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骨髄バンクや献血の存在を知ってください。

こんな記事をを見かけました。骨髄ドナーの体験談です。

私の母は、白血病でした。急性骨髄性白血病というものです。
他にもいろんな病気をしていて、若くして亡くなりました。

ですが、骨髄移植をしたおかげで少し長く生きることができました。
(明確には造血幹細胞移植というみたいです)

母が骨髄移植をするときは 幸いにも親戚のHLA(遺伝子の型のようなもの)が一致し、その方がドナーになってくれたため、骨髄バンクを利用する必要はありませんでした。

HLAは兄弟では一致することが多いと聞きますが、親子間では一致率が低いようです。現に母のドナーは、母の弟でした。

きょうだいであればHLAが一致する確率は4分の1ですが、親(または子)とHLAが一致する確率は約30分の1です。きょうだい・両親以外でHLAが一致する確率は、血縁ではない方とほぼ変わりませんので、きょうだいとご両親が一致しなければ、移植のためには骨髄バンクもしくは臍帯血バンクに登録してドナーを探すことになります。

https://www.ncchd.go.jp/hospital/sickness/children/donor.html


現代の日本では核家族化(というよりは、子供も設けても一人っ子という選択を取る家庭が増えている?)が進んでいるため、兄弟がいない場合は家族間でHLAが一致しないことがより多くなっているかもしれません(これはあくまで私の推測です)。

そのため、骨髄バンクが非常に重要だと考えています。

ですが、たとえ骨髄バンクでHLA型が一致するドナー登録者が見つかったとしても、 断られることがある・ドナー側としては仕事や健康状態などの理由で提供を断念される方がいるようです。

個人的には、やむを得ない事情がある場合に関して、早い段階であれば、提供を断ることが必ずしも悪いことだとは思いません。詳しくは下記の引用の内容や引用元をご覧ください。

候補になった時点や、確認検査の段階ではお断りいただく事は可能です。ただし、確認検査の結果、提供ドナーとして選ばれると、最終的な提供のご意思の確認をします(最終同意面談)。そこで最終同意書にご署名いただくと、患者側は移植が受けられるという前提で移植の準備を進めます。特に移植のおよそ2週間前からは最終段階となる前処置(※)に入るため、それ以降にドナーが同意を撤回すると、患者の命にかかわることもあります。提供するかどうかは、早い段階からよくお考え下さい。

https://www.jmdp.or.jp/qa/donation

しかし、より多くの人がドナー登録していれば、選択肢が増え、たとえ一度断られたとしても次の希望が生まれるのではないかと思います。

だからこそ、1人でも多くの方に骨髄バンクの重要性を知ってもらい、ドナー登録する人が増えてほしいと強く願っています。

また、生前の母は絶えず輸血が必要な状態にありました。
多くの人の献血のおかげで生かされていたのだと思います。 ですが、骨髄バンクのドナー登録だけでなく、献血のことも、正しい情報を知らない人が沢たくさんいます。

正しく情報を得ることができず、バンクへの登録や献血を断念する人も多いはずです。
骨髄バンクや献血について多くの人が正しい知識を身に付けられるようになれば、もうすこし救われる人が増えるのではないかなと思います。

わたしは持病により、ドナー登録も献血もできません。だから、わたしができることは、「知ってほしい」を伝えることです。

より多くの人に骨髄バンクや献血について知ってほしい。



母が治療していた当時の記憶だけでなく、下調べをしてこの記事を書いています。間違った解釈や記述があればご指摘お願いします。

骨髄バンクや献血についてすこしでも興味があれば、以下のサイトにアクセスしてみてください。

骨髄バンクの登録や詳細について


献血の詳細



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マツナガミキ
三重県で、シンガーソングライターをしています。代表曲は「ひかりとつき」など。サポートや投げ銭でいただいたお金は制作機材やサイトなどの維持費充てています。応援よろしくどーぞ!!!