AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C03) に合格しました
先日、AWS Certified Solutions Architect - Associateに合格しました。
前回合格したクラウドプラクティショナーに引き続き、資格取得の体験記を書いてみたいと思います。
私のAWS経験
AWSの業務経験は殆どありません。
また、その他のAzureなどのクラウドサービスについての経験はなく、クラウドビギナーな業務経験です。
1ヶ月ほど前にクラウドプラクティショナーを取得しました。
学習期間・学習方法
学習期間は1ヶ月ほどです。1日平均2時間ほどは確保できたと思います。学習の合計時間はざっくりですが、60時間くらいと思います。
Cloud Practitionerを合格してからすぐにSolution Architectの勉強を始めたため、Cloud Practitionerで学習したことを活かせたと思います。
学習に利用したコンテンツは以下の通りです。
Udemy講座:【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
Udemy問題集:【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
Ping-T WEB問題集:AWS ソリューションアーキテクト - アソシエイト(SAA-C03)
AWS Skill Builder:AWS Certified Solutions Architect – Associate Official Practice Question Set (SAA-C03 - Japanese)
【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
まず取り組んだのが、Udemyの資格突破講座です。
クラウドプラクティショナー取得時には、全くAWSのサービスを触らなかったこともあり、今回はハンズオンを行いながら学びたいと思っていました。それにうってつけの講座がこちらのUdemy講座です。
試験対象のほとんどのサービスに、ハンズオンで触れることができます。サービスによっては実際に利用すると料金が発生しますが、極力料金がかからないように講座が組まれており、安心して受講できます。私はすべてのサービスを触ることはしませんでしたが、実際の画面上の操作を視聴するだけでもイメージが湧き、理解の助けとなりました。
フルで視聴すると40時間以上のボリュームですが、基本的に1.5倍速〜2倍速で閲覧し、気になるサービスは実際にAWSのコンソールで手を動かしながら理解を深めました。(クラウドプラクティショナーで把握済みの箇所は視聴を割愛したりしていました。)
※後述する模擬試験問題集を含め、Udemyは頻繁にセールをやっているため、セールのタイミングに購入することをおすすめします。
【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
次に、クラウドプラクティショナーでもお世話になった、Udemyの模擬試験問題集に取り組みました。全6回分が収録されていますが、最後の6回目は旧版の試験仕様になっていたため、私は最後の6回目を除いた5回分を2週しました。
ソリューションアーキテクト試験は、クラウドプラクティショナー試験とは違い、文章を読み解く力が必要となります。そのため、1週目はしっかり時間をかけて理解することに専念しました。具体的には、回答の根拠を説明できるまで解説を読んで理解するようにしました。
1週目の正答率は60%くらいだったので不安になりましたが、Udemyの問題集にも「■一発合格している作者でも”難しい”と感じた癖のある問題を中心に構成」と記載がある通り、本番試験に出る問題の中でも難易度の高い問題で構成されています。そのため、この問題集がしっかり解けるようになれば、かなり自信を持って本番に臨めるようなると思います。
2週目は1週間ほど間隔をあけて取り組み、正答率は85%くらいでした。
回数をまわせば得点は上がると思いますが、問題文を覚えて脳死で回答するような勉強方法になるのを避けたかったため、回数をまわすよりもじっくり時間をかけて理解するようにしました。
AWS Certified Solutions Architect – Associate Official Practice Question Set (SAA-C03 - Japanese)
Udemyの問題集を2週した後、Skill Builderの模擬試験問題を受験しました。
クラウドプラクティショナーの体験記でも書きましたが、本番レベルの問題が20問用意されており、現時点でのレベルを把握することができます。
初見での正答率は75%で、合格ラインギリギリでした。あまり覚えていなかったインスタンスタイプを問う問題や、汎用SSDやプロビジョンドIOPSなどの性能を問う問題も含まれており、これらをあまり重要視していなかったため、回答ができませんでした。
Udemyの問題集で、問題文から要件を読み解く力はある程度ついていましたが、一方で単純な暗記系の問題に対応できていないと感じました。
Ping-T WEB問題集:AWS ソリューションアーキテクト - アソシエイト(SAA-C03)
Udemyの問題集だけで受験することも考えましたが、やはり出題範囲が広いことから幅広い分野の問題に触れたほうが良いと思い、Ping-TのWEB問題集を解くことにしました。Ping-Tは無料で600問以上の問題を解くことができます。問題には本番に近いレベルの問題と、本番ではあまり出ない知識のみを問う問題があります。
私は本番ではあまり出ない知識のみ問う問題も含め、664問(当時)をすべて解きました。やはりここでも暗記系の問題に弱く、1週目の正答率はトータルで75%くらいでした。隙間時間を中心にやっていたので、集中を欠いた凡ミスで正答率が下がった面もあると思いますが、Udemyの講座でサラッとしか触れられなかった分野(ECS、EKSなど)は回答できないことが多く、やって良かったと思います。
間違えた問題だけ2週目も行いました。
最後にもう1度模擬試験の内容を確認後、受験して無事に合格できました。
勉強法を振り返って
前回のプラクティショナー試験後、ハンズオンを増やしたいという思いがあり、その通りにできて良かったと思います。
私が今回取り組んだUdemyの講座とPing-TのWEB問題集は、他に体験記を書いてくださっている方々もおすすめされている方が多く、実際に私もやってみましたが無駄だったと思うものはなく、概ね良かったと思います。
資格を取得して良かったこと
ハンズオンを通じて理解が深まった
資格を取得してというよりは、ハンズオンを通じた学習をして良かったと思います。プラクティショナー取得時と比べて、資格取得を通じた理解度がまったく違うものになっています。今後もハンズオンを通じて理解することを心がけていこうと思います。
AWSが推奨する基本的なアーキテクチャを理解できた
可用性の高い設計、パフォーマンス効率を高める設計、マイクロサービスを実現する設計など、AWSが推奨する設計を理解できたことで、今後AWSに携わる場合はもちろんですが、AWS以外にも活かせると思いました。
AWSを実務で使ってみたくなった
AWSについてまだまだ学ぶことはありますが、実務でも機会があればAWSに触れてみたいと思うようになりました。
次の目標
先人の方々の情報では、Solutions ArchitectのProfessionalを先に取得する方と、Associateレベルをすべて取る方が多いようです。
私は普段の業務で開発をすることが多いので、AWS Developer Associate を受けるか、AWS Certified Solutions Architect - Professional のどちらかにしようと思っています。