
【ブラジル子連れ旅行レポ】フェルナンドジノロー二ャ
1. はじめに
サンパウロ生活9年目、駐在妻のミカです。子連れでの旅行についてママ友から聞かれることもあるので、記事にまとめてみました。子連れでもブラジルを楽しみたい!というファミリーの参考になれば幸いです。
この記事では、旅全体の日程・ツアーの内容と料金・観光に必要な準備とレストラン情報を載せています。Googleマップの位置情報もありますので、より具体的に旅行をイメージしながらのプランニングにお役立てください!
なお、できるだけ正確な情報の提示に努めますが、追いきれない部分もあるので、最終的なところはご自身でご確認いただくようお願いします。
旅の基本情報
🗓️時期と期間:2024年7月上旬。金〜月の3泊4日。
🧑🧑🧒 夫、私( 当時 妊娠6ヶ月)、娘(当時 3歳5ヶ月)
✈️航空会社:azul
🏠 宿: ポウサーダ Casa Makaira ( @casamakaira)
🚙 ツアー会社 noronha pedal ( @noronha_pedal )
▼旅のざっくりした様子はこちらのリールから
Fernando de Noronha とは
ブラジルの北東部(ノルデスチ)、Perunanbucco州にある人口役3100人の島。世界自然遺産に登録されていて、1日に島に入れる人数も制限されています。いくつかビーチがあるうちのPraia do Sancho(サンショビーチ)は「世界一美しいビーチ」にも選ばれています。サンパウロと時差が1時間あり。
2. 旅の全スケジュール
1日目:島へ移動
8:30 Congonhas空港から Recife空港へ移動 (3時間半)
Recife空港から Fernando de Noronha空港へ (1時間半)


16時ごろ タクシーで空港から宿へ移動。
17:30 ごろ夕陽の見えるレストランで夕食。
レストランについては、後ほど【4. 行ったお店情報】にまとめています。
2日目:終日 島巡りツアー
noronha_pedalというツアー会社にWhatsAppで問い合わせて事前予約。
インスタの投稿は海上サイクリングばかりだけど、ボートツアーやバギーツアーなど色々あります。
計2社ほど問い合わせましたが、ツアー料金はどこも大体同じ。ここが一番レスポンスが早かったのでここにお願いしました。
グループツアーの方がお手頃だけど、当時 妊娠中の私と幼児がいたので、融通を聞いてもらえるかなと思い、プライベートツアーにしました。
上記のインスタにあるように、バギーの後部座席に当時16kgの娘と乗りました。多少は揺れますが、クッションもあり大丈夫でした。(2年前に行ったジェリコアコアラの方が揺れも座り心地もキツかった思い出…)
バギー1台+運転手兼ガイド R$1200
9:00 ガイドがバギーで宿まで来てくれて、最初のビーチへ出発。
クーラーバッグと氷も持ってきてくれていたので助かりました。【3.出発前に準備するもの】にも書きますが、国立公園入園料はすでに払っていたので、観光案内所に寄る手間が省けました。
🏝️Praia do Sancho 1時間半
国立公園に到着すると受付兼ギフトショップで入園料証明を見せます。

デッキになっている歩道を歩くと、Praia do Sanchoの崖の上部に到着。この梯子で一人ずつ降りていきます。ビーチへのアクセスはこれしかないので、「降りていくだけの時間帯」「登ってくるだけの時間帯」に分かれています。

梯子の上り下りが難しい月齢のお子さんがいる場合は、上のデッキで待機することも可能です。上から見るビーチと波打ち際を泳ぐエイの姿を見たりできます。


ビーチで遊んで上がったあとは同じ公園内を歩いて展望台へ。兄弟岩が一望できます。

公園を出てバギーで移動すること15分。島の南側のビーチへ。
🦈 Praia do sueste (約50分滞在)
キレイな海でしたが入水禁止。数年前に子どもがサメに噛まれた事故があったそう)
※以下、太字をタップするとGoogleマップに飛びます
🏝️ Praia do Leão
島の東側、港方面へ移動(20分)
13:30 Porto de Santo Antonio で昼食
🌊 Mirante da Ponta do Air France
🌊 Enseadas de Tubarão (遠くからサメの大群が見れた!)
🦈 Museu de Tubarão (景色がいい!レストランもあります)
🌊 Buraco da Raquel
16:00ごろ 🏖️Praia de Cacimba do Padre
岩の間を歩いて、兄弟岩が近くで見れるスポットへ。写真をたくさん撮って1時間半ほど滞在 (パラソル&ベンチ台 R$100)

