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推しと密着ツーショット!〜後編〜

24歳の推しとツーショット写真が撮れるというイベントに当選するというミラクルが起きた。

その日のことを忘れたくない私は、記憶が薄れる前に急いでnoteに綴り、推しへのキュンキュンメロメロを閉じ込めようとしている。

その前編はこちら↓


まさかの推しが登場する前に終わってしまった。


いよいよ・・・愛しき24歳の推しが登場します!!

後編!どうぞ!



私は壁に張り付き、パーテーションと壁の間から向こうを見た。

そこには、

黒い上下の服を着た推しがいた。


!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



もう、言葉にならない。
言葉にならないかっこよさ。
どうしよう。
マジで綺麗。
何、あの顔のちっささ。
親指の先くらいしかないじゃないか。


優しい笑顔でファンと写真を撮っている。


ああ、かっこいい・・・。

ああ、ひたすらにかっこいい・・・。

ああ、ずっと見ていたい・・・。

時間よ、止まれ。

あなたは天使。
産まれてきてくれてありがとう。
同じ時代に生きている奇跡。
これは現実か。
夢か幻か。
圧倒的美。
もう理解が追いつかない。


「どちらのポーズにしますか?」



ハッ
スタッフさんが聞いてきた。
次は私の番だ。


①あごの下でピースサイン
②○○がお客様の肩を組みます(お客様からはNG)



これが、用意されていた2種類のポーズ。

私は迷うことなく、


「②番でお願いします」



と、こたえた。


・・っていうか、①番選ぶ人、いるーーー??


「では、次の方、どうぞ」


ついにこの時がきた。


ドキドキドキドキドキドキ


いや、ドキドキの文字がちっこいな。
こんなもんじゃないぞこの時のドキドキは。
もっとこれ、文字大きくなんないのか?

これ!このくらいの「ド」な感じで読んで!

キドキドキドキドキドキ


スタッフに誘導され、3段くらいの階段を上る。

推しと目が合う。

推しが私を見つめる。

ドキドキドキドキドキドキ


「こんにちは〜!!」


世界一爽やかな笑顔でペコリとお辞儀をする愛しき推し。

「あっあっ、・・・こんにちは。よ、よ、よろしくお願いします」


蚊の鳴くような声で挨拶する私。


内心は、


ヤッバイのですがヤッバイのですがヤッバイのですが!!!
めちゃくちゃめちゃくちゃかっこいいのですが!!!
どうしよぅぅぅぅぅぅぅ


「どうぞ」


と、キラッキラな笑顔で自分の隣へ私をエスコートしてくれる推し。


撮影する場所に2人で立つ。


そして、


密着!!!!!!!!!!!!
ピタッと密着!!!!!!!!


えっえっえっ
こんなにくっついてくれるの!!

えっえっえっ
なんかめっちゃいい匂いがするんですけど!

吸い込め吸い込め吸い込めーーーー!
吐いたら出てくぞ!
吸い込めーーーー!
ああ!小瓶!小瓶はどこだ!やっぱり持ってくればよかった!
この匂い永久に閉じ込めたい!


うわっうわっ
めっちゃくっついてくれる
やばいやばいやばいやばい

あなたの温もり感じたい!

密着しているところに全集中だ!
感じろ!
推しの体温感じろ!


背徳
禁断の恋
悪夢で最愛の人
危険な魅力
私の心を狂わせる
禁じられた蜜の味

もう私の頭の中は大パニック状態。
緊張のあまり表情筋がピクピク動き出す。
なんかピクピクなってる私ーーーーー


カシャ。



愛すべきnoterポンコツ画伯に寄せてみたョ



顔ピクピクなりながら頭の中大パニックであっという間に撮影終了。


「ありがとうございました!」


と言いながら、キラッキラの笑顔で推しが私を見つめる。


さぁ!
mika!
チャンス到来だ!
推しに、ずっと伝えたかったことを伝えるんだ!

今こそ!


伝えるのだ!!!!!


