【書籍紹介】Mein Kampf - Eine kritische Edition 歴史批判的注釈付き『我が闘争』
2016年1月8日に発売された歴史批判的注釈付き『我が闘争』(Mein Kampf - Eine kritische Edition)は正式販売開始前に既に在庫切れとなっていました。初版は4000部のみだったので、当然といえば当然ですが。私がネット書店でこれを注文したのは同年1月末。届いたのは4か月後で第4版。わずか4か月の間に随分と版を重ねたものです。現在では第10版が出ています。
本は思っていたより大判(29x22cm)で、2冊の厚みは11㎝。かなりの存在感があります。
序章だけでも実に興味深いです。この学術版の注釈は、歴史的背景の説明だけではなく、ヒトラーが『我が闘争』で展開した扇動的内容を徹底論破し、ヒトラーがどのような嘘やデマを書き込んでいたかを明らかにすることを目的としています。序章の序文でまずなぜこの歴史批判的注釈付き『我が闘争』を出版したか、その目的が語られます。
続きはこちら。序文の一部の翻訳をご覧ください。