17:30 🌆 Mitante Forte Boldro
夕焼けが見れるスポットへ移動。少し雲があったけどビルだらけのサンパウロでは見られないサンセットを見届けたあと、宿まで送迎してもらい、この日のツアーは終了しました (18:30ごろ)

3日目: 午前 ビーチ、午後 ボートツアー
9時にハワイアンカヌーを予約していたのですが、 7:30ごろに強風でキャンセルになったと連絡があり(すぐ返金してくれました)、タクシーで 🏖️Praia de Conceição へ行って遊ぶことにしました。
ここは国立公園ではないので、入園料も不要。ただしトイレがありません。


パラソル&ベンチ R$70 (別途ドリンク代)
ボートバイク 1人100、2人で150
12:30 宿に戻って、キッチンでお湯をもらい、カップ麺で簡単な昼食。
14:10 タクシーで港に集合。
Entardecer VIP (食事付きのサンセットツアー ) R$500
シュノーケルセット(ライフジャケットcolete, ゴーグル、フィンを港にあるお店で借りました ) R$50



14:40 に乗船し、シュノーケル→軽食→兄弟岩を沖から見る→別のスポットでシュノーケル→夕陽みる→18:30 港に戻る、という流れでした。
大きめの船だったので揺れも少なく、割と快適に過ごせました。
4日目:サンパウロへ移動
8:30-9:30 🏖️Praia do Porto
私が荷造りをしている間に、夫と娘だけタクシーで港のビーチへ。小さいけれど、波が少なく穏やかで、エイなども見れたそうです。
10:30 チャックアウト&宿出発
11:30 ごろフェルナンドジノローニャを出発してへシフェ空港へ
13時ごろ へシフェ空港からコンゴーニャス空港へ出発
3. 出発前に準備するもの
【必須】入島税&国立公園入園チケット

フェルナンドジノローニャを楽しむ上で、フライト&宿代以外に支払うべきものが2つあります。
🎫 環境保全税
TAXA DE PRESERVAÇÃO AMBIENTAL(TPA)
人数 x 滞在日数分を払います。5歳未満は無料。出発前にネットで支払ってQRコードを保存しておくと、島についてから空港での手続きがスムーズです。島を出る時も空港のセキュリティ前でも提示しました。
こちらのページ下部の[ PAGAR TPA ]から支払いに進めます。
🎫国立公園入園チケット
Ingresso para o Parque Nacional Marinho de Fernando de Noronha
こちらもオンライン購入でQRコードを保存しておき、Praia de Sanchoなど国立公園敷地内に入る時は都度提示が必要です。払っていない場合は、ICMBioという政府機関の事務所にわざわざ立ち寄る必要があります。
373レアルから(2025年2月現在) ブラジル国籍&在住者はその半額の186,5レアル。11歳以下と60歳以上は無料。
【持っていくと便利】+αな持ち物
持ち物についてはyoutubeで島に行ったことがあるブラジル人の動画を見て予習しました。普段の旅行の持ち物に加えて特に持っていって良かったものなどを紹介します。
歩きやすいスポーツサンダルかウォーターシューズ:岩場を歩くことも結構あるので、足にフィットするものがおすすめ。私は日本で買ったスポサン、夫はデカスロンで買ったウォーターシューズ、娘はイフミーの足を全部覆うタイプのサンダルを履いていきました。
ライフジャケット、シュノーケルマスク、フィンなど:既に持っている人は現地で借りる手間が省けます。我が家の場合は大人の分は船ツアーの時だけレンタルし、娘はスイムベストを持っていきました
プラスチックハンガーとたこあしハンガー:宿によって部屋のハンガーが少なかったり木製ハンガーで重かったりします。どこにでもかけやすく子どもの水着など小さいものを干すのに便利でした。

