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私がオンライン日本語教師を始めようと思った理由

今日は、私の副業のひとつである、オンライン日本語教師を始めようと思ったきっかけについて書こうと思います。


私は元々養成講座を受講後、関西の中国系の日本語学校で、非常勤として2年間働きました。
その学校は9割が出稼ぎ、授業中寝る、帰る、飲酒、飲食と言ったネタにつきない学校。
新人に対する指導等何もない学校で、先生たちは日本語学科卒、教授歴30年以上のベテラン勢の先生ばかりでした。


あまりにも私が可哀想に思ったのか、教案を見てくれたり教え方を無料で指導してくださる先生がいたおかげで(その方は主任でもなんでもなくベテランの非常勤の先生)何とかやっていけましたが、日本語学校に取り巻くネガティブな空気、Twitterも然り、給料が安く生活は不安定、休みの日返上で授業準備。


希望をもって始めたはずなのにどんどん疲弊していくし、周りが既婚者の先生ばかりだったのも惨めに思えたり。。教えることに自信が持てないことやこの仕事に将来性を見出せなくて、想像以上に心を病んでしまいました。
そして、たった2年働いただけで逃げるように日本語教育とは離れました。


思えば嫌なことばかりではなかったのですが、嫌なことって良いこと以上に心に残りますよね。その当時は日本語学校や学生にまつわるもの、何もかも全てに疲れ果ててしまいました。

その後、フィリピンで英語をもう一度勉強し、ベトナムで再就職したのですが国が変わっても会社員の生活は特段変わりません。
コロナで会社自体の存続が危ういとき、お給料が5,6万円になりました。

そのとき、自分が全く何のスキルもないこと、稼ぐ力がないことを痛感し、帰国後あれこれと考えた末、自分にできることはやはり教えること、というのを思い出しました。

コロナがきっかけで多くの人の働き方が変わり、オンラインで日本語教師をする人が急増。私が日本語学校にいた頃もオンラインはありましたがやはり対面の方が主流でした。

今ほどプラットフォームもないため、1コマの給料も安く、特に注目されていなかったように思います。
その当時はitakiの存在すらしりませんでした。

それから時代が変わり、オンライン講師が増えたお陰で、学校以外の選択肢としてかなり働きやすくなったように感じます。

また日本語をオンラインで教えながら世界中を旅している先生をTwitterでみつけ、その方の生き方に憧れを抱いたことも大きなきっかけです。

私もこの人みたいになりたいー。

その思いが私を突き動かしました。

そこで私はリゾートバイトで働きながら空いた時間で準備を進め、7月にデビューし、今に至ります。
7月から始めた現在、2プラットフォーム合わせてもうちょっとで500回になるかというところです。正直、少ないと思いますが、これは、少ないながらも私のことを気に入って継続してくれる学習者さんのお陰です。


オンラインで教え始めてから本当に人生が豊かなりました。
勇気を出して始めて良かった!
これはこれから始めようと思っている人たちにも言いたいことです。

皆当たり前ですが、皆日本語が好きだったり、興味を持っていたり、自分でお金を払っているのでやる気のある人たちばかり。
今まで出稼ぎ目的、授業中は就寝時間の人にしか教えたことがなかったので、ある意味で本当に日本語教師をやってよかった、と今更ながら実感しています。


また私の場合、自分と共通の趣味がある学習者さんが比較的集まっているので、世界中に友達ができたようでそれも心の豊かさにつながっています。

オンラインの個人レッスンのいいところは、他の先生たちも言うように、自分と合う学習者さんに教えることができること。
日本語学校のように、言うことを聞かない学生やわがままな学生に神経をすり減らす必要はありません。

もちろん、授業の準備は必要なので巷で言う、”簡単に楽に稼げる仕事”ではないと思いますが、「面白い」「楽しかった」と言ってもらえると、自分の存在意義にもつながります。


今まで仕事は”辛くて我慢するもの”と思っていましたが、日本語を教える仕事に関しては楽しい、と思えているので自分には合っている仕事だと思います。

もう二度と日本語教育界には関わりたくないとまで思いましたが、今度は逃げずに、継続して続けていけるようにしていきます。

そしてできれば・・もうちょっと収入を増やしたいところですけどね。













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