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ハラールとは、生命とのかかわりかた
こちら、私がニュヨークにいた時に毎日のように行ってたハラール中華レストランのチラシ。ハラール×中華だけでなく、アトランティック通りはイスラム系のショップが多くて楽しかった。
ニューヨークでハラールミートの工場で働く人を取材した番組が参考になる。ハラールとは単に豚とアルコールを避けるということではなく、家畜がきちんと扱われるか、生命とどう関わるかということだという。
家畜は神の名を聞かされたあと喉を切って、血抜きされる。屠りの儀式と血抜きは大切な処理のプロセス。味が美味しくなるともいわれている。
取材した屠場では、肉を買う人が屠りの工程に立ち会うようになっている。「肉が生きた動物だったことを知ったうえで料理をしてほしいから」。逆に、鶏が処理されているのをほかの鶏には見せないように配慮している。食べる生き物には責任を、食べられる生き物には慈悲を。
ハラールレストランの認証取得は、認証機関に申請する必要があるが、ハラール解釈も一つでなく、世界に200以上の認証団体があるそうです。日本にも15の認証機関があるそう。東京都台東区では、ハラール認証をえるための助成も行っているそうです。
認証が広がるのは、来日、在日するムスリムにとってよいことであるが、この動画で語られている、ハラールが教える家畜への心の持ち方は非ムスリムがもっと知っておいてもいいことだと思う。