スナックや軽食:フライトの待ち時間、島巡りツアーの合間、ボートツアー中に少しずつ食べました。
虫除け、日焼け止めなど衛生用品:島にはスーパーや売店がありますが、島への運搬費もかかるため割高になっています。必要なものはできるだけ持っていった方がいいでしょう

【知っておくと便利】タクシー料金と支払いについて
島内のタクシーはエリアごとで金額が一律になっている。
AエリアからBエリアまではいくら、AエリアからCエリアまではいくら。事前に portal noronha (apple / google ) というアプリをダウンロードしておくと、アプリ内で料金をシミュレーションすることもできる。乗る前に運転手に「〜まではいくらですか?」と確認するのもよい。
またpixでの支払いが主流だったが、島内は電波が弱いです。(サンパウロではvivoの電波が主流だが、ペルナンブッコ州はTIMが強い、というのもネットが入りづらい理由のひとつ)
そのため下記のような支払い方法も可能。
例①:宿→レストランへの移動
宿に乗ったときにwi-fiが入っていれば出発前にpixで払う
例② レストラン→宿への移動
レストランにwi-fiがあれば①と同じように出発前に。ない、または接続が悪ければ、宿に戻ってから宿のwi-fiで支払う
タクシーを呼ぶには、宿やレストランを出るときに店の人に頼むこともできます。また、こちらのページからWhatsAppのグループに入って呼ぶこともできるそうです。
4. 行ったお店情報
お店の名前をクリックすると、Googleマップに飛びます。
🍽️Milagre do Boldró



インスタ: @mirantedoboldro
住所:mirante do boldró., Fernando de Noronha - PE, ブラジル
営業時間:月〜日 13:00〜22:00 (定休日なし)
🍽️Xica da Silva
有名店。島のメイン通りにあるので、私たちの宿からは歩いて行けた。オレンジジュースとキッズプレート(スパゲッティと肉or魚)あり。


インスタ:@xicadasilvanoronha
住所:Alameda das Acácias, 11 - Floresta Nova, Fernando de Noronha - PE, 53990-000 ブラジル
営業時間:月〜日 12:00〜23:00 (定休日なし)
🍽️Varanda
有名店。キッズプレートあり(ごはん&肉or魚ジャガイモのピュレ)パエリアは混んでいたからなのかパエリアだからなのか提供まで時間がかかったが、おいしかった。

インスタ:@varandanoronha
住所:R. Maj. Costa, 130 - Vila do Trinta, Fernando de Noronha - PE, 53990-000 ブラジル
営業時間:月〜日 12:00〜23:00 (定休日なし)
🍽️ Santo Deck
港の脇にある小さいローカルっぽいお店。

🍨Gelateria de Paradiso Noronha
お土産屋さん併設のアイス店。サンパウロでは見かけないフルーツの味も。空港や港にも小さなワゴンがあるが、島の真ん中のこの店舗が一番味の種類が豊富。



インスタ:@gelato.paradiso
住所:R. São Miguel, 176, Fernando de Noronha - PE, 53990-000 ブラジル
営業時間:11:30〜23:00 (定休日なし)
【おまけ】食べたかったけど食べ損なったもの "sashimi do dia"
その日釣れた魚を刺身にしてくれるレストランが数カ所ある。日本食レストラン以外でもあるらしく、釣り好きのガイドが、この辺でよく釣れて美味しい魚としてサワラを教えてくれた。その他、マグロやサバの仲間も釣れるみたい。
5: 感想
とにかく本当にキレイなビーチがいくつもあって最高でした!
島全体が観光地なので治安も良く、入島制限もあるのでハイシーズンの海ほど人がいないのでのんびりゆったり過ごせました。
フライトは乗り継ぎもあるので遠く感じますが、国内だけど海外に来た感じがします。世界遺産・国立公園なだけに、街や施設もきれいなところが多かったです。
バギー島巡りツアーやボートツアーなどアクティブな観光も、妊婦と幼児がどこまでついていけるかな少し心配でしたが、休みながら回れるので落ち着いて楽しめました!お金はかかるものの、夫は「ブラジル生活が終わるころにもう1回きてもいいな…」と言っていました。
島の南東ではトレッキングコースもあるそうで、小学生以上の大きいお子さんがいるファミリーは、もっと泳いだり歩いたりする楽しみ方もできると思います!