ネイル業界はオワコンなのか?

私の見解としては、イエスだ。
正確に言うと、ネイリストが人の手にネイルを施してお金を稼ぐ。
という職業がだんだん少なくなるのではないか?と思っている。

そもそも1センチ角ほどの面積にネイリストが一つ一つ筆でアートを描く。
これってめちゃくちゃ非効率だもんね💦

この考えはネイルサロンを開こうと考えていた頃は1ミリも思わなかった。

そもそも何かを起業してサービスを提供する時に、需要がそこにあるか?は重要。

…というかそこしかないと言っても過言ではない。
資本主義の基本が私はわかってなかった(笑)

私がネイルサロンをやろうと思ったのは、ネイルが好きだから、私がこんなにも好きだから、世の中の人もきっとみんなネイルが好きなんだろう、という勝手かつ安易な理由💦

練習のために無料モニターさんを集った。
ネット経由や友達や知り合いの紹介で来てくれたはいいが、みなさん、ネイルは好きだけど、お仕事の都合上、シンプルなネイルしかできない。
色もベージュや薄いピンク。
デザインは一色塗りかグラデーション。凹凸がある飾りはNG。

そんな感じ😅💦

私の今のネイルはこれで、こんな感じのネイルをやってあげて喜んでもらいたかった。

でも、みなさんの声を反映させるとこれは完全にNG‼️💦

そこで思った。

私が思ってるほど、ネイルの需要ってないのでは?

そして、ネイルをする人を考えてみた。
「ネイルをサロンでする人」には2種類考えられて、日常的にネイルをする人と結婚式やお呼ばれ旅行やライブなどのイベント時にネイルをする人。

後者のイベントネイルについてはもう、ネイルチップや剥がせるネイルで十分‼️っていうか、その方が好都合!

前者の「日常的にネイルをする人」は通ってるサロンがあり、定期的に(3週間から1ヶ月程度)付け替えをする。
なぜ同じサロンに通うかというと、だいたいのサロンは、自分のところで付けたネイルのオフは無料というシステムを採用しているから。

これはお店としてはリピーター獲得という観点では必須のサービスと言える。
ネイルのオフは2種類あって、アセトンで溶かすか、ネイルマシンで削り取るか?

今の主流としては後者の削り取りオフ。これを習得するのは結構大変。
下手をすると、お客さんの大切な自爪まで削ってしまうし、早さを追求するあまりマシンの回転数を上げると肌に少しでも当たると皮膚をえぐってしまい出血させてしまう事故のリスクもある。

何が言いたいかと言うと、サロンにとってジェルネイルのオフは大変。
新しいネイルを頼まないでオフだけをオーダーすると、店にもよるが2000円から3000円は取る。
それを無料にするほど、リピーターのお客さんはほしい。

お客さんとしては、オフ代という余計な出費を抑えるために同じサロンに通うという選択になる。

自分の爪の状態も把握してくれているし気心知れたいつものサロンをよほどのことがなければ、変更しないだろう。

この「よほどのことがなければサロンを変えない人」をサロン同士で奪い合う。
変えてもらうために、初回来店のオフは無料としてるところがほとんどだし。

しかも、この「よほどのこと」はセルフネイルという選択肢がある。

昨今、有名ないわゆる「有料セミナー」を開くような先生ネイリストでも惜しげもなくYouTubeでその技術を公開している。

しかも材料も一般の人が手に入れやすい100均やSHEINのものがほとんど。
このSHEINについては一晩語れるくらい私は大好きだ!
後日、ここでもその思いを吐き出してみようと思う(笑)

これはどういうことか?時代の流れはセルフネイルなんだ!
やり方も材料もYouTubeで充分学べる。私の感覚としては、最近のワカモノはメイクにしてもネイルにしてもやたらと上手!🙌

セルフネイルに必要な道具や材料をひと通り揃えても、サロンでやってもらう1回分の出費で済んでしまう。
あとは、自分の時給をいくらと考えるか?だな。

世の中の…というか、自分の住んでる地域のサロンの価格はどれくらいなんだろう?
そもそも開業する上でこれって必要よね。…私世間知らずもいいところでこれすら行ってなかった💦

…というか、セルフネイルをする前、えーと7年も前のことだけど、自分の近所と隣の駅くらいのサロンは行き尽くしていたし、価格も知っていた。

…が‼️調べてみてびっくり‼️ホットペッパービューティーでの検索に私が行ってたサロンが一件もない‼️
閉店したか、ホットペッパービューティーの掲載をやめたか。
どちらにしても繁盛はしていないであろうことは想像がつく。
でも、新規オープンしていた店があったので、覗いてみる。

なんと!初回来店で3000円台、2回目以降でも4000円台でデザインありのネイルができる!

これはいよいよやばいぞ!と思った。駅前のチェーン展開してるサロンでこの価格を出されたら、自宅開業してる店は太刀打ちできないよ😅💦

それを見る前から薄々は気づいていたけど、ネイルサロンが生き残るには相当の苦労が待ってることは誰が見ても明らかだ。

そして、ネイルスクールの先生やら人気ネイリストさんがどんどんYouTube参入してるのはそういうことか…なんか腑に落ちた。

…私が特許を出した技術だって、私はネイリストさん用の技術だと思っていたけど、違うんだ。

そもそも、なんでこの技術を思いついたかというと、自分がセルフネイルをしてて、めんどくさいことを軽減するために自分が困ってる事を解消したかったから。

それを金稼ぎのネタにしようとしてた自分の傲慢さにやっと気づいた😭

この技術は自分がそうだったように、セルフネイラーさんを喜ばす技術なんだ!

さぁ、これから自分なりの社会貢献の始まりだ!

どんな活動しようか。

ゆっくり、自分のペースで楽しんでやるという事を忘れずに!

誰にも認められなくても最悪1人の人間はとてつもなく幸せにしている。

そう!私自身。

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