![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/153972268/rectangle_large_type_2_fc67590035e7c131089b22a163b0bac8.jpeg?width=1200)
「美しい春画」を見て、ハスラーアキラの詩を読み返す。裸で平和を考えようや
このテキスト、先に書いた春画展レビューの1段落でしたが、「ハスラーアキラの話が唐突やで」と指摘されたので、この段落を別の投稿に分けました。
ハスラーアキラの「売男日記」の一節を胸に、春画を見よ
「美しい春画展」に出品された上品な春画に横溢するのが、エロよりも「平和な感じ」であることに、心がホッとしているのに気づいた。
だいたい、普段隠してる「実」や「具」を、安心してほっぽり出せるシチュエーションが、平和でなければ、なんなのか。
そういうことを書いた一節どっかにあったな、と本棚を探してみたら。セックスワーカー&アーティストのハスラーアキラのエッセイだった。
相手にナイフや銃を向ける前に、
少しだけ、この間したセックスについて想いを巡らせてみよう。
その時感じた快楽、皮膚に感じた温度を思い出してみよう。
思い出せないときは、その手を降ろして、
快楽を求めに街に出かけよう、ぼくが待っている。
街で「ぼく」に出会えない人には、細見美術館で春画が待っている。裸を見ながら、愉しい時の肌の温度を思い出しながら、平和について考えようや。
![](https://assets.st-note.com/img/1726057900-0dmDn5rREhb7pzAay9l1CY4q.jpg?width=1200)