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チビでぽっちゃりなハゲ、卑屈で嘘つきのジョージコスタンザについて

Netflixに、となりのサインフェルドというシットコムがあって
(シットコムとはシチュエーションコメディー『一部屋で、話の展開があるもの』の略称で、わからない人はフルハウスを想像してください)

ビックバンセオリーのシーズン12を3周し終わった私は、次に見るべきドラマとして、となりのサインフェルドを見た。
内容としては、コメディアンの主人公:サインフェルドと、彼を取り巻く日常についての話。登場人物は、親友のジョージ・コスタンザ、元恋人のエレイン・ベネス、変わった隣人のコズモ・クレイマーで、1話毎で登場人物が変わります。

シニカルで鼻ですかしたような態度の主人公ジェリーと、周りの個性的な人々で構成されるコメディードラマは、大したことない日常がリアルで、面白くて、とってもお気に入りのドラマ


そして特にこのドラマの見どころは、ジョージ・コスタンザ。なんと言っても彼だと私は思う。

それではなぜ、主人公ではなくジョージコスタンザなのか。


●彼はチビでぽっちゃりなハゲ

ジョージ・コスタンザは、チビでやや小太りで、そしてハゲだ。
おまけにその外見から生まれた産物なのか、卑屈で嘘つきときている。

その上結構なケチなのだ。

世の中のよくないところをまとめたビックリするような性格だけど、このドラマは特に彼を特別扱いせずに普通に進行する。


いくらジョージが嘘つきでも、卑屈でも、物語はそれが通常運行として特に取り合わずに進み続けるし、それどころか、最後は結構いい生活をしたりして、割とモテたりしてる。
(モデルとも付き合ったりね)


ここで、彼の有名なセリフを引用します。

君は僕の手口を知らないね。僕の嘘は鮮やかで、美しく、大胆なんだ。


これはジョージが嘘をつく作成を練っているときの言葉。なんとまぁずうずうずしいんでしょ!


私はこのバカバカしいまでも、自信たっぷりで嘘つきで、その割に大抵卑屈なジョージコスタンザが大好きだ。彼を見るととても安心する。

それは彼が、世の中がダメだと設定する嘘を、自分の特技として誇りを持ち、誰がなんと言おうと、(結構楽しみながら)嘘をつき通す姿勢にあると思う。
世界が正しさを求めるこの地球においては、彼みたいな人が1人2人いても、大したダメージは受けないし、むしろ彩りがあっていいのかもしれない。私は彼を見ると、実にバカバカしくて楽しい気持ちになるし、「(実際無理だけど)あれくらい自分に素直に生きていきたいな〜」って思ってしまう。


私もジョージを見習って
すくすくと世界を泳いでいけたらいいな🌏🏊




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