「あの・・・、私の息子が今不登校で、大変なんですけど、・・・・でも、あの・・・○○くんの存在が私を助けてくれています!・・・あの、だからありがとうございます!」


言えた。


ずっと、ずっと、直接伝えたかった。

息子の付き添いや渋りで、毎日疲弊しまくっていたあの時の私の心に、キュンを与えてくれた。
ただ、キュンしてキャーキャー言うのが楽しくて嬉しくて。


元気が出た。


だから、感謝の気持ちを伝えたかった。


声が震えて泣きそうになった。


まだまだ駆け出し中の推し。
悩むことも多いと、どこかの雑誌で読んだことがある。
でも、あなたの存在がこんな風に人の心を元気にしているんだよ、と心からのエールを同時に届けたかった。


すると、


「ああ、、、、それはねぇ、、そっかぁ〜。でも、ね!好きなことを見つけて、見つけられるとね、いいですね!!!!!」


と推しは私の目を優しく見つめて、丁寧に言葉を選んで、そう声をかけてくれたのだ。


「は、はい。・・・本当に、助けられてます!ありがとうございます!」


私はもう一度そう伝え、ペコリとお辞儀をした。


推しは「ありがとうございました!」と、笑顔で見送ってくれた。


帰り際、私の背中に向かって「また会いましょうね!!!」と言ってくれたので、


「会います!!!!!!」



ともう一度振り向き、推しに全力でブンブン手を振って別れた。

もう最っっっ高に幸せな気持ちで撮影スペースを後にし部屋を出ようとしたら、スタッフに呼び止められた。


「お客様、お荷物お持ちください」


私も荷物を忘れてしまった。


キュンキュンメロメロMAX状態でフラフラしながらファンレターをBOXに入れ、部屋を出た。


すると、待ち時間に仲良くなった方々が私を待っていてくれた。
みんなで輪になって、感動を涙ながらに分け合った。


米粉ちゃんからLINEが届いていたので、報告した。



そして、撮りたてホヤホヤのツーショット写真を送った。


米粉ちゃん「おめでとう」
って、涙絵文字つきで喜んでくれた



さて。
ここで、ちょっとこのツーショット写真についてポイントをおさえておこう。

まずは、ここ!
右肩にご注目ください!



mikaの右肩が推しのボディに食い込んでいる


ビターー



これは、何を意味しますか?
ハイっ!そこのあなた!大正解です。
そのくらい、密着しているってことなんですヨ。ええ。

ああ、このまま背後から抱きしめてくれんか。


次は、ここ!
手にご注目ください!



ありえないくらいグッと拳握りしめてます。


グッ



それほど緊張していたってことなんですねぇ。ええ。

最後に、ここ!
顔にご注目ください!





mikaの顔が乙女




でも顔ピクピクしてるよこの時



そして


mikaの顔が膨張している



パンッパン



人って、キュンがMAXに到達すると顔がパンッパンに膨張するんですねぇ
初めて知りました。


ちなみに、最上級ランクの推しと自撮りツーショットは、こんな感じだったらしい。


推しがスマホを持って自撮り



もう、こんなん鼻血ぶぅ案件ですやん。


幸せ増し増し状態で電車に乗り、最寄駅に着いた。


西友で買い物。


一気に現実。


帰宅し、夕飯とお風呂。
子どもたちを寝かしつけた瞬間、待ってましたとばかりに夫にツーショット写真を見せ、今回もまた推しへの熱き想いを夫に浴びせた。
仏のような笑顔で、うんうん、と聞いてくれた。
そんな夫は、私の殿堂入りだ。
いつも妻の推し活見守ってくれてありがとう。

夢のような推しとの時間。
その記憶が薄れないうちに、今回も綴ることできた。
成功だ。

最っ高にかっこよくて優しく美しい推しと、笑顔が膨れ上がり固く拳を握りしめた女との密着ツーショット写真。

そして、ずっと伝えたかった想いを伝えられたその記憶。


私の宝物や。


この推しを前に壊れた女の推し活記事。
いつもドキドキキュンキュンメロメロを一緒に楽しんでくれるみなさん。
ありがとうございます!
心を込めて。

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