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まだ中国製は心配とか思ってますか?
ノベルティやオリジナルグッズなどのものづくりに関して綴るnote。
今回は、中国でのものづくりについて書いてみます。
made in China に抵抗感ありますか?
made in China にどんなイメージを持っているでしょうか。
もしかしたら、安かろう、悪かろうというイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。
私も、この仕事を始めたばかりの8年前くらいまではそう思っている一人でした。
しかし、今ではその考え方が180度変わっています。
各分野で日本製を席巻する中国製品
はっきり言って、中国製の質の高さは日本製と同等、場合によってはそれ以上の場合もあります。
こちらの記事でも、あらゆる分野で中国製品が日本製品を席巻していると書かれています。
私はカメラが趣味で、カメラマンとして仕事をすることもあるのですが…カメラのレンズやライトなどの周辺機材、アクションカメラなど、中国製が席巻しています。私もいくつか持っていますが、品質が良いばかりかデザインもかっこよく、しかも安い! とてもありがたい存在なのです。
化粧品も、韓流コスメはだいぶ浸透しましたが、次は中国コスメが流行り始めていると聞きます。私はもともとドメスティックな化粧品会社出身なので海外コスメが流行るのはちょっと複雑な気持ちです。
中国工場の良さは、品質だけじゃない
本題の、ノベルティやグッズ制作における中国製です。
私は、もう10年くらいものづくりをしていますが、中国での制作をはじめたのは6〜7年前だと思います。多くの中国工場とは日本の代理店を挟んでやりとりをしていますが、一つだけ、直接やりとりをしている工場があります。
中国人の担当者とメールでやりとりをし(日本語です)、中国の銀行に支払いをして、荷物を送ってもらっています。
その工場は本革製品を専門に行っている工場で、今までにパスケース、ポーチ、コインケースなどなど多くのアイテムをつくってきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1664632970860-dSGhujmrtV.png?width=1200)
品質は、本当に文句のない仕上がりです。
縫製も、ロゴの型押しも美しく、安心感があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1664632982697-096II49xga.png?width=1200)
実は、それ以外にも中国工場を使う利点があります。
それは、「融通がきく」ということ。
圧倒的に融通がきくんです、中国工場は。
サンプルから本生産に向けて、急にお客様が数量を変えたいと言ってきた。形状を少し変えたいと言われた。
こんなことがよくあります。
こういう時、日本の工場よりも中国の方が柔軟に対応してくれる場合が多いです。
(あくまで私の主観ですので、柔軟な日本の工場もたくさんあると思いますが)
言葉の壁があるので細かいニュアンスが伝わりにくい、納期がずれ込む場合がある、コロナや戦争の影響で物流が不安定になる、など…もちろん問題も多々あります。全てがスムーズにいくわけではありません。
それでも、金額と品質、先ほどの柔軟性などを加味して考えると、私は積極的に使いたいと思っています。
まだ日本製じゃないと不安とか言ってるの?
なぜこんなことを書きたかったかというと、今でも時々、中国で制作するというと難色を示すお客様がいらっしゃるからです。
「中国製=安かろう、悪かろう」という意識が強く残ってしまっている方がまだまだいるのですよね。
もちろんお客様のお好みですので、無理強いはしません。
ただ、同じものをつくりたい場合に、中国工場と日本の工場では倍以上値段の差が出ることも珍しくありません。
目的が「良いものをつくりたい」ということなのであれば、ぜひ中国での制作も検討していただきたいと思っています。
やたらとmade in Chinaを推しましたので、また後日、中国とのやり取りでの難しさ、対処法についても書いてみたいと思います。