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お洒落タウン表参道で起きたミラクル


私は昔から、家族を含め友達や知り合いにバッタリ遭遇することが本当に多い。


小学生の頃、福井県の海で浮き輪に乗ってぷかぷかしていたら


「えっ!mikaちゃん?!?!」


と、同じクラスの女友達と遭遇したことがある。
泊まっているホテルまで同じだった。

大学生の頃親に隠れてタバコを吸っていたら、なんか目線を感じるなぁと思って、反対側の歩道を見ると、鬼のような形相でこちらを見ているおじさんがいた。

父だった。

暫く見つめ合う2人。

スッと手のひらの中でタバコの火をもみ消す私。

何ごともなかったようにその場を離れたが、帰宅したらこっぴどく怒られた。

手のひらがヒリヒリした。

今も変わらず、いろんな人によく遭遇する。


お店で買い物をしているとき
病院の待合室


車に乗って横断歩道で信号待ちしている時に、目の前を友達が横切ったり
自転車に乗って走っていると、前から同じく自転車に乗った友達とすれ違ったり

電車のホーム
電車のドアが開くと友達が手すりのところに立っていたり

デパートのエスカレータの上下ですれ違ったり
新宿駅のメインじゃない方の改札ですれ違ったこともある。


とまぁ、ここに挙げたのはごく一部で、どこでも本当にいろんな人にバッタリ会うのだ。


一昨日土曜日の昼下がり、ミラクルが起きた。


推しのファンミが刻々と近づいている。(記事「24歳の推し」)


私は表参道の美容院を予約していた。
一緒にファンミに行く米粉ちゃん(記事「米粉を操る女」)も偶然同じ日に美容院を予約していた。彼女も美容院は違うが、同じ表参道のお店だった。


カラーとカットを終え、LINEを確認すると、米粉ちゃんからLINEがきていた。

朝から手作りのレーズンロールパンを食べて美味しかったことや、今度はレーズン食パンとチョコ食パンにも挑戦したいとのことで、今日もまた美容師さんに米粉クッキーを焼いてきた、とのことだ。

米粉ちゃんは、相変わらず米粉クッキーやパンを作りまくっている。

パンが大好きな私は

「私の嫁にきてくれんか」


とLINEを送ったら、


私の目の前を米粉ちゃんが通過した。


えっえっえっ


私は思わず、米粉ちゃんの前にジャンプした。


うへぇぇーーーーーーーーーー



驚いた米粉ちゃんは、未だかつて聞いたことのない叫び声を表参道中に響かせた。

そう、ここはお洒落タウン表参道。

その表参道の人たちがみな彼女の叫び声に振り向いた。


「えーえーえーえー!マジでビックリした」

「見て見て鳥肌たってる」

私たちは、キャッキャした。

バッタリ遭遇するのってこれだからたまらない。


私たちは、握手を交わし笑顔で別れた。



とんだミラクルが起きたもんだ。


これは・・・きっと推しのファンミで何かが起こる予兆に違いない。

カチ。私の妄想スイッチか押された。

応募した質問を読み上げられる

お姫様抱っこ

頭なでなで

壁ドン

握手

匂い嗅がせてもらう

私は、米粉ちゃんとバッタリ会った喜びと、ファンミへの期待に胸を膨らませ、ニヤコラしながらお洒落タウン表参道を歩いた。

帰りの電車の中で、このミラクルについてnoteを綴りながらふと思う。


目の前でパソコンのキーボード弾いてるあの人は、もしかするとあのnoterさんだったりして。


そう思うと、なんだか楽しくなってくる。


顔がわからないからこそ広がる面白さ。



私の知らないところで、仲良しのnoterさんと実はバッタリ遭遇しているかもしれない。

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