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脳死で書くが

脳死で文章を書くことが好きだ。
脳死で歌うことが好きだ。

能動的に好きなものがそれなんだと思う。
考えて動くのが苦手なのだろうと思っている。

わたしには「語れるもの」がないと思っていた。
全ては能動的に動いているから。考えて動いていないからだ。
何かに特化しているわけでもないし、好きなことをして生きているだけだ。
それでいいのだろうか、好きだけで生きていいのだろうか。

ただ、わたしは自分に集中力がないものだと思っていたけれど
そう、脳みそを使っていないものだと思っていたんだけれど。
今このノートを書いている瞬間、すごい勢いで集中している気がしている。
好きだから、これを書く。
書いている間はまわりの音とか声とか怖いものが何もなくなるから、か。

今は文章を書くことだけれど
中学生の頃なんて音楽だけだった。
縋るようにして生きていて、それでしか生きていけないと思っていた。
曲なんて脳死で書けると思っていたけれど、かなり気を遣っていたのかもしれない。

でも違ったんだな、わたしはこれには集中できるんだな、
これだけは、集中できるのだと思った。

これを大事にして生きていこう。
好き、かつ自然と集中できるものを大切に。




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マツナガミキ
三重県で、シンガーソングライターをしています。代表曲は「ひかりとつき」など。サポートや投げ銭でいただいたお金は制作機材やサイトなどの維持費充てています。応援よろしくどーぞ!!!