東京ボルシチと無花果チャツネのキーマカレーと玄米ごはん〜Soup Stock Tokyoから考えたこと〜
私は今、Soup Stock Tokyoで昼食をとっている。店内には、赤ちゃんから2歳くらいの子が3人いて、たまにぐずっている。
先日、Soup Stock Tokyoが「離乳食後期の全店無料提供」すると発表し、それに対し賛否両論が巻き起こった。私は、今日お店に来て賛成すると”今”決めた。ちなみに今日は、私ひとりで食事をしている。子どもはいない。
私が賛成する理由は、子ども歓迎で、子育てする人に優しいからではない。
単純にお店に入りやすくなったからだ。私は、これまでSoup Stock Tokyoに入れなかった。
理由は、大きく2つ。
まずは、花より団子の私は、スープじゃお腹一杯にならず、私の胃だと満足できない食事だったので、選ばなかった。
もうひとつは、私にとって敷居が高すぎた。初めてSoup Stock Tokyoを知ったのは、社会人になってから。だから収入も自分で得ていたし、少々お高めな価格だが、払えなくもなかった。でも、お店で食事している人たちは、おしゃれな人や都会でバリバリ仕事してそうな人たちばかりで、自分が入店することに気後れしてしまった。このお店に入るのは、雑誌に載っているような人しか入っちゃいけない気がしていた。
でも、今日一人で食事する機会が出来、このお店を選んでみた。そして、食事して思った。
なんでこれまで、店に合っていない私は、入っちゃいけないなんて自分で決めて、食事する機会を何度も逃してしまっていたんだろうって。
今、私は自分や家族のために食事を作る機会が多い。そんな時、ふっと誰かの手料理が食べたくなる時がある。それも、手の込んだ煮物、ゴロっと食材の存在感があり、温かい美味しい料理なんかが。
そんな気持ちも、今日の食事で満たされた。野菜や玄米ご飯を食べ、自分の身体に優しく出来た気もする。
それにしても、他人の子どもの声があまり気にならないのは、なぜだろう。私が子どもといる時は、周りを気にして子どもがグズらないようにするのに必死で、ご飯の味がまったくしない。
今日は久々に、美味しい外食ができた。今度もまた、ひとりで、来よう。
ごちそうさまでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!