィンで旅行者をホストしていた時に、スェーデン育ちのイラン人をお世話したが、「小学生の時に、僕に人種差別的なことを言ったクラスメートがいて、それを聞いた先生が、その場で授業を中断して、僕たちに徹底的に議論させた」といっていた。
小学生に、人種偏見について、議論させる??? スェーデンの教育、だいぶショックだった。日本だったら、先生が「差別はやめましょう」で、思考停止でしょう。
そうやって自分の頭で考え、納得できないことは「絶対嫌!」と叫ぶ子供が、10年後こんなふうに成長しました、というストーリーを勝手に作って納得している。(ロッタ役の子役もグレタさんでした。